昨晩も電車の事故があり Bさまは延々と車内で待たされた。この日 Bさまは朝からワタシと出かけその足で学校へでかけたから 相当疲れていただろう。何とも寒い一日だったのだ。
とうちゃんが帰宅したその足で最寄駅までむかえにいってくれた。ご苦労さまです。
<<< その日の朝 <<<
ワタシは運よく行きの電車内、座ることができたので”そうだ!瞑想をしてみよう!”と思いたった。
しかしながら 習いたてなのでいつも雑念だらけなのだ。
この日も、なぜか過去の記憶が甦ってしまって、その記憶はまた違う記憶を蘇らせ泣けてきたんだ。
最初の記憶は Sちゃんだ。
それから バンドを組んでいた Mっくん( 女性 )そして 一昨日訃報が届いた後輩に対するメッセージの数々。・・などなど。
自分ではそこのところはもうクリや―していたと思いこんでいたので自分でもびっくりだった。
車内なので こんなところで泣いたんじゃあかっこ悪いと思い、 そうだ!音楽を聞こうと思ってアイポットを取りだす。
曲目は ニッティー グリッティ― ・・・の 「 プ―横町の家 」ギターの弾き方がかっこいいのでいつかお習いしたいな~と思っているんだ。ドラムとかとてもリズミカルで明るい曲。
ところが Mっくんと一緒にバンドやろうね。って言っていた頃の記憶がどんどんと甦ってきてしまって・・・OUT!
まいったな~。一人ならまだしもBさまと一緒だからそちらの反応が大いに気になるし・・・。
それでも、
( まあね、車内はみんなあかの他人様。知ったこっちゃない。)
鼻をかんで よっしゃ!と立ちあがる。
所用をすませ Bさまと別れ一人帰路につく。
>>> ホームで一人の女性が 奇声を発する。>>>
ん? なんて言ったのかな?大声で怒っている風。
( まあ でも あかの他人さまなんで・・・。)
電車に乗り込むと 丁度斜め前にその女性が座る。眉毛の描き方が特徴的だ。眉頭が円、そこに短めのラインが入っている。何となく昔のお姫様みたいな印象を受けた。
今度は車内なので 声がはっきりと聞こえる。
その女性は 片方の手のひらを真横にして、口を押さえてこう言ったのだ。
「 電車の中です。注射をうたないでください。」
「 電車の中です。注射をうたないでください。」
遠くの座席の人達が( 何事? )とこちらのほうを見る。一つ間をおいて座っている奥さんは眼を閉じてじっとしている。
( 何かはわからないけれど ずっと我慢をしてきたんだろうな~。)
( その度に注射で押さえられてきたんだろうか?)
繁栄と呼ばれる言葉の蔭に 一体いくつの崩壊があるのだろう?
とりあえずは自分が崩壊しないように 自分をコントロールできるようになることが望ましいだろう。ひとの意見をきくことも大事だけれど、人の意見に振り回されないようにすることも大事だと思う。
>写真は Bさまが石神さんに行った時に買ってきた御守り。
ここの女性の神さまは 一つだけ女性の願い事を叶えてくださるのだそうだ。