詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

十一月の詩(1)   道標(ブログの表示がおかしいので詩連毎に番号を)

2013年11月02日 | 

1 世界はいよいよ手段だけで完結しつつある
手段に過ぎなかった金儲けや汚れ仕事が目的になり
利子や弱者搾取が糞や小便のようにだだ漏れになる

2 世界を解明するための言語や宗教が
大手を振って自己増殖してゆく
得体のしれないものへと進化して
頭上に聳え立つピラミッドになる

3 「たら、れば」「もう限界」と「○○のせいだ」が
人生をサボタージュする口実になる
すべての揺り籠の中にはもう赤ん坊たちはいない
みずから招いたとはいえ
人類終焉時代はもうとっくに始まっている

4 歩こうとする度にいつも自己検閲している自分
人生を間違ったのではという想いに囚われる
風が幾千万もの輝くシーツとなって翻り
幾百万の小鳥たちが胸の中を横断してゆく

5 いまこの時が人生の出発点だったらなとよく想う
他のものなんてどうでもいいから
君に似た娘を追い掛け回すだろう

6 空いた時間はすべてPCに当て
信じるための仮想空間で積み木崩しに熱中しよう
すべてを断念した地点から

7 進んでいるつもりでも
後退している時がままあるから
進むたびに不揃いな石を君のために置いてゆこう

8 ついにはある朝ザムザのように
何の変哲もない石になってしまう
人生への道標に世界はいよいよ手段だけで完結しつつある
手段に過ぎなかった金儲けや汚れ仕事が目的になり
利子や弱者搾取が糞や小便のようにだだ漏れになる

世界を解明するための言語や宗教が
大手を振って自己増殖してゆく
得体のしれないものへと進化して
頭上に聳え立つピラミッドになる

「たら、れば」「もう限界」と「○○のせいだ」が
人生をサボタージュする口実になる
すべての揺り籠の中にはもう赤ん坊たちはいない
みずから招いたとはいえ
人類終焉時代はもうとっくに始まっている

歩こうとする度にいつも自己検閲している自分
人生を間違ったのではという想いに囚われる
風が幾千万もの輝くシーツとなって翻り
幾百万の小鳥たちが胸の中を横断してゆく

いまこの時が人生の出発点だったらなとよく想う
他のものなんてどうでもいいから
君に似た娘を追い掛け回すだろう

空いた時間はすべてPCに当て
信じるための仮想空間で積み木崩しに熱中しよう
すべてを断念した地点から

進んでいるつもりでも
後退している時がままあるので
不揃いな石を君のために点々と置いてゆこう

ついにはある朝粉々に砕け散って
何の変哲もない砂の山になってしまう
人生への道標に



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