詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

世に倦む日日 @yoniumuhibi ·

2021年02月13日 | 気狂い国家

例えば、岸田文雄の宏池会、古賀誠の影響力は未だ残ってますよね。茂木敏充の平成研究会(旧経世会)、青木幹雄が隠然たる力を持って総裁選での動きを差配してましたよね。それを考えると、清和会ボスの森喜朗の力がないなんてないんだ。森喜朗のおかげでポストを得ている者ばかり。特に文教族。

菅義偉なんてね、清和会の派閥大ボスの森喜朗からしたら、格下の若輩で、自民党政権の雇われ社長ですよ。派閥を持たず、権力基盤のない菅義偉が、派閥の大ボスの森喜朗に歯向かうなどあり得ない。二階俊博にさえ頭が上がらず、顔色を窺っている程度の男なのに。あんな電光石火の反撃と仕留めは無理。

 

だから、11日の夕方から夜にかけて、川淵三郎後継を覆す反撃が猛然と行われたことが推測される。夜には武藤敏郎が切り崩されていて、武藤敏郎が切り崩されたということは、森喜朗が切り崩されたということだ。電光石火のカウンター。官邸(菅義偉)の力ではそれは無理。何かが裏で起きている。

らに、六本木の森喜朗宅から帰ってきた川淵三郎を千葉の自宅前でマスコミが囲んで取材。当然、森喜朗が川淵三郎にそこで話す内容を指示している。会長内定、根回し済み、相談役、、。翌12日の会議に向けての既成事実化工作そのもの。うっかり喋ったんじゃない。計画的な既成事実化の情報工作だ。

 

川淵三郎が一人で余計なことをべらべら喋りすぎたから、自滅して転んだという話にしているけれど、この情報、11日午前にマスコミに出ましたよね。誰がリークしたんですか。森喜朗か、手下の武藤敏郎でしょう。午後には即、千葉の自宅前までマスコミを集めて、玄関出て森喜朗宅に行く絵を撮らせてた。

 

例えば、アフリカってイスラム教の国多いでしょ。でも、ウィグル問題で中国を突き上げる動きがないですよね。逆に、国連では、米欧からの非難に対して中国擁護の動きをしている。無論、経済の強力な結びつきもあるだろうけれど、在アフリカ諸国の優秀な女性中国大使たちが外交を切り回しているわけだ。

 

ジェンダーに関連して。中国が世界各国の大使館に派遣している大使、女性が多いんですよね。アフリカ諸国とかぞろぞろいる。みな優秀。先日、Nスペで在セルビアの女性中国大使が出ている場面があったが、流暢なセルビア語でスピーチしていた。日本の外務省にセルビア語話せる官僚いるのか。

 

社会を変えたいと思うなら、自分から手を挙げて、女性の能力を証明すればいいじゃないか。それをせず、社会が悪い、日本の男が悪い、制度が悪い、環境が悪い、とただ愚痴を言い続けているだけ。権利は闘争して勝ち取るもの。理想は挑戦して実現するもの。男女平等も民主主義と同じ。

 

こういうときは、「私がやります」と手を挙げる人間が出ないとだめなんだ。勿論、女性という意味だが。勇気を奮ってリスクを取りに行かないと。そういう人が日本にいない。爺さんたちからのご指名を待って、お飾りのお人形さんに座るのは全く意味がない。いつまで経ってもジェンダーギヤップ最下位国。

 

何が「透明性のあるプロセス」だよ。「選考検討委員会」ってメンバーは非公開じゃないか。議事録も非公開。要するに、菅義偉が橋本聖子を口説いていて、だめなら鈴木大地か丸川珠代をあてがうという話。完全な政府介入人事。それをそそくさと来週前半決定。必ず揉めるだろう。

 

後藤謙次や田崎史郎がどういう人間か、IOCは分かってますからね。政権と官邸のスポークスマンだ。中立のジャーナリストですなんて、そんな説明は通用しない。そんな説明が通用するのは日本国内だけ。スポークスマンが堂々と「菅首相が介入しました」と手柄話の如く言ったんだから。映像は証拠だよ。

 

今は、アドバンテージの取り合いの時期なんですよね。東京五輪中止というディザスタープランの発動を睨んで、IOCと日本側との駆け引きの鬩ぎ合いのときだ。ペナルティの口実になるエラーをしちゃいけない。相手にアドバンテージを与えることになる。後藤謙次と菅義偉、やりすぎたな。迂闊だった。

 

実際、政府が介入したわけですよね。即座に強引に介入して川淵三郎後任を潰した。それを後藤謙次が堂々とテレビ報道で解説した。菅義偉と繋がっているマスコミ屋が、菅義偉の権力を誇示するように内幕を披露した。IOCとしては、これは見逃せない出来事だよ。五輪憲章違反。ペナルティの口実になる。

 

自分がバッハやコーツの立場だったら、小池百合子に電話して話を聞くしかないですよね。日本側はどうなってるんだ、組織委はどうなるんだ、日本政府はどうなんだ、と。こうしてくれ、ああしてくれという注文も、それを伝えて、実効性の担保を期待できる相手は、さしあたって小池百合子しかいない。

 

森喜朗という推進軸が消えて、東京五輪の日本側の運営がどうなるかというと、たぶん、小池百合子が浮上すると思う。力のある人間が他にいない。バッハもコーツも、小池百合子をカウンターパートと見なして動いてくるだろう。他に頼りになる人間がいないから。小池百合子のリーダーシップ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿