つい数日前のことです。
到来物がありました。
大好物の麩饅頭。近くのデパートが閉店以前は、
デパ地下で、金沢・不室屋さんのを週に2度くらいは買いに行ったものです。
久しぶりに口にした大好物に、しつこい咳もどこかになりをひそめてくれました。
現金な私、甘いものに目がありません。
よもぎ麩のお饅頭でした。
さて、
6月19日をもって、他都道府県への移動自粛は解かれました。
もちろん、それなりのマナー(生活新様式の厳重続行)を重んじての上のこと。
みなさまの旅への憧憬はまず、どちらが一番に挙げられますか?
この頃とみに多くなった旅行社や観光地のホテル、旅館のDMの類の郵便物に目をやりながら、
やっぱり東京はまだ遠い先の話だわ、
上高地、軽井沢、も今から格好の場所だけど、東京からどっと押し寄せてくるのだろうなぁ、
そもそも新幹線に2時間、大丈夫なのかしら
マイカーであっても、サービスエリアには必ず立ち寄るだろうし、
と、どうでもいい疑念が次々とわいてきて、ここへ!という決心はつきません。
もし何とか一つ決めるとしたら、緑濃くなる京都は、洛東でしょうか。
今の季節は、糺の森、黒谷から真如堂にかけての溢れる緑、など心が震えます。
この20年、ほぼ毎月のように上洛してきたはずですが、
昨年暮れに訪れてから半年、全くご無沙汰しました。やむを得ないこととはいえ、
大袈裟に申せば、よく我慢できたと、今更感心します。
しかたがないので、お菓子のお取り寄せはして凌ぎました。いかにも私の考えそうなこと。
ただ、定番ばかりです。
①亀屋良永 御池煎餅
②満月 阿闍梨餅
③鶴屋吉信 京観世
④俵屋吉富 雲龍
以上はいつも、京都駅お土産小路とか伊勢丹地下で求められます。
上洛したときしか入手できないのは、
老松 http://oimatu.co.jp/
のお菓子。ただ夏柑糖は、お取り寄せできました。
咳のひどいのにかこつけて、ネットショッピングには無関心な家人に取り入って(笑)
おだてあげて、取り寄せに成功しました。命の水のようにむさぼり食べたので画像はありません。
洛東というより、洛北ともいえる出町柳駅のそばのふたば豆餅も好きですが、これもそこでしか買えません。
https://intojapanwaraku.com/travel/1377/
このサイトなどだいぶ敷居の高いお店、有職故実ご調進のお店が多いです。
川端道喜など、いわゆる一見さんお断りですから、どうしても、となると、デパ地下です。
が、これも午後には売り切れていることが多いです。たぶん製造数がもともと少ないのでしょう。
先週末から続いた咳とだるさがようやくすっきりしたら、結局こんな他愛もない話題になりました。どこにも出かけないので(陋屋にさえ、お寺さまの月忌参りに合わせて行った程度)ちょっと自宅玄関の戸を開けて外に出てみました。
玄関の戸の汚れ、どうにかしないと。ステイホームの間、戸さえ開閉していなかったの?
玄関へのアプローチそばの場所にずっといるこの石燈籠、屋根だけ苔むすものなのかしら
玄関を出て門の戸をあけようとしたとき、定家かずらがギロチンのように戸の上まではびこっているのに気づく
こぼれそうなほどに窮屈な場所に生えて出てきているのが、アイビーとポトス?
ミントも繁茂しすぎです。
玄関横から庭に入る枝折戸にもこんなにはびこって
今年はコロナのせいだと決めつけますが、ずいぶん、縮んだ気持ちと身体がここにあります。
最も弱まったのが皮膚。庭に降り立つのはしばらく厳禁、と皮膚科で言われたのをいいことに、自然児で済まない野生児のような小さな庭もこのままにしておきます。