詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

11月の詩  本当の青空

2021年11月02日 | 四要素論

北海道にいたときは

空には満天の天の川銀河が流れ

時々はそこを人工衛星やufoが

横切ってゆくもんだと思っていた

 

けれども内地にやってきてからは

懐かしい天の川どころか

星空を見上げることもまれだ

 

この世に生まれてから

最初に読んだのが「モヒカン族の最後」で

二番目が「アマゾン号とツバメ号」だったというのに

 

音もなく葉を翻すポプラの彼方の

岸壁近くの君の家を

いつだって見つめながら