< 15日 >
年賀状の約束を今頃果たした。
「 二月になったら行くね~ 」・・・と約束をしておきながら、やっと3月の15日に I ちゃんの病院に面会に出かけた。
鉄の扉が開く。
中に入る。
この病棟のにおいは一体何なんだろう?
そうだ、お風呂に入っていないヒトのにおいのような、加齢臭のような、そんな感じかも?お掃除をしていないわけではないんだけれど、結構年配の男性のお部屋が近いからかも知れない。
経営者がかわってから、左程規則が厳しくなくなったように思う。例えば差し入れ、この日、前の晩に工場で頂いたお菓子三個とスティック状のコーヒー5つを差し入れた。これらの品物に対する、帰り際のいちいちの確認がなくなった。
ワタシが大好きな婦長さんには、このところ全く会えていない。
久々の面会に、I ちゃんは めちゃくちゃ喜んでくれた。
何年前だろう?
そうだ、H 17年頃。その頃のI ちゃんはもっと太っていたのだし暗い印象もあったけれど今はとても元気。
・・・案外 Sちゃんがあの世に旅立ったあたりから、寂しくはなったけれど、同時に、少しづつ別の意味では元気になったような気がする。『 二人 という関係 』 は夫婦にせよ、二人組(漫才師など)にせよ、親友にせよ、兄弟・姉妹にせよ、親子にせよ、どちらか一方になった時(解散・離婚・死別 など)に、失った部分とどこかいなくなってホッとする部分があるんじゃあないだろうか?そんな風にも思える。
Iちゃんの体重は相当減った。ワタシの体重より 10キロ近く少ないらしい。しかし、体重が減ったからといって大きな病気を持っているわけでもなさそうだし、院内暴飲暴食もしないから、とっても元気そうにみえる。病院内の食事はどのようであるのか見たことがないからわからないけれど、規則正しい生活は健康にとって重要だ。
何より驚いたことは、眼のすずやかなこと。こんなに澄んだ眼はみたことがないな~と思う。
” 時は ヒトを かえる ”
兎に角、面会に行っただけで大層喜んでもらえたことがとっても嬉しい。こういう時は、ホントに” 人生お金じゃあないよな~”って思う。( 人生、お金だわよ、思う時もありますけどね。)
>I ちゃんは、このところ 二週間に一度、図書館で本を借りてきて読んでいるのだそうだ。
あ「 どんな本を読んでいるの?」
I「 児童文学 とか エッセイ 」
あ「 へ~~っ すごいね~~。」
最近読んだ絵本は、たぬきが人間に化けて、人間達のお誕生日会に出席する。というもの。たぬきのおかあさんが、心配してそっと見に来る。たぬきだとバレなくてほっとして帰る。というお話だった。
あ「 へ~ 楽しそうなお話だね。」
・・・。
・・・。
・・・。
I「 まりこちゃん(=あだな)が病院に戻ってきたんで、今呼んでもいいですか?」
あ「 まりこちゃん・・・?( 一瞬 だれだっけ?状態。) うん、いいよ。」
まりこちゃん やってくる。病状は重くなっている。( 折角施設に入れたのにな~。)まりこちゃんは、また振り出しにもどった。
一体何才になったんだろう?まりこちゃんを支えているお姉さん夫婦も大変だなぁと思う。
だれを責めるわけにもいかないけれど・・・
彼女は、神様に、そのような病気の人生を与えられたのだと思うしか ない。
まりこちゃんは、か細い声だから何を言っているのかわからなくて 亡くなったSちゃんが通訳をしてくれていたのを思いだした。この度は何となく聞きとれた。ってことは・・・ずっと以前より、調子はいいのかも知れない。もしくは ワタシに聞く耳が持てるようになったのかも知れない。
だけど、折角入れた施設からまいもどってきた ということはどういうことなんだろう?おとなしいからいじめられたのかな?
大体ね、どこの世界にいっても、弱肉強食。強いヒトって 自分が弱いものいじめをしている っていう感覚がないからね。全く嫌になっちゃう。
・・・とはいえ、かく言うワタシだって、自分ではそういうつもりはなくても、誰かからみれば、そのヒトを傷つけているんだろうけれどね。
でも、多分だけど・・・自分が、相手から頂いた、自分が傷ついたその言葉に、実は生きるヒント( 生きるべき方向性 )が隠れているように思う。
大体、言葉ほど不確かなものはなくて、相手の言葉に、自分が勝手な解釈をして泣いたり、怒ったりしているような所があると思う。
ま、兎に角、まりこちゃんは、また病院に戻ってきた、ということなんだ。
> I ちゃんに 県?から補助がおりたらしい。お買いものに出かけることができる。ワタシタチはお買いものに出かけることに決めた。場所は弘明寺さんの商店街。意外とね、安くて楽しめるんですよ~、ここ!
まりこちゃんが参加できるかどうかは、先生との問診しだいだな。
I ちゃんは 下着を買いたいらしい。下手にスーパーに出かけるよりいいかも?
そういえば、昔 Sちゃんが と~~んでもなくお高い下着を買っていたのを思いだした。( えっ これ買うの? )
看護婦さんに言われた事があった。「 税金でこんなに高い帽子を買って、私は いくらいくらのものしか買えませんよ。」
( だけど、あなたは健康じゃないの。家族だってあるじゃないの。自由だってあるじゃないの。)って思ったのを思いだした。
・・・ただいまは・・・
病院内、病棟にもよると思うけれど、まったりと時は過ぎているわけで、三食昼寝つき、と言えなくもない。・・・だけど・・・、病気つき。
世間様で なんだかんだ言われながら、めちゃくちゃに働かされるのとどっちがいいんだか?わからないけれど ???
今はね、その看護婦さんのそう言いたくなる気持ちもわからなくはないな~。世間様で働くことは誠に大変なのだし、いわんや、わけのわからない(←精神の病気・理解不能 目にみえないからね )病人たちのお世話をするわけですもの。
>帰り際、病院の庭に、遠く知りあい(ってほどじゃあないか?)をみかけた。うんと年をとっているように思えた。ここで一生を終えるのだろうか?まあ、それも人生。大体人様の人生にいちいち同情したってしかたのないことなのだ。下手な思い入れをしたところで、何がどうなるわけでもない。第一、そのヒトが幸せかどうか?なんて本人にしかわからないじゃあないか?と思う。
誰もが、自分の人生、ヒトのせいにしないで、自分を生きるしかない。病気が嫌なら 病気と闘うしかない。ダンナがホトホト嫌になったら離婚するしかない。家族の中だって、誰かをとったら、誰かをすてなくてはならないようになっている。(ト 思う。)
誠に 誠に 難しい問題だけれど・・・。
+++ +++
今日は 歯医者さんに出かける。 ちょっと驚いたことがあって、それは何かというと・・・実は 姑と入歯の話になったことがあって、
姑「 楽ですよ~。いちいち虫歯で、歯医者さんに行かなくていいから。」 みたいなお言葉。
そういえば、「 あれを食べなさい、これを食べなさい。これは体にいいのよ。ちゃんと食べなきゃあ夜眠れないでしょ。これは どう?あれはどう?お腹はすいていない?これ 美味しいわよ。」と食事中、ず~~っと口うるさいことはあったけれど、息子に 歯を磨きなさい。と言っているのは見た事も、聞いたこともない。・・・・ような?・・・。
( 何か 違うと思うんだけど・・・?)
ヒトの健康観は、もっというなら、価値観は 各々ゼンゼン違いますから。無理してあわすこともないし、頂けるもんだけいただいて、自分らしく生きることにしましょう!
「 入歯は 楽。」 一つ新しい考え方 頂きました。どうも。
年賀状の約束を今頃果たした。
「 二月になったら行くね~ 」・・・と約束をしておきながら、やっと3月の15日に I ちゃんの病院に面会に出かけた。
鉄の扉が開く。
中に入る。
この病棟のにおいは一体何なんだろう?
そうだ、お風呂に入っていないヒトのにおいのような、加齢臭のような、そんな感じかも?お掃除をしていないわけではないんだけれど、結構年配の男性のお部屋が近いからかも知れない。
経営者がかわってから、左程規則が厳しくなくなったように思う。例えば差し入れ、この日、前の晩に工場で頂いたお菓子三個とスティック状のコーヒー5つを差し入れた。これらの品物に対する、帰り際のいちいちの確認がなくなった。
ワタシが大好きな婦長さんには、このところ全く会えていない。
久々の面会に、I ちゃんは めちゃくちゃ喜んでくれた。
何年前だろう?
そうだ、H 17年頃。その頃のI ちゃんはもっと太っていたのだし暗い印象もあったけれど今はとても元気。
・・・案外 Sちゃんがあの世に旅立ったあたりから、寂しくはなったけれど、同時に、少しづつ別の意味では元気になったような気がする。『 二人 という関係 』 は夫婦にせよ、二人組(漫才師など)にせよ、親友にせよ、兄弟・姉妹にせよ、親子にせよ、どちらか一方になった時(解散・離婚・死別 など)に、失った部分とどこかいなくなってホッとする部分があるんじゃあないだろうか?そんな風にも思える。
Iちゃんの体重は相当減った。ワタシの体重より 10キロ近く少ないらしい。しかし、体重が減ったからといって大きな病気を持っているわけでもなさそうだし、院内暴飲暴食もしないから、とっても元気そうにみえる。病院内の食事はどのようであるのか見たことがないからわからないけれど、規則正しい生活は健康にとって重要だ。
何より驚いたことは、眼のすずやかなこと。こんなに澄んだ眼はみたことがないな~と思う。
” 時は ヒトを かえる ”
兎に角、面会に行っただけで大層喜んでもらえたことがとっても嬉しい。こういう時は、ホントに” 人生お金じゃあないよな~”って思う。( 人生、お金だわよ、思う時もありますけどね。)
>I ちゃんは、このところ 二週間に一度、図書館で本を借りてきて読んでいるのだそうだ。
あ「 どんな本を読んでいるの?」
I「 児童文学 とか エッセイ 」
あ「 へ~~っ すごいね~~。」
最近読んだ絵本は、たぬきが人間に化けて、人間達のお誕生日会に出席する。というもの。たぬきのおかあさんが、心配してそっと見に来る。たぬきだとバレなくてほっとして帰る。というお話だった。
あ「 へ~ 楽しそうなお話だね。」
・・・。
・・・。
・・・。
I「 まりこちゃん(=あだな)が病院に戻ってきたんで、今呼んでもいいですか?」
あ「 まりこちゃん・・・?( 一瞬 だれだっけ?状態。) うん、いいよ。」
まりこちゃん やってくる。病状は重くなっている。( 折角施設に入れたのにな~。)まりこちゃんは、また振り出しにもどった。
一体何才になったんだろう?まりこちゃんを支えているお姉さん夫婦も大変だなぁと思う。
だれを責めるわけにもいかないけれど・・・
彼女は、神様に、そのような病気の人生を与えられたのだと思うしか ない。
まりこちゃんは、か細い声だから何を言っているのかわからなくて 亡くなったSちゃんが通訳をしてくれていたのを思いだした。この度は何となく聞きとれた。ってことは・・・ずっと以前より、調子はいいのかも知れない。もしくは ワタシに聞く耳が持てるようになったのかも知れない。
だけど、折角入れた施設からまいもどってきた ということはどういうことなんだろう?おとなしいからいじめられたのかな?
大体ね、どこの世界にいっても、弱肉強食。強いヒトって 自分が弱いものいじめをしている っていう感覚がないからね。全く嫌になっちゃう。
・・・とはいえ、かく言うワタシだって、自分ではそういうつもりはなくても、誰かからみれば、そのヒトを傷つけているんだろうけれどね。
でも、多分だけど・・・自分が、相手から頂いた、自分が傷ついたその言葉に、実は生きるヒント( 生きるべき方向性 )が隠れているように思う。
大体、言葉ほど不確かなものはなくて、相手の言葉に、自分が勝手な解釈をして泣いたり、怒ったりしているような所があると思う。
ま、兎に角、まりこちゃんは、また病院に戻ってきた、ということなんだ。
> I ちゃんに 県?から補助がおりたらしい。お買いものに出かけることができる。ワタシタチはお買いものに出かけることに決めた。場所は弘明寺さんの商店街。意外とね、安くて楽しめるんですよ~、ここ!
まりこちゃんが参加できるかどうかは、先生との問診しだいだな。
I ちゃんは 下着を買いたいらしい。下手にスーパーに出かけるよりいいかも?
そういえば、昔 Sちゃんが と~~んでもなくお高い下着を買っていたのを思いだした。( えっ これ買うの? )
看護婦さんに言われた事があった。「 税金でこんなに高い帽子を買って、私は いくらいくらのものしか買えませんよ。」
( だけど、あなたは健康じゃないの。家族だってあるじゃないの。自由だってあるじゃないの。)って思ったのを思いだした。
・・・ただいまは・・・
病院内、病棟にもよると思うけれど、まったりと時は過ぎているわけで、三食昼寝つき、と言えなくもない。・・・だけど・・・、病気つき。
世間様で なんだかんだ言われながら、めちゃくちゃに働かされるのとどっちがいいんだか?わからないけれど ???
今はね、その看護婦さんのそう言いたくなる気持ちもわからなくはないな~。世間様で働くことは誠に大変なのだし、いわんや、わけのわからない(←精神の病気・理解不能 目にみえないからね )病人たちのお世話をするわけですもの。
>帰り際、病院の庭に、遠く知りあい(ってほどじゃあないか?)をみかけた。うんと年をとっているように思えた。ここで一生を終えるのだろうか?まあ、それも人生。大体人様の人生にいちいち同情したってしかたのないことなのだ。下手な思い入れをしたところで、何がどうなるわけでもない。第一、そのヒトが幸せかどうか?なんて本人にしかわからないじゃあないか?と思う。
誰もが、自分の人生、ヒトのせいにしないで、自分を生きるしかない。病気が嫌なら 病気と闘うしかない。ダンナがホトホト嫌になったら離婚するしかない。家族の中だって、誰かをとったら、誰かをすてなくてはならないようになっている。(ト 思う。)
誠に 誠に 難しい問題だけれど・・・。
+++ +++
今日は 歯医者さんに出かける。 ちょっと驚いたことがあって、それは何かというと・・・実は 姑と入歯の話になったことがあって、
姑「 楽ですよ~。いちいち虫歯で、歯医者さんに行かなくていいから。」 みたいなお言葉。
そういえば、「 あれを食べなさい、これを食べなさい。これは体にいいのよ。ちゃんと食べなきゃあ夜眠れないでしょ。これは どう?あれはどう?お腹はすいていない?これ 美味しいわよ。」と食事中、ず~~っと口うるさいことはあったけれど、息子に 歯を磨きなさい。と言っているのは見た事も、聞いたこともない。・・・・ような?・・・。
( 何か 違うと思うんだけど・・・?)
ヒトの健康観は、もっというなら、価値観は 各々ゼンゼン違いますから。無理してあわすこともないし、頂けるもんだけいただいて、自分らしく生きることにしましょう!
「 入歯は 楽。」 一つ新しい考え方 頂きました。どうも。