最終章だけど、、、

日記や趣味を書く

ドクダミの花たち

2020-06-02 21:36:01 | 日記
こんばんは。

星野富弘さんの作品の中から絵ハガキです。作品集やカレンダー(捨てずに保存しています)絵ハガキなど一時期、いただいたり、自分でも求めたりしたので思いがけなくそこそこの量がありました。

思い出したように今日取り上げるのは、花シリーズの中でも「ドクダミ」が画材です。
書かれている詩の最後、おまえの花 白い十字架に似ていた というところが好きです。
ドクダミの花を十字架だと思われる星野さん、事故のためにそれまでとは全く違った人生を歩まれることになったのは知っている、入信されてることも。

ところで、ドクダミですが、はっぱがハート形、花は星野さんに言われてみると十字になっている、そして独特の強烈な香り。
日陰に、あるいは、ちょっと湿っぽいところに、まああんまり目立つ場所には咲いていない、どこか芯があり、花であることを自らが主張していないような 地味な存在。

数年前、ずっと探していた八重咲のドクダミの花に出会った。市道でもなく、公道でもない、泥をあげとくような、家と家の間の数10センチの道で、ひっそり、清らかに、匂いだけはあの匂いを発して、10本くらいの集団で咲いていた。
ポリ袋を持っていたので、根っこを2,3センチつけて、3本寸借した。自分の心づもりでは、もしうまく自分のところで根ついたら、またそこに新たに植えにこよう、と、あくまでお借りしたわけです。

それから数年、見事に自宅の八重ドクダミ、絶えました。
あの小路もそれを求めてこの時期何度も通ってみるも、影形もない。。
それどころか、腰のあたりまで、根っこの強いまあ世間でいう雑草がはびこって進むこともできなくなっている。

八重ドクダミは、ドクダミの異体化したものらしいので、何かの拍子に先祖返りして、オリジナルドクダミに戻ってしまうこともあるとか。
以前に確かに植えた部分に小さな小さなドクダミのはっぱを見たので、今しばらく観察し続けようと思う。

昨日のこと、我が家の前の通りを200メートルほど北に行ったところに、もうこの数年空き地になって荒れ果てている土地の前を通ったとき、溝蓋のコンクリートの間から、八重ドクダミがへばりつくように生息しているのを発見した。
周囲には2,30本はこの植物が根ついている。誰に断らなくても大丈夫、のはず。花泥棒の勝手な言い草です😢
そして今日、まさか、シャベルまでは持参しなかったものの、根っこを引くのを決行しました。
いつかもご紹介した4百坪もあるご近所の空き地に電柱を入れる工事をしているおじさんたちが見ている気もしたけれど、それはそれ、勇気を出して、数本引くことに成功した。
家に帰って地植えは避けて、プランターに植えてみた。
今度はうまく根がつくといいな、暑さを忘れてひとつことに没頭した日中のひとこまでした。


今日植えてたっぷり水をもらった八重ドクダミです。思いっきり接写して注意深くシャッターを押しました。キャパの小さいガラケーの、何より、日ごろのあのぼけまくりの私にしては、だいぶマシだと思うのでした。

今夜は12時半から午前5時まで作業停電になるそうです。夜の帳のなか、3か月ぶりにまってくださるママさんのもとへ、先ほどでかけた我が連れ合い、いつも、マイカーで行き帰りは代行ですが、私がこの停電に出がけに気づいて、大変感謝されました。連れ合いのクルマはビルトインのガレージにあって、入り口は電動シャッターなのです。停電を知らなかったら、手動ででもできるのですかね?とりあえず、シャッターを全開にして、そのまま家の裏玄関に通じるドアにカギをかけていきました。そのカギを10年くらい前に所定の位地(ガレージ内の下駄箱の上)にない、ない、と大騒ぎしてだいぶ私が叱られた、いわくつきのカギ。カギちゃんと例のとこにあるかしら?との私の言葉に探してみるも空振り。。。玄関の門のカギをかけて寝てくれ、と言いつつキーホルダーをまさぐった家人の手にした内玄関のドアカギ。ほっとしました。こころおきなく、夜の街の散策にお出かけになっって、、、私はそうそう、お風呂お風呂、ドライヤーのこともあるし、こんなことしてる場合じゃないですね!

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