詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

八月

2010年08月06日 | Weblog
八月はいつも遠い季節
労災隠しやパワハラやセクハラや
あらゆる違法行為を取り上げようとしない
労基監督署エリート課長の禿頭を見飽きた季節

首切りのあとには
また子供時代みたいにトンボばかりが舞い飛ぶ空

八月はまるで
逃げ水の道端に倒れて寝転び
蒼穹を見上げていた自分だった

八月はいつも
遅すぎる夜を連れてくる
ヒメジョンの道だった

ぼくら
差別されるものに相応しいのだというように
群星と
夜光虫とでいっぱいの
輝く夜の海だった



夏に読みたくなる作品たちー無料電子図書館よりー

2010年08月05日 | Weblog
少し前の日記に、「青空文庫」には反戦文学はほとんど皆無と書いたが、調べてみると結構多くの反戦文学があったので訂正したい。
正確に言うと、軍人や戦場を舞台にした文学がほとんど皆無というのが正しい。
その他にも、著作権がまだ切れていない若手の作品が多いのに驚いた。

◆変わった作品(「1984」や「オズの魔法使い」)が多いサイト『プロジェクト杉田玄白』はー「ここ」http://www.genpaku.org/

(1)夏に読みたくなる作品たち
①中島敦(技巧を感じさせない天才的作家)ー「ここ」
②伊丹万作(昭和初期に活躍した映画監督。俳優の伊丹十三は実子、大江健三郎は娘婿)ー「ここ」
③山中 貞雄(1937年、傑作『人情紙風船』公開日に召集令状を受け、中国戦線に赴き28歳で死去)ー「ここ」
④夏目漱石(明治を知るには「三四郎」や「それから」)ー「ここ」
⑤宮沢賢治(鳥と星の壮大な神話「銀河鉄道の夜」)ー「ここ」
⑥南方熊楠(国家神道に反対した「神社合祀に関する意見」)ー「ここ」
⑦正岡 子規(一番好きな物書きはやっぱり)ー「ここ」

(2)反戦的文学
①石川啄木(ローマ字日記が面白いんだけど)ー「ここ」
②伊藤野枝(関東大震災後大杉栄とともに甘粕憲兵大尉に虐殺)ー「ここ」
③違星北斗(アイヌ民族を代表する歌人)ー「ここ」
④金子ふみ子(大逆事件のひとつの朴烈事件被告)ー「ここ」
⑤金 史良(日本軍に徴用された朝鮮出身兵の慰問団一員として中国で脱出し、朝鮮義勇軍に参加)ー「ここ」
⑥小林多喜二(「一九二八年三月十五日」が好きだ)ー「ここ」
⑦葉山 嘉樹(「海に生くる人々」は多喜二に「蟹工船」を書かせた記念碑的作品)ー「ここ」
⑧原 民喜(被爆体験の物語が多い。開高健氏とは親友だったらしくしばしば登場)ー「ここ」
⑨本庄 陸男(故郷北海道というと彼の「石狩川」を思い出す)ー「ここ」

(3)面白かった著作権切れ前の若手
①青木 栄瞳(饒舌過ぎるけど可愛らしい)ー「ここ」
②秋野 平(70年代ロックについて)ー「ここ」
③市川陽(時は1964年・・放課後のロックンロール・パーティ)ー「ここ」
④岩本良子(20年間の学習塾での子供たちとの触れ合い)ー「ここ」
⑤植松眞人(関西生まれてテンポよくユーモア満載)ー「ここ」
⑥大久保 ゆう(チャペックからドイル・カフカまでの翻訳作品)ー「ここ」
⑦菊地美範(マッキントッシュに関わってきたデザイナーの身辺を記したコラム)ー「ここ」
⑧グリーン ジェイムズ(英訳の種田山頭火句集)ー「ここ」
⑨栗林元(格闘技系青春小説)ー「ここ」
⑩小泉英政(成田空港建設反対運動で三里塚へ、現在も成田空港第二期工事用地内で有機農業を)ー「ここ」
⑪高良とみ(タゴールの訳詩集)ー「ここ」
⑫西川 光男(突飛もないSF)ー「ここ」
⑬長谷川 集平(多作受賞作多数の絵本・童話作家)ー「ここ」
⑭畑仲 哲雄(愉快なネットについての物語)ー「ここ」
⑮林 清俊(貴重なSF、ハードボイルド、ユーモア物等の翻訳)ー「ここ」
16 早見 秋(レズビアンについて知りたい人は)ー「ここ」
17 平田 剛士(故郷近くの岩内原発について。その時の知事は社会党横路なんとか)ー「ここ」
18 hiro(名作選集に取り上げられることの多いミドルトン リチャード・バラムの翻訳)ー「ここ」
19 藤下 真潮(SF好きは見逃せない)ー「ここ」
20 藤本 和子(中東料理について面白い)ー「ここ」
21 水上 茂樹(医学史専門家の翻訳)ー「ここ」

五年くらい前ブログを始めた頃の詩

2010年07月24日 | Weblog
首切り (マスコミでは洒落て「リストラ」ともいう)
つい先日 トヨタグループに続いて
創価学会系企業からの首切りだった
この奴隷国家では 
もはや誰もが生きる権利が残されていないが

トヨタ方式のリストラ方法はー
グループ内の人事・総務責任者が
定期的に集まっての共産党対策や著名人を呼んでの勉強会
極秘の「要注意人物ブラックリスト」の検討会
誰それが何月何日にどこへ行って誰と会ったとかの報告会

共産党員や他の左翼やなにかの反体制的運動をやった人々のリストが
コンピュータシステムを寄贈した警察署等との間でやり取りされる
会社への反抗度から 交友関係図式
(「それ見りゃスパイは一目瞭然!」とうっかり口をすべらせてしまったので
リストラ後に共産党からは見放され
警察からは目をつけられてほとんど毎日パトカー等尾行つき
散弾銃でフロントガラスが弾痕だらけになったことも

ブラックリストの内容はというと
借金・貯金額から趣味やセックス内容から
本人ですらうろ覚えの家族の車ナンバー
通院・病歴や病院での診察内容や言った事まで
僕もリストラされた何人かの上司も
「病院でなんで会社の秘密をばらすんだ」と
もっと上の上司からの大目玉

過労死や突然死や自殺も多かった
団体割引の生命保険ウン千万円が
濡れ手で粟で入ってくるのでお偉いさんたちのドンちゃん騒ぎ
「とうとうあの邪魔者もくたばりやがったか!」
ウン千万円の臨時収入

トヨタでは一番の出世コースの組合もまた
組合費で接待ゴルフや海外旅行は日常茶飯事
僕はといえば満期の生命保険を受け取り拒否したので
出世コースから外れて窓際族になってしまった
あの時受け取っていたら
課長や市議くらいにはなってたのかも

以前はまだまだ穏便だったトヨタ方式首切り方式
仕事を与えず 配転先で「あいつはアカだから話すな」とか
中高年社員や女子社員を一列に並ばせて退職するまで芝生のゴミ拾い
トイレの時間や回数をストップウオッチで測定
僕の場合は手かざしの新興宗教に連れて行かれて「狐がついてる」とか
逃げ出した女子社員を皆で取り押さえて引きずりまわし 
「山口系暴力団の殺し屋に注意しろ」との脅迫
でもそれを僕に告げたのは
同郷の上司だったので親切な忠告だったのかも・・

創価学会系企業の方は
社会貢献や 悩める人々の救済どころか
税金ネコババ官僚ども顔負けの
汚れた金のマネーロンダリングや 
政党・政治家へ渡される我々の血税の守銭奴への上納
この国の腐りきったすべての宗教団体同様の
人間など虫けら同然と見なしてのやりたい放題
宗教団体の利益よりも
一人一人の人権こそもっとも大事なものであるはずなのに

半年くらい仕事を与えず
電話も受けるな 掃除もするなと
そして公然と目の前で僕の悪口を言い
「首にする」「早く辞めろ」の毎日
自分らの私利私欲しか眼中になかったトヨタでさえ
「掃除をやってます」とか
「母の介護が出来なくなるので出向できない」とか
という事は認めざるを得なかったというのに・・
法務官僚がリストラのために天下ってくるまでは・・

詩 蝉時雨

2010年07月18日 | Weblog
まるで敗残の兵のように
目覚めると
木漏れ日から降る一面の蝉時雨だった

いつからだったんだろうと
見上げながら尋ねても
あと数時間のいのちかもしれない蝉たちには
そんな時間などない

自転車の子供たちが
大声の競争しながら駆けてゆく
まるで
白い犬を連れた
チェーホフの奥さんたちも

この神社もまた
誰かの鎮魂のための神社
鎮魂など未来永劫必要ないという
アナキストに覆いかぶさる樹々や木漏れ陽

腐れかけた木のベンチへと
見上げる空や地を這う蟻たち
甚平の上着を枕に
パンツ一枚で寝そべってるのは
この世に生まれてきての
最高の楽しみのひとつ

井上ひさしと野坂昭如

2010年07月14日 | Weblog
の住んでる街の図書館には、どうしてなんだか・・井上ひさしさんの本が入ってすぐにどんと置かれてる。大好きな作家なのでとても嬉しくなってしまう。

井上ひさしさんの自伝的作品はとても面白い。そして哀しくなってしまう。なんだか「リトル・ツリー」みたいなアメリカ先住民族の物語みたいだなと思う。
彼だけは短編もいいけど、長編がもっといいなと思う。
たとえば、「東京セブンローズ」の抱腹絶倒。

野坂昭如の「エロ事師たち」は何度読んでも、素晴らしいなと思う。
風俗の極限・・ともいえるのでは?その魂では・・


飲みすぎると時々歌う歌「パチンコパチンコ」(憂歌団)

2010年07月05日 | Weblog
パチンコ! パチンコ!
それは今では、韓流ドラマかもしれないけど・・

なんといっても、日本人のほとんどの先祖達が朝鮮半島からやってきたので、仕方ないことだけど・・

僕はこの列島最北の列島先住民の子孫だけど、血統がどうとか、DNAがどうとかは・・くだらない事だ。

これまで生き延びてきたすべてのいのちがすばらしいのだと思う。
すべての生命に乾杯を!

「漱石文学」についてー

2010年06月30日 | Weblog
「三四郎」(明治理解には最適作品)がいちばん好きだけど、自伝的作品「道草」「それから」も面白かった。

漱石というと、いつも連想するのが親友正岡子規の言葉ー
《この時余が驚いた事は、漱石は、我々が平生食う所の米はこの苗の実である事を知らなかったという事である。・・・
もし都の人が一疋の人間になろうと云うのは、どうしても一度は鄙住居(ひなずまい)をせねばならぬ。》(『墨汁一滴』より)

エンジェル

2010年06月24日 | Weblog
エンジェル
この世界を知ったときに
きみ以外のなにひとつ
愛せなかったこの世界

エンジェル
いつまでも風の中を
きみと歩いてゆきたかった
きみ以外など
もう愛せなかったこの世界

エンジェル
きみが遠く去ってから
なんて淋しいこの世界なんだろう
なんて偽りだらけのこの世界なんだろう

エンジェル
まだきみは生き延びているのかい
エンジェル
ぼくはそろそろ
この世界にはおさらばのとき

管総理と閣僚の大半は発狂したのか?

2010年06月21日 | Weblog
管総理の記者会見をちらっとニュースで観たが・・とてもまともとは思えない内容だった。
深刻なデフレという言い出しっぺは管総理だったし、デフレ克服のためには、増税ではなく税的負担減が必要であり、国よる財政出動(八ん場ダムのような天下り官僚や利権政官財のためのではない公共事業)が必要だというのは誰も反対できない国際的な常識である。

それでは何故、管総理や玄葉や仙石や枝野や前原や野田等の政治家たちはこれほどまでに発狂してしまったのだろうか?

その理由は多分ー
①マニュフェスト内容の換骨奪胎だ・・という批判を逸らして、マスゴミを味方に。
(輸出大企業は法人減税や消費税からの輸出払い戻し税で消費税のほとんどを強奪)
②その消費税増税分でさらに米国債を買わせ、日本国を徹底的に収奪・破壊したいという米国やいIMFの陰謀
③国民の生活や国の未来よりも、自分たちの利権を最優先する国家官僚・企業官僚・政治屋・大金持ちや彼らの代弁者のマスゴミの目先の私利私欲

選挙に勝つ気がない嘘つき宦官(管官)内閣

2010年06月18日 | Weblog
候補者のほとんど(特に新人)は、小沢さんのお眼鏡にかなった人物ばかりなので・・できるだけ落選して欲しいのだろう。

それで足りない分は、国民新党を追い出して、みんなの党等の似非新党を与党にではと思う。

ただ民主党に勝たせると、選挙前の管総理の消費税増税案に賛成したんだろうということになるのかもしれない。

先の選挙での民主党の公約を実現させるためには、民主党ではなくて、社民党や国民新党に期待しなければならないという倒錯した状態に。

二枚舌カメレオン管や官僚・大企業・米国の使い走り子ネズミども(小泉の弟子達)と決別すべきだ!

2010年06月11日 | Weblog
理想を高く掲げる・・小沢氏や社民党や国民新党亀井氏や田中真紀子氏や田中前長野県知事や鈴木宗男氏等たちが、たとえ、政治的や生命的に破滅させられても・・それは価値あることなのではと思う。

共産党も、戦前のようなファシズム化を目指す・・検察警察の裏金・守秘義務違反等の違法行為や、冤罪の原因の取調べ可視化で協力すべきだ!

後世の日本人や世界は、それらを理解し、おそらく共感することだろう。

最後の決戦の時がいよいよ近い。
弱肉強食&売国奴小泉政治を継承する前原・野田グループや、最後の最後に彼らにくっついた管・鳩山グループのできるだけの落選を祈るばかりだ。

市場を循環しない死に金ー官僚の裏金・埋蔵金と企業内部留保と天下り公共事業は総額約1千兆円

2010年06月10日 | Weblog
民主党議員の一割程度の前原・野田派という反革命スパイ派と労組貴族グループが閣僚のほとんどを占めていて、全議員の半分近くを占める小沢グループが皆無というのは、もはや一部勢力によるクーデターや独裁と呼ぶべきではないのか?

何故なら、先の選挙で有権者が選んだのは、鳩山代表と小沢幹事長や、社民党・国民新党との連立や三者が合意したマニュフェストであり、それへの共感がこの三党の圧倒的な勝利をもたらしたからだった。

驚いたことに、管氏は「奇兵隊内閣」だという。高杉晋作への冒涜なので、ただちにその発言を取り消してもらいたい。
高杉晋作奇兵隊とはー
侵略・略奪しか眼中にない外国軍隊(現在ではアメリカ)や、それに従属するばかりの徳川幕府(現在の国家&企業官僚や大マスコミ)や、それと戦う気力も力もない藩の高給武士(地方公務員か)に対抗して、身分に関係なく作られた革命軍である。

税金についても嘘八百を言ってはいけない。
自公政権で、減税すべきでない減税(消費税増税分で、富裕層の所得税・相続税や法人税を減税)をやって、減税すべき減税をやらなかった(食料品消費税減税等・・)のが、今日のデフレや、貧富格差増大の原因である。

官僚機構の裏金作りや埋蔵金(特別会計)で、数百兆円。
諸々の減税や非正規社員化での大企業の内部留保は二百兆円以上。
郵政疑獄までの郵政等の国民共有財産を食い物にしてきたのが同じく数百兆円。
○○ダム等の利権政官財が食い物にしてきた税金は・・天文学的数字だ。

~10年05月度のコラム一覧~(事情があって二週間振り)

2010年06月05日 | Weblog
1日…革命(合法的・平和的)が進行中ー「ここ」
2日…民主党の将来のマニュフェストとはー「ここ」
3日…~10年04月度のコラム一覧~(◆→自作詩、◇→文学関係)ー「ここ」
4日…ー昨年後半以降のコラム一覧&アメンバーブログで金星・銀星をもらった記事一覧ー「ここ」
さらば忌野清志郎!&究極のばら撒きをー「ここ」
5日…詩 テロリストー「ここ」
6日…日本人と日本列島の秘密:世界最古の文明・文化、並立的王権と様々な差別形態ー「ここ」
7日…詩 ブランコー「ここ」
8日…詩 深夜のナイフー「ここ」
9日…詩 ふるさとー「ここ」
「独裁者」、チャップリンの魅力&日本人劣等化計画を防ぐためにはー「ここ」

10日…無人島に一冊持っていくなら、「バトルランナー」(映画は糞)ー「ここ」
11日…黒澤明の本2冊読了ー「ここ」
12日…「巨人と少年ー黒澤明の女性たち」(尾形敏朗)読了ー「ここ」
13日…黒澤映画の秘密の半分ー「ここ」
14日…詩 かけがえのない場所ー「ここ」
15日…詩 ひばりー「ここ」
16日…種子島ロケット発射基地を観てたらー「ここ」
詩 川ー「ここ」
17日…ファシズムのための真打ちがやっと登場ー「ここ」
18日…黒澤明監督の好きだった映画監督&ファシズムの両輪の一つの裁判員制度ー「ここ」
19日…このままでは共産党はファシズムを推進したと後世史に残るのかもー「ここ」

20日…そぼ降る雨にー「ここ」
21日…松田優作&小沢氏冤罪事件の真相-「ここ」
22日…裁判とはなんなのか?-「ここ」

臨死体験

2010年05月19日 | Weblog
少女時代のそれ以来、死者が見えるようになったり、火の玉が見えるようになったり・・カラスの言う意味がわかるようになったという亡き母の言葉を今でも信じている。

自分については、三度もの臨死体験を経験したのにそんなことは皆無だった。
ただ死んで行こうかと思った時に、まるで走馬灯のように過去の出来事が浮かんで・・どうしてもっと真剣に生なかったんだろうかと思った。

人類最古の文化のシャーマンが残ってる地域では、今でも臨死体験が細々と残っている。
日本人もまた、三日間ぐらい子供を神聖な土地へと、その子供を独りで置き去りにすべきなのではと思う。

かけがえのない場所

2010年05月14日 | Weblog
かけがえのない場所は
いつでも どこにでもある
誰にでも どんな動物にも

子供時代のぼくのそれは
ポプラ並木道を登った先の
はるかな昔先住アイヌ民族が
そこへと鹿を追い詰めて追い落したという
断崖の上の給水タンク

十メートル以上もの給水タンクの上からは
浜に沿った街と海とが一望できて
きみが家へと帰ってゆくのを

後ろの丘を振りかえれば
そこには
いつものせせらぎと小さな木橋
まるでゴッホの跳橋と
一面のタンポポの草原