ネットで天人峡からトムラウシ間の往復35Kmの日帰りをした人のブログを発見しました。
その方はその山行に備えて、1ヶ月毎日5Km走ったそうです。
う~ん、すごい。
自分はそんなに走ってないけど、でもなんか行けるような気がして行きたい気持ちに。
で、だめならヒサゴ沼に泊まるかビバークしようってことにして、チャレンジすることに決定。
16日は天気がよさそうなので、急遽振替休日をいただき、前日夜9時に大雪に向けて出発です!
前の日は夜に札幌近郊の山に登ってビールを飲みまくり、帰ってきたのが1時。
4時間半しか寝てないので、メチャ眠いです。
死にそうになりながらも天人峡に到着、登山口を確認し、0時半にビールを飲んで2時間ほど仮眠をとることに。
そして2時半に起きて、ぼーっとしながらまたビールを500×2缶飲んで準備、へろへろになって登山口へ(笑)。
3時32分、酔っ払いの出発です(笑)。
この時間、もう少し明るくてヘッドランプなしで登れますが・・・ここの登山道、いきなり急登なのでさらに酔いが回ります。
へろへろと登っていくと・・・、おおっ、滝見台というところから旭岳が。
なんだか今日行けそうな気がする~・・・と思いながら、ぼ~っと進みます。
で、2時間ほど歩くと第一公園という湿原に。
ここで休憩をとって、おにぎり&ビールタイム。 ←もうアル中(笑)。
↓白いお花がきれいな湿原。
↓チングルマとワタスゲ・・・でしたっけ。
すごくきれいな湿原ですが、恐ろしいことに虫除けを忘れたので、自分のまわりは蚊だらけ。
たぶん・・・巨大蚊柱状態になってますね(笑)。
自分の黒い柔肌を吸血昆虫の好きにさせるのもおもしろくないので、暑いけどジャンパーを着て、タオルでほっかむり。
見上げると、素晴らしい青空にジェット機が。
今日はいい日になりそうです!
第一公園を過ぎると、道が沢っぽくなって歩きにくくなってきます。
そして笹もかぶってきて、朝露で体中シャワーを浴びたようにずぶぬれになります。
もう靴にも水がはいってきてグチョグチョいうようになってかなり不快。
ペースもあがりません。
途中には登山道が池になっているところもあり、藪漕ぎで迂回。
がまんして小化雲に登っていくと・・・また旭岳の方が見えてきます。
森林限界に達したあたりで休憩し、足が不快なので靴下を絞ってみます。
・・・でもまだ結構ぐちゃぐちゃです(涙)。
でも小化雲のあたりからはぐっと歩きやすくなってぺースアップ。
高原らしい美しい景色の中、やっと人にも会うようになってきます。
みなさん、ヒサゴ沼に泊まって帰られる方のようです。
そして、・・・トムラウシが見えてきます!
景色もどんどん雄大になってきます。
8時11分に化雲岳に到着。ここまで5時間弱で12Kmくらい。
第2回ビールタイムにします。
化雲からトムラウシ、近そうで結構遠い感じです。
雲に隠れたり、姿をあらわしたりしてます。
実は肩にザックが食い込んで、少し痛み始めました。
出発時、水1L、スポドリ1.9L、ビール1.5Lと水分だけで4.4Kg。
遭難対策としてガスやツェルト、カッパ、長袖シャツなどやたくさんの非常食を軽量ザックに詰め込んできました。
あと2時間くらいで着けるかなあ・・・。
ザックを軽くしたいけど、トムラウシ山頂でビール飲みたいので我慢して出発です。
で、しばらく進んでいくと、だんだん岩の多い歩きにくい道になってきます。
↓振り返って化雲岳の方。中央やや右上のちょこんとした突起が化雲。
↓近づくトムラウシ。
頂上直下の沼にはまだ雪が残り、青く光ってきれいでした。
↓頂上近くで道を尋ねられてお話した方。東京と埼玉からきたとのこと。うらやましいです。
ついに頂上。さすが百名山です。賑わってますね。
山頂には10時31分到着。7時間かかった計算です。
まずは写真を撮り、最後のビールをいただきます。
今飲んでもまだ帰りの運転まで8時間空けられる感じです。
景色はやっぱり雲が少しかかってもう一つ見通しが利かないけど、まあ十分です。
夏はいいですね。暖かいのでのんびりできます。
前に来たときは9月下旬で、寒くてすぐに下山した覚えがあります。
↓ビールを飲みながらお話した方々。大阪や東京の方でこっちで一緒になったらしいです。
話を聞いていた別な方から「天人峡からきたの!とんでもないなあ(笑)。」て言われてちょっとうれしかったり。
でもあまりゆっくりしてると帰りが遅くなります。
で、10時53分、下山です。
帰りは沼に降りて雪の上を歩き、少しだけ雪を食べてみました。
↓ほかにも沼の雪渓を歩く方が。夏に雪の上を歩くのはうれしい感じです。
さて、あとは帰るだけ。
あと8時間は明るいので、のんびり歩くことにします。
で、帰りにずいぶんとしつこくヘリコプターの音がします。
ヒサゴ沼のあたりや山頂近くなど何度も何度も行き来しています。
そのうち自分のほぼ真上でずっと停止していたり。
あんまりうるさいんで、だんだん腹たってきたんですが、途中で会った方と話してわかりました。
今日はあの事故からちょうど1年の日だったんですね。
なので、報道関係のヘリか遺族の関係か・・・。
なんかすごい日に来てしまいました。
亡くなった方の冥福をお祈りいたします。
天気が良ければ天国、悪いと地獄になるんですね。ここは。
帰りにヒサゴ沼を見ると、避難小屋の周りにテントが何張りか見えます。
いつか泊まってみたいですね。
↓めいっぱいズームして撮影。
そして休み休み歩いてたんですが・・・小化雲あたりで足の裏に痛みを感じてきました。
どうやら足が濡れてふやけたまま長時間歩いたので擦れて痛くなってきたようです。
しばらく考えて、大休止をとることに。
靴を脱いではだしになり、足や靴下を乾かします。
そして、ラーメンを作って食べたのですが・・・うまかった!!
↓箸を忘れたので、取っ手をはずして箸代わりに。どうしてこんなにおいしいんでしょう!
30分以上休憩すると、白くふやけていた足もだいぶ乾いてきました。
もう3時。あと10Kmです。
↓雲がかかり、ちょっと暗くなって少しさみしい登山道を淡々と歩きます。
もうこのへんには誰もいません。
藪に入ってからは、ときどき熊よけに笛を吹きながら進みます。
そして少し歩きやすくなった残り6Km地点から、ちょっとだけペースアップします。
襲い来る蚊と戦いながら、長い長い道を歩き、17時51分、やっと登山口に到着。
登山口のそばにある自販機で冷たいコーラを飲みますが・・・うまい!
ドロドロの格好で歩道に座り込んで、しばらく休憩です。
実は出発時にはふくらはぎに強い筋肉痛があって不安だったのですが、いつの間にか治ってます。
ジムで走って痛めたんですが、走るのと山歩きはちょっと違う筋肉を使うんでしょうかね。
無事往復できてよかったです。
GPSトラックです。
↓クリックでちょっと大きくなります。
帰りは旭川から無料高速で帰り、江別の「さんぱち」でラーメン食べて帰りました。
おいしかったです。
その方はその山行に備えて、1ヶ月毎日5Km走ったそうです。
う~ん、すごい。
自分はそんなに走ってないけど、でもなんか行けるような気がして行きたい気持ちに。
で、だめならヒサゴ沼に泊まるかビバークしようってことにして、チャレンジすることに決定。
16日は天気がよさそうなので、急遽振替休日をいただき、前日夜9時に大雪に向けて出発です!
前の日は夜に札幌近郊の山に登ってビールを飲みまくり、帰ってきたのが1時。
4時間半しか寝てないので、メチャ眠いです。
死にそうになりながらも天人峡に到着、登山口を確認し、0時半にビールを飲んで2時間ほど仮眠をとることに。
そして2時半に起きて、ぼーっとしながらまたビールを500×2缶飲んで準備、へろへろになって登山口へ(笑)。
3時32分、酔っ払いの出発です(笑)。
この時間、もう少し明るくてヘッドランプなしで登れますが・・・ここの登山道、いきなり急登なのでさらに酔いが回ります。
へろへろと登っていくと・・・、おおっ、滝見台というところから旭岳が。
なんだか今日行けそうな気がする~・・・と思いながら、ぼ~っと進みます。
で、2時間ほど歩くと第一公園という湿原に。
ここで休憩をとって、おにぎり&ビールタイム。 ←もうアル中(笑)。
↓白いお花がきれいな湿原。
↓チングルマとワタスゲ・・・でしたっけ。
すごくきれいな湿原ですが、恐ろしいことに虫除けを忘れたので、自分のまわりは蚊だらけ。
たぶん・・・巨大蚊柱状態になってますね(笑)。
自分の黒い柔肌を吸血昆虫の好きにさせるのもおもしろくないので、暑いけどジャンパーを着て、タオルでほっかむり。
見上げると、素晴らしい青空にジェット機が。
今日はいい日になりそうです!
第一公園を過ぎると、道が沢っぽくなって歩きにくくなってきます。
そして笹もかぶってきて、朝露で体中シャワーを浴びたようにずぶぬれになります。
もう靴にも水がはいってきてグチョグチョいうようになってかなり不快。
ペースもあがりません。
途中には登山道が池になっているところもあり、藪漕ぎで迂回。
がまんして小化雲に登っていくと・・・また旭岳の方が見えてきます。
森林限界に達したあたりで休憩し、足が不快なので靴下を絞ってみます。
・・・でもまだ結構ぐちゃぐちゃです(涙)。
でも小化雲のあたりからはぐっと歩きやすくなってぺースアップ。
高原らしい美しい景色の中、やっと人にも会うようになってきます。
みなさん、ヒサゴ沼に泊まって帰られる方のようです。
そして、・・・トムラウシが見えてきます!
景色もどんどん雄大になってきます。
8時11分に化雲岳に到着。ここまで5時間弱で12Kmくらい。
第2回ビールタイムにします。
化雲からトムラウシ、近そうで結構遠い感じです。
雲に隠れたり、姿をあらわしたりしてます。
実は肩にザックが食い込んで、少し痛み始めました。
出発時、水1L、スポドリ1.9L、ビール1.5Lと水分だけで4.4Kg。
遭難対策としてガスやツェルト、カッパ、長袖シャツなどやたくさんの非常食を軽量ザックに詰め込んできました。
あと2時間くらいで着けるかなあ・・・。
ザックを軽くしたいけど、トムラウシ山頂でビール飲みたいので我慢して出発です。
で、しばらく進んでいくと、だんだん岩の多い歩きにくい道になってきます。
↓振り返って化雲岳の方。中央やや右上のちょこんとした突起が化雲。
↓近づくトムラウシ。
頂上直下の沼にはまだ雪が残り、青く光ってきれいでした。
↓頂上近くで道を尋ねられてお話した方。東京と埼玉からきたとのこと。うらやましいです。
ついに頂上。さすが百名山です。賑わってますね。
山頂には10時31分到着。7時間かかった計算です。
まずは写真を撮り、最後のビールをいただきます。
今飲んでもまだ帰りの運転まで8時間空けられる感じです。
景色はやっぱり雲が少しかかってもう一つ見通しが利かないけど、まあ十分です。
夏はいいですね。暖かいのでのんびりできます。
前に来たときは9月下旬で、寒くてすぐに下山した覚えがあります。
↓ビールを飲みながらお話した方々。大阪や東京の方でこっちで一緒になったらしいです。
話を聞いていた別な方から「天人峡からきたの!とんでもないなあ(笑)。」て言われてちょっとうれしかったり。
でもあまりゆっくりしてると帰りが遅くなります。
で、10時53分、下山です。
帰りは沼に降りて雪の上を歩き、少しだけ雪を食べてみました。
↓ほかにも沼の雪渓を歩く方が。夏に雪の上を歩くのはうれしい感じです。
さて、あとは帰るだけ。
あと8時間は明るいので、のんびり歩くことにします。
で、帰りにずいぶんとしつこくヘリコプターの音がします。
ヒサゴ沼のあたりや山頂近くなど何度も何度も行き来しています。
そのうち自分のほぼ真上でずっと停止していたり。
あんまりうるさいんで、だんだん腹たってきたんですが、途中で会った方と話してわかりました。
今日はあの事故からちょうど1年の日だったんですね。
なので、報道関係のヘリか遺族の関係か・・・。
なんかすごい日に来てしまいました。
亡くなった方の冥福をお祈りいたします。
天気が良ければ天国、悪いと地獄になるんですね。ここは。
帰りにヒサゴ沼を見ると、避難小屋の周りにテントが何張りか見えます。
いつか泊まってみたいですね。
↓めいっぱいズームして撮影。
そして休み休み歩いてたんですが・・・小化雲あたりで足の裏に痛みを感じてきました。
どうやら足が濡れてふやけたまま長時間歩いたので擦れて痛くなってきたようです。
しばらく考えて、大休止をとることに。
靴を脱いではだしになり、足や靴下を乾かします。
そして、ラーメンを作って食べたのですが・・・うまかった!!
↓箸を忘れたので、取っ手をはずして箸代わりに。どうしてこんなにおいしいんでしょう!
30分以上休憩すると、白くふやけていた足もだいぶ乾いてきました。
もう3時。あと10Kmです。
↓雲がかかり、ちょっと暗くなって少しさみしい登山道を淡々と歩きます。
もうこのへんには誰もいません。
藪に入ってからは、ときどき熊よけに笛を吹きながら進みます。
そして少し歩きやすくなった残り6Km地点から、ちょっとだけペースアップします。
襲い来る蚊と戦いながら、長い長い道を歩き、17時51分、やっと登山口に到着。
登山口のそばにある自販機で冷たいコーラを飲みますが・・・うまい!
ドロドロの格好で歩道に座り込んで、しばらく休憩です。
実は出発時にはふくらはぎに強い筋肉痛があって不安だったのですが、いつの間にか治ってます。
ジムで走って痛めたんですが、走るのと山歩きはちょっと違う筋肉を使うんでしょうかね。
無事往復できてよかったです。
GPSトラックです。
↓クリックでちょっと大きくなります。
帰りは旭川から無料高速で帰り、江別の「さんぱち」でラーメン食べて帰りました。
おいしかったです。
ビール飲みながら、山の中を1日中徘徊するのが好きなんですよね。
実は今日も3L飲んで、30Km近く徘徊してきました。
まあ確かに「まねしないで」は正しいと思いますね(笑)。
尋常じゃない・・・
日々鍛錬・・・
よい子の皆さん
絶対真似しないでください。
はぁ~い(^o^)ノ
どっちかというと「なんとか」実行できた感じです。
そうですね、またそのうちどこかへ。
凄い!凄い!
一緒したかったけれど、足を引っ張りそうで声がかかっても辞退したと思います。
靴下がびしょびしょになったとのこと、ニセコの山を二人で縦走した時のことを思い出しました。
今度、Hさんも誘って3人でどこか行きませんか?