詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
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沖縄を理解する一冊ー「日本の神々」谷川健一

2007年01月31日 | Weblog
昨日の昼休みに再読したのだが、沖縄の伝統・歴史・文化・宗教についてほんとうにわかりやすく書かれている本だと感じた。

東立(あがりた)ち雲(ぐむ)や
わが妹神(うない)でむね
引かぎやたぼり
妹神(うみない)がなし
  ー東のほうに湧く雲は自分の妹神(うない)だ。引き上げたまえ、尊い妹神よー

《姉妹が兄弟の守護神であるという信仰は南島にひろく見られる。兄弟が船旅に出るとき、姉妹は髪の毛や手拭を贈って航海の安全を祈った。・・小野重朗は「おもろさうし」に恋歌が少なく十三首しかないがあ、そのうち六首までが、オナリとエケリの恋を主題にしたものであるという・・》

今頃が一番、僕の大好きな凍雪の季節の・・北海道を理解するための一冊は結構難しい。
僕自身が独断と偏見で選ぶ一冊はー生まれ故郷に近いせいもあって・・伏字だらけの小林多喜二の小樽での労働争議や拷問等を扱った「19○○・・」(詳しい題名はちと忘れた)という小説だ。
開拓の苦労については「約束の土地」が面白かった。
もちろん北海道・本州北部・千島列島・樺太の先住民族のアイヌ民族のユーカラも欠かせないけど。