http://www.labornetjp.org/news/2020/0617ozawa
歪曲された「韓国の正義連」報道~日本軍「慰安婦」水曜行動in新宿でアピール
6月の第3水曜日、17日午後12時30分から約1時間、東京・新宿駅西口で、日本軍「慰安婦」問題解決のための第31回水曜行動in新宿が行われました。4月5月はコロナ禍で中止となりましたが、この間韓国で永年「慰安婦」被害者の女性たちを支援してきた挺身隊問題対策協議会(現、正義記憶連帯)に対するすさまじい攻撃に、悔しい思いをしている方々も多く、この日の行動は熱気がこもっていました。
西早稲田にあるwam(女たちの戦争と平和資料館)名誉館長の池田恵理子さん(写真上)は「性暴力で被害を受けた方が亡くなった後でも、問題が忘れられたりすることはありません。韓国だけでなく、アジア全域にまだ生存されている被害者の方がいらっしゃいます。日本人の責任として、この問題に日本が向き合い、責任を取って解決に持って行くためにできる限りのことをやっていきたい」とあいさつしました。
日本軍「慰安婦」問題解決全国行動のヤン・チンジャさん(写真上)は「韓国の正義連(正義記憶連帯)攻撃は、韓国の保守政治家、保守メディアが始めたもので、そのニュースの中身は偽物、ウソであり非常に歪曲された報道です。そしてそれをそのまま、検証もせずに報道している日本のメディアがあります。偽りの報道なのに、自ら取材もしない。メディアとして失格です」と話しました。そして「韓国を含むアジア8か国の被害者・支援者が集まって『解決』について議論したことがありました。被害者たちがまず言ったことは『加害国の日本政府がどう考えているのか、被害をどう認識しているのか聞きたい』ということでした。フレーズとしての『お詫び』『反省』ではなく、何に対する『お詫びと反省』なのかという具体的な事実を日本政府として調べて把握してほしい、そしてそれに対して公式に謝罪し、国家賠償してほしいと求めていました。それだけではありません。『このようなことが二度と起こらないように、伝えてください。真相究明をたゆまず続けてください』と言っていました。私たちは被害者からそれを託されているのです」と訴えました。
90年代からこの問題に取り組んできた支援者の保田さん(写真上)は「日本軍『慰安婦』問題の解決は、女性の人権・平和の未来をひらく!と訴えました。1991年、金学順(キムハクスン)さんが初めて日本軍の「慰安婦」被害者であったと名乗り出、1992年に黄錦周(ファンクムジュ)さんが国連で自分の被害を語りました。そのあとアジア各地からたくさんの被害者の方々が声を上げ、証言し、国連で「女性の人権を侵害する大きな問題だ」となりました。保田さんは「なぜ『慰安婦』問題がおこったのでしょうか。これは日本のアジア太平洋戦争で日本軍がアジア各地を侵略していった、そのことによって中国・台湾・フィリピン・インドネシア・東チモール・朝鮮などの国の方々が『慰安婦』にさせられました。日本人としての責任を感じるべきではないでしょうか。この問題は日本の侵略戦争であり、植民地支配であり、そして現在に続く女性への人権侵害、今も続く紛争下での性暴力の問題だと思ってやっています」と訴えました。
最後に戦時性暴力問題連絡協議会の木瀬さんが「私たち日本人がこの問題をしっかりと考え、解決の道を示していかなくてはと考えます」とまとめ、来月も第3水曜日に行動を行うことを約束して、熱い行動を終えました。(尾澤邦子)
歪曲された「韓国の正義連」報道~日本軍「慰安婦」水曜行動in新宿でアピール
6月の第3水曜日、17日午後12時30分から約1時間、東京・新宿駅西口で、日本軍「慰安婦」問題解決のための第31回水曜行動in新宿が行われました。4月5月はコロナ禍で中止となりましたが、この間韓国で永年「慰安婦」被害者の女性たちを支援してきた挺身隊問題対策協議会(現、正義記憶連帯)に対するすさまじい攻撃に、悔しい思いをしている方々も多く、この日の行動は熱気がこもっていました。
西早稲田にあるwam(女たちの戦争と平和資料館)名誉館長の池田恵理子さん(写真上)は「性暴力で被害を受けた方が亡くなった後でも、問題が忘れられたりすることはありません。韓国だけでなく、アジア全域にまだ生存されている被害者の方がいらっしゃいます。日本人の責任として、この問題に日本が向き合い、責任を取って解決に持って行くためにできる限りのことをやっていきたい」とあいさつしました。
日本軍「慰安婦」問題解決全国行動のヤン・チンジャさん(写真上)は「韓国の正義連(正義記憶連帯)攻撃は、韓国の保守政治家、保守メディアが始めたもので、そのニュースの中身は偽物、ウソであり非常に歪曲された報道です。そしてそれをそのまま、検証もせずに報道している日本のメディアがあります。偽りの報道なのに、自ら取材もしない。メディアとして失格です」と話しました。そして「韓国を含むアジア8か国の被害者・支援者が集まって『解決』について議論したことがありました。被害者たちがまず言ったことは『加害国の日本政府がどう考えているのか、被害をどう認識しているのか聞きたい』ということでした。フレーズとしての『お詫び』『反省』ではなく、何に対する『お詫びと反省』なのかという具体的な事実を日本政府として調べて把握してほしい、そしてそれに対して公式に謝罪し、国家賠償してほしいと求めていました。それだけではありません。『このようなことが二度と起こらないように、伝えてください。真相究明をたゆまず続けてください』と言っていました。私たちは被害者からそれを託されているのです」と訴えました。
90年代からこの問題に取り組んできた支援者の保田さん(写真上)は「日本軍『慰安婦』問題の解決は、女性の人権・平和の未来をひらく!と訴えました。1991年、金学順(キムハクスン)さんが初めて日本軍の「慰安婦」被害者であったと名乗り出、1992年に黄錦周(ファンクムジュ)さんが国連で自分の被害を語りました。そのあとアジア各地からたくさんの被害者の方々が声を上げ、証言し、国連で「女性の人権を侵害する大きな問題だ」となりました。保田さんは「なぜ『慰安婦』問題がおこったのでしょうか。これは日本のアジア太平洋戦争で日本軍がアジア各地を侵略していった、そのことによって中国・台湾・フィリピン・インドネシア・東チモール・朝鮮などの国の方々が『慰安婦』にさせられました。日本人としての責任を感じるべきではないでしょうか。この問題は日本の侵略戦争であり、植民地支配であり、そして現在に続く女性への人権侵害、今も続く紛争下での性暴力の問題だと思ってやっています」と訴えました。
最後に戦時性暴力問題連絡協議会の木瀬さんが「私たち日本人がこの問題をしっかりと考え、解決の道を示していかなくてはと考えます」とまとめ、来月も第3水曜日に行動を行うことを約束して、熱い行動を終えました。(尾澤邦子)
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