先月末に、4日間同じホテルに逗留して、ゴロゴロこれといってすることもなく、過ごしました。
行き先は、これまた変わり映えのしない信州。
確かにお彼岸が過ぎると日の入りも日毎に早くなるものの、
秋の深まりを感じるには陽射しが強く、日中の暑さはまだ夏のそれでした。
コスモスの大群の隣に、そんなにしおれていない紫陽花が咲いていたり、
目をあげると、百日紅も盛りだったり、と行く夏を惜しむ風情には欠けていました。
(確かに足元には、枝から落ちた栗の実が、皮からはじけ出ていたり、稲の収穫後の穂先?を干している風景、りんごは普通に家々の木々にぶら下がっているし、は見られました)
家事から解放されて、いい空気を吸って、温泉三昧で、のんびりする つもりが、温泉も体力が要して、一日二回が最高で、あとは一回だけ、勿体ないことをしました(笑)
ただ、予てから行きたいと思っていた平山郁夫美術館と、東山魁夷の「緑の響」の絵で有名になった御射鹿池、ついでに白樺湖まで足をのばせたのは収穫でした。
平山郁夫画伯のシルクロード傾倒の話はあまりにも有名です。それにしても圧巻でした。
お昼は白樺湖湖畔のカントリーキッチン八ヶ岳で。
https://country-kitchen.info/images/dsc09046.jpg?crc=23876106
気に入りました。生きてまた行けるかな、とふと心が曇りましたが、また行きたいです。
旅の終わりに、いつかもこのブログで病む友へのあふれ出る思いを記したことがありましたが、その友に信州産のフルーツを少々送りました。
病を代わってあげることもできないし、それ以前にその病の実態自体も、私には分からないんです。
ただこうして少しは病む身体に効くかもしれないと思い、ささやかな荷を送り、社寺では手を合わせてその人のために祈る、、、行動的だった友がストレスを感じないでいるわけがない。私がそうするように、温泉でも誘ってせめて緑を、清らかな空気を一緒に吸いたい。
どんな手を差し伸べていいのかわからないままに、案じる気持ちを自分が持ちこたえているので精いっぱいです。
友人は自分の病について愚痴めいたことは、おくびにもださない。。。
一緒に何かできたらいいな、と思うけれど、私に会うのも決して生易しいことでもなさそう。。。
滞在中に小さいサロンコンサートがホテルのロビーであったので、楽しみました。
フルートとピアノのアンサンブルでした。
演奏家としても作曲家としても活動中の若いフルーティストの「ガーネット」という彼女の作品、今の私の思いそのもので、CDも求めました。
病む友の手足になって活動の一助になりたい と思っても実際には、友人は、病を受け入れ、淡々と日々その人らしく重ねているのです。
長いこと会えずにいますが、フルートの音色を何とか届けらえたら、とも思いつきました。
私が元気でいることが一番・・・友人のいう言葉は如何にも説得力があります(笑)
最終章なんて、いじけていないで、もっと、もっと、強く気持ちを持ちたいものです。
旅の紀行文には程遠い いつもどおりの日記になりました(;_;
結構、優雅でリッチな過ごし方だと思いますよ。
寿命も延びたと思います。
信州の果物は美味しいですからね。
その友人も喜んだと思います。
シルクロード、と言えば昔。敦煌に行ったのですが。。
莫高窟までの往復約50kmを自転車で走り、マジで行き倒れになりそうになりましたよ。
やっぱ。砂漠は自転車で走るものではありませんな。
私は温泉大好きと言っている割には、泊まっても1日に1度しか入らないので、温泉大好き友人には一緒に行くのを断られています。温泉は大きな湯船が良い、だから部屋付きの温泉はイヤ、だけど、お部屋からタオルだの色々持って温泉場まで行くのは面倒、と、トコトン横着な人間なんです、私は。
だから、1日に1度入れば大満足です。
生きてまた行けるかなあ、なんてどうしてそんなに繊細なのか・・・・・・。
身体が丈夫でなくて、不安を抱えている人は貴女だけではありませんよ。
でも、不安を振り払い、また来ようと思いなさい!
どのような病気のご友人かは分かりませんが、自分の事を心から心配してくれる友人がいる、と言うだけで、どれだけその人の心を癒していることか。
身体が辛い時には会いたくないと思うこともあるでしょう。だから、その方に会おうと思うならお手紙を差し上げたら、どんなに御喜びになるか。
あ、ごめんなさいね、ぽこさんのことだから、きっと差し上げておられますね。
ぽこさんが元気なのが一番、とおっしゃるお友達はきっと素敵な方でしょう。
自分が病気のときには、なかなか言える言葉ではないと思います。自分の家族ならともかく。
ぽこさんは本当は強い方だと思います。
自分を信じてくださいね。
病気をされているご友人のこと、親しい間柄であるだけにぽこさんにとってもとても辛いことではないかと思います。ぽこさんの優しいお気持ちがきっとご本人にも伝わっていると思います。こちらでコメントさせていただく時の名前もgreenに戻しますネ!
といっても読み深めているわけではなく、いつもため息をつきたくなる永遠の思慕 いわば、ミーハーのファン心理にすぎません。敦煌も何度読んだかわかりません。
ふと、気づいたのですが、すらいむらいだーさんとネット上でご縁を結んだ最初は、果たしていつごろだったでしょうか。確か、きっかけは、小池真理子さんの愛読者の会?だったような。。。すらりんちゃんがまだ小さくて、もちろん、奥さまもお元気ですらりんちゃんのおかあさん業に精魂込められていた。
私はそのころ、カテーテル手術寸前でずっと患っていた心臓に異変がおき、元気になり、、、奥さまが病で身罷られた。
その後小池真理子さんより、ご主人の藤田宜永さんの作品を読み耽った時期が続きました(笑)
藤田宜永さんが福井出身だと知ってよけいに関心が深まったのかもしれません。。。
時は移る、人は変わる
変わらないのは、生きてきた時間の積み0重ね。
西域地方には、時空を超えた悠久の世界観があるように思います。
そんなところを、命がけで自転車をこぎ、ひっぱりして進まれたすらいむらいだーさん、おぬしは只者じゃないでですね!
敬愛しちゃいます。
不安を振り払い、また来ようと思いなさい!
何度も復唱させていただきました。
信州は鹿教湯温泉というところの同じホテルに行くこと、今度で4度目です。今年は四月に高遠桜見物を日程の中井入れて参りました。蕾全くかたい状態でしたが、その日は日本アルプスが一望できる至福の時間を持つことが出来ました。
今回は松茸をはじめとして、キノコ尽くしを堪能できました。
秋はフルーツが信州はおすすめです。
鹿教湯温泉は、もともと、湯治場として自炊までして長逗留の愛されるお宿で賑わった秘湯に近いのに栄えた温泉郷だったようです。
今は、栄枯盛衰の名をほしいままにしています。いつも利用するホテルは400年の歴史を誇るも、先世紀には寸前のところで会社更生法?にまでいったかもしれない推移があったようです。
相当テコ入れをして高層階のホテルにしたり、ホスピタリティや健康寿命を意識した現在の姿になったようです。温泉の効果が一番のお目当てではあっても、長くいてもいつ行っても飽きのこない場所、というのが有難いです。
グリーンさんはもちろん緑やそれにまつわる感覚がお好きでいらっしゃる、と容易に拝察できます。
一方青の感覚も捨てがたい方、ともお見受けします。井上靖さんの世界には青の美人が頻出するのですが、お会いしたこともないグリーンさんのイメージがどこかぴったり重なるのです。
東山魁夷がまさしく青あるいは緑の世界を描いた方ですよね。それがもともとは、小さなため池のような御射鹿池に端を発しているとは、私もよくは知りませんでした。吉永小百合さんがテレビのコマーシャルで背景にされたのもこの御射鹿池だったとか。。。
昨秋、群馬のたぶん、スキー場、奥志賀のあたりだったと思います。標高2000メートルあたりの平原に湖と白樺林と無限(実際はそうでないですが)に続く苔の世界 に足を踏み入れました。
時間に余裕がなかったので、十分散策できなかったのが残念なので、もう一度、いえ、何度でも再訪したいと思っています。
お互いに体力にみあった過ごし方、ひいては、生き方を楽しみたいですね。
友人のことにもお心をいただき、本当に嬉しく存じました。