最終章だけど、、、

日記や趣味を書く

マルチ商法

2019-04-18 02:24:29 | 日記

私は、夜が更けてくると、考え事に耽ることが多い。
気にする人は、十分に睡眠障害を憂え、何とか眠れるように積極的な取り組みをされるかもしれない。
通勤時間を含めると約半日は、仕事に拘束されていた時代は、眠れないのが辛いと思ったこともある。
今はその時代に比べるとずいぶん気楽だ。
寝れなきゃ寝なくてもいいんじゃない、と居直っている。
そのせいか、2時か3時には寝つけるようになった。起床は、早くなくてはいけない環境ではないけれど、健全にも7時には起きている。
で、夜に考えなくてもいいどーでもいいことをよく考える。

今夜のテーマは、マルチ商法、日本語では、連鎖販売取引ともいうらしい。
もっと昔からのおなじみの言葉は、ネズミ講ともいう。

私は恐らく一億総健康志向の時代の申し子の一人なのだろう。
人並みかそれ以上に、サプリメントに傾倒するのが早い。
内臓脂肪、悪玉コレステロール、筋力低下、など加齢とともに避けられない不健康タームに弱い。
これを飲みました、そしてこんなに改善されました、というのは一度試してみる癖がある。
〇〇ミンなどは、10年間休まず定期購入している。
それ以外は、常時そこそこ何かかにか愛用(飲)している、青汁は未だに試したことはない。

まあ例外的な健康おたくではない と自分では思っている。

ただ眠れぬ頭で過去の清算?をしてみると、マルチ商法の泥沼にうっかりひきづりこまれそうになったことが、生涯で3回ある。

①アロエベラジュース
友人の友人という人から、すすえられた。はじめは、ママ友の暇つぶしに便乗して、しょうがなく、1本だったか、否、3本くらいだった、を購入。
ただ飲めたものではない悪い味だったので、結構強引に半年ほどはすすめられたが、却下。
自分が飲めないものを人にすすめることもできず、何とか売人にならずに済んだ。
マルチ商法の一番下部の初体験だということも後年知った。
アロエジュースは中身を捨ててびんは、不燃物として廃棄、で終った。

②ニュースキンというメーカーの化粧品
ちょっとしたことで、当時、なかなかの高級なクラブ?を経営していた30代のママさんに、このアメリカ産の化粧品を一式すすめられて、購入。
クリニークでさえ、強くあたる純粋日本人の私にはニュースキンはしっくりこなかった。で、自分が買っただけで義理は果たした、と二回目以降の購入をやめる、の意思表示をしたら、今度はおともだちを紹介して、ときた。
あわてて、そのママさん自体とのお付き合いも断ったことで事なきを得た。

③ 〇二ジュース
これはまだ全国的にはびこっている組織?らしいので、伏字で紹介しよう。
インドネシアだったかどこかの島の植物からの有機成分がどんな体調不良にもきく、とのおふれで、実は、奉職先の元校長だった人にすすめられた。
私の顔色の悪さと恐らく睡眠不足からくる疲労の漂っている感じに、親切に声をかけてくださったようだ。
これは高かった。1リットル5000円くらい、もっとしたかもしれないが、6本買わないといけない。しかたなく購入。それが、まずい!!! 飲めなかった。
癌の末期の奥さんを持つ知人が、飲ませたいといい、お見舞いとして2本さしあげた。
実は20年位前のものだけど我が家の冷蔵庫に1本残っている。今度は捨てよう。
15年くらい前、十分賞味期限切れのはずなのに、私がこんなジュース持っていて困ってるの、と職場でぽろり、もらしたら、物好きな(と私には思えた)ある女性職員が、私にください、と言ってくれて2本か3本もらってもらった。
前述の校長先生は、老後の商売として、この組織の上部に属していらしたようだった。


以上①~③くらいの経験はどなたもお持ちの頻度、程度かもしれないけれど、やはり、私は学習能力がいいほうではないとも思う。

くわばら、くわばら、
柳の下にはどじょうがいない、というんでしたっけ。

同様の手口(といったら申し訳ないけれど)の客引きはあとを絶たないとも聞く。
啓蒙書のうりつけ、英会話教室、心理学のすすめ、などなど、金銭がらみの被害も出ている話は枚挙にいとまがない。

私自身が、勧められると、断れない、とか不義理になる、と躊躇する度合が大なのかもしれない。まず、つけいられることのないように、不断の注意も必要なのだろう。

教訓
ネットで何でも情報が得られる21世紀に生きていて、意外なことに、ネットこそが、人のこころを狭くしたり、判断を誤らせたりもする。マルチ商法はネットによる弊害というよりもむしろ、口伝によう弊害の方かもしれないけれど、まずは、意志表示の前に、先人の体験談とか口コミの評判もそれこそネットでよく調べることが必至である。


コメント (6)    この記事についてブログを書く
« ボレロ | トップ | 癒し »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そう言えば、いろいろとありましたよね (madonna)
2019-04-18 18:46:03
食べ物ばかりでなく、食器や下着、いろいろな物を家庭を借りて宣伝販売していましたね。今もあるのかどうか、交際範囲が広くないので分かりません。
私は1度だけまだあまり誰も使っていないころ、羽毛布団のマルチ商法で買いかけたことがありますが、すぐにクーリングオフで断りました。
テレビで安い、お得なんて宣伝しているとすぐに買いたくなる悪い癖はありますが、自重しています。
返信する
マドンナさん (ぽこ)
2019-04-19 10:37:59
おはようございます。
推測の域を出ないのですが、
(勝手に想像逞しくしてごめんなさい!)
マドンナさんの親しくされているお仲間は、
広くないといってもそれもあくまでマドンナさんの感覚で、
ステキな、元気な、質、量ともに充実されているように思います。

私のしないことのひとつに、「比べる」ことがあります。
時々例外的に、発作的に、ともいうのでしょうか、うっかり比べることをしていることもあります。

マドンナさんの友人諸兄諸姉、前向きの立派な方たちばかりで、羨ましい。
そう思った次の瞬間、そうか、マドンナさんにだから与えられた今なのね、と羨んだことを恥じ入るのです。

私は
(こう見えても、笑 )
実のところ、大の人間嫌い、
そこいらへんのヒューマンウォッチングは結構好きなのですが、自分の生活領域に他人を組み入れたくない、
和して同ぜず、といえばかっこよすぎですけど、
まあわがままなやつときています。

友人は、あまりいません。
めんどくさくて、一緒の行動というのができない。

でもマルチ商法にお誘いくださったのは、一般的には友人、というような方々だった。。。

おもいおこすと、母の生きている間、
つまり20年前くらいまでは、
母が一番の友だったのだろうかと。

これからは一人が一番なんて言っておれないだろうという予感がしきりとします。

今週は月曜日、若い外国人の友人(知人はやめて)と夕食付きの小さいコンサートへ。
火曜日は、昔ちょっと机を並べたことがあってそれ以来の友人(珍しく同業者)とのランチとそのあとのわが陋屋での近況報告&思ってること諸々談義。
水・木は真面目に(笑)仕事して
金曜は今から仕事、すぐに終わって2時ごろ帰宅したら、夕方からの小さいパーティの準備、
ちょっとしたことがきっかけで、陋屋に外国人2名(女子)、日本人(男子 私より10歳年下)、私が集まり歓談することになった。

明日は弾丸トークの友人が午後の私の時間に居座る。

いずれも私が望んでそうなっていることを自分でしっかり心に明記しておこうと思います。

マドンナさんへの返信のつもりがいつの間にか自分に宛てて書いていました。

返信する
和して同ぜず (madonna)
2019-04-20 12:18:57
私も同じですよ。
ぽこさんの方が私よりはご自宅にお招きになるだけ、柔軟です。
もっともそれはぽこさんの方が私よりお若いせいかもしれませんが。
私も10年ほど前までは友人を家に呼んでお茶や食事などもしましたが、今は家が狭いこともあって、生活が一目瞭然の家には呼びません。
そして友達の友達は皆友達というのも嫌いで、右の友人と左の友人が混じらないようにしています。
母が友人だったと言うのもぽこさんと同じです。
結婚前は母と一緒であれば心安らかで楽しかった。
自分で言うのもなんですが、学校に行けば結構、人気者で輪の中心にいました。でも、学校を1歩出ると友人と交流しない。
母と一緒のときに街で友人と出会うと気がつかないふりをするので、母に変人だと言われていました(笑)。
こう書いているうちに、気づきました。
私は外でいい子ぶりっこをしていたので、疲れてしまうのですね。
今も母のことを思うと安らかな気持ちになれます。
返信する
同じく和して同ぜず (ぽこ)
2019-04-20 19:51:20
こんばんは。
12時半に始まった弾丸ドークのお相手が先ほど無事終了し、どっと疲れた心状態がマドンナさんのこの寄稿に救われました。
ありがとうございます。
一つ訂正が、、、
私は衣食住を主に営む自宅を陋屋から徒歩10分のところに持っており、そちらに人は呼びません。
近くに来たから、と突然連絡してくる人には、近くの喫茶店でお会いすることにしています。
自宅前に車を停めてる、という人にさえ、喫茶店の方に停めて、今行くから、と冷たい対応です。

非常識でしょうか。自宅の方が家も広く少し新しい。。

陋屋には本と書類と衣類を置いていません。もともと年寄り(先代や先々代や先々先代)が住んでいましたから、生活感がないわけではありません。
でも自宅よりは、物が少ない分、生活色が薄めです。

訪れる人たちに、癒される、ここにきてよかった、と言って下さるのを真に受けて、せっせと来るもの拒まずを続けています。
母が生きていたら毎日陋屋に呼んで、一日中、時を共にしていたでしょう。
まず友人を重要視する、ということにはならなかったのは確かです。
母を思い出すことで安らかになれる自分でありたいです。今は思い出すたびに、せつなくて、悲しくて、、、母に依存していた私は今もその呪縛から逃れられずにいるようです。
これが私の生きる道、そう思いなおして、母亡き子になった空洞を、考えを同じくしない友との和やかな時間で埋めているのかもしれません。
返信する
宣伝広告ばかりの世の中ぴよ (ひよこ)
2019-04-21 19:03:54
テレビで宣伝しているものも、
油断ならないような気がします。。。
1回はじめるとやめにくかったり、
宣伝がいっぱい送ってきたりしそうです。。。
初回は安いといいますが...


青汁って乾燥させているみたいですけど、
ビタミンCだとかどうなのなぁといつも思います。
返信する
テレビショッピング (ぽこ)
2019-04-21 20:20:09
一旦目にしたら、
買わないといけないような心理に陥ることがあります。
なかなか続けて飲んだり食べたりできないので、初回のあとせいぜい2回か3回で脱会の電話をかける。
先日、これはいい!と早速電話で取り寄せて中をあけたら、いつだったか取り寄せてすぐにやめた商品そのものでした。
メモも何も残さないために、初回のような気がしてこれは!と思った私、、、

すっぽん何とかというサプリメントでした。
たぶん眼精疲労とか、睡眠障害とかに効果がある、と理由もおんなじ、だったのでしょう。

gooのブログが提供してくれる絵文字、ひよこさんにぴったり、私ももっとトライしてみます
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事