最終章だけど、、、

日記や趣味を書く

ターシャ・チューダの世界

2020-04-20 08:03:37 | 日記
おはようございます。
ヘンリーソローの「森の生活」が好きな私は、現代のソロー?ともいえるターシャの世界にはまって、そう多くはない出版された絵本をそろえて愛読していた一時期がありました。






毎年求める手帳も

今週の次のページには




1週間で2倍になった本県の感染者数のことをしばし忘れました。
コーギーが好きですが、この年から家族に加えるのは、体力的に無理なので、陋屋の中門近くにほぼ実物のコーギーの置物を置いて数年になります。命がかよっていないので、被写体にする気はなく、ご紹介したことはなかったですね。専ら雀ちゃんばかりでしたから。

ベートーベンのスプリングソナタでも聞きながらターシャの絵を見いるつもりです。

https://www.youtube.com/watch?v=Sfm-zJLYWB8



実物
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祈る

2020-04-19 05:29:54 | 日記


おはようございます。
昨日は、月に二度あるお寺さまの月忌参りの日でした。
お寺さまの読経のあと、大急ぎ、焼香を済ませ、ささやか茶菓でおもてなしします。
いつもの玉露を心込めてお淹れします。
「こんなご時勢ですさかいに、これにて失礼します。」お布施を袂にお入れになりながら、
「とにかく、これが終わったら、一に、いえ、ゼロに戻って日本中、心入れ替えて再出発ですちゃあ」と、真顔で、高らかに発せられました。
仏間は奥座敷に隣接します。仏間の襖を開けますと、いつもの居間です。北側のレトロな窓に自分で縫ったタペストリー。(失敗作)

こんなごちゃごちゃ片付かない場所ですが、座敷と違って椅子、テーブルにしていますので、お寺さまといえども、
少しは身体が休められるようです。
畳廊下を数歩通られて


畳廊下の天井です。竹と葦簀の網代になっていますね。
土蔵の入り口がちらっと見えますが、

後ろ座敷、前座敷とお寺さまは進まれます。
と、足を緩めて
「うさぎが可愛い、大根の白い花も幸せそのもの、いい屏風ですちゃあ、、、本当の平和が来るようにいのりますちゃあ」と。
冒頭の屏風です。
小さ侘び住まいのわが宿ですが、気持ちを整えようと、2か月ぶりに掛物、屏風などかえました。
外から見ますとこんな感じです。






ごく近所の居酒屋さんの手書きのお知らせ

悲しい気持ちを払拭しようと、数分散歩代わりにお参りに行きました。

誰一人参拝者はいませんでしたが、その分安心してお参りできました。
駐車場から後ろ姿です。


もともと、衰退気味の静かな地方の市内ですが、県内の感染者数は92名に達し、どこまで続くかむかるみぞ、の気持ちです。お寺さまのお言葉のように、これが去ったら、謙虚に、もっと、当たり前を感謝して残りの人生を歩みたいと思います。



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お雛さまのお蔵入りにやっとたどりつきました。

2020-04-14 09:25:04 | 日記
三月三日のひな祭り当日にお雛様をしまわないと、出遅れる(輿入れが遅れる、化石のような言葉を使うなら、オールドミスまっしぐら路線)という伝説が、かつてはまことしやかに言われたものでした。

お雛様を出したのも二月のごく終わりごろでしたので、一か月遅れでいいわ、四月三日にお戻り(土蔵に)いただくわ、とのんきに構えました。

二月下旬は、当県は、罹患者ゼロでした。広くもない居間にお友達を招いて濃厚歓談、三時間も彼女とき相向かい彼女の処世感の熱弁に聞き入りました。

それからひと月半になります。罹患者数は50名に届きそう。

私の気持ちの萎えは、どんどんひどくなり、なんにもする気になれず、無為飽食に甘んじる毎日です。

やっと、お雛さまを3つの木箱に収めました。毛氈を外して、あとは、ひな壇の組み立てをとれば、元通りの奥座敷になります。


やる気がしないので、デミタスのコーヒーセットにもインスタントコーヒーで済ませ(いつもは、エスプレッソマシーンを使いますが)ひな壇上にあった、菱餅をお茶うけに片付け作業の労を自分でいたわりました。
直前にお仏壇の扉を開けてお線香もあげたので、お数珠も一緒に撮影に加わっています。コーヒー茶碗の小ささが分かります。お数珠の定位置はこちらです。


二人の幼い人の銅像にかけています。
いつものお花が金屏風前にあるのと同じ部屋です。

これは前座敷と呼ばれるいつもの座敷。炉が切られていますが、長いこと炉開きしていません。かつては、庭の蹲で洗心してもらい、少し大勢のお客人を招き入れてお茶事をしたものです。金屏風の裏に茶道口を設けていました。


後座敷です。お茶事には、待合として使いました。
先ほどまで、二條びなを床の間に飾っていました。そろそろ終焉に近づいた庭の椿を手折って投げ入れです。


お雛様のいらした空間は華やぎがありました。
すっかり寂しくなったいつもに戻った部屋の真ん中で、寂しいのは、私のこころ、そのものなのだと、涙がふくらみをまして、生じてきます。

いつになったら、この不安がなくなる日がくるのでしょうか。。。。。

みんなで、こころをひとつにして、乗り越えないといけない凶事です。弱気はいけませんね。

お雛様のあとの奥座敷に、何か掛物を探して掛け、お花も活けないと。ちょっと気が早いですが、五月のお節句のにでもしましょうか。

写真を撮る元気もここまでで、小間(茶室もどき)と水屋の花の写真は割愛します。庭の一番大きな椿の木、露月という白い一重の花をつける木ですが、その下いっぱいに、今は、富貴草が白い花を繁茂させています。小間とお仏壇に活けました。

以上小学生の日記、いえそれにも届かない稚拙な一文でした。おわり




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十五夜

2020-04-08 05:58:37 | 日記

菜の花畠に 入り日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて におい淡し

里わの火影も 森の色も
田中の小路を たどる人も
蛙のなくねも かねの音も
さながら霞める 朧月夜

おはようございます。
昨夜のお月さまは、冴え冴えと美しかったです。
世の中は、こんなに心惑うことが多いのに、
夜空も月に照らされる桜の花弁もせつないほど穢れがありません。

日本国中、決まりを守って、まっとうな社会に戻れますように、
私も落ち込まないで、日々の営みはできるだけ笑顔を意識して行いたいと思います。

大好きな朧月夜でも歌って、息を詰まらせないで、深呼吸も忘れずに、さあ、今日も始まります。数時間前の南の空と、夜空を背景に撮った自宅二階からの写真です。







 



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ムスコへ

2020-04-06 05:29:08 | 日記

お誕生日おめでとう。
37歳になるんですね。
数日前 「数理解析研究所の望月新一教授が、これまで未解明だった数学の超難問「ABC予想」の証明を2012年に発表されたが、その正しさが8年がかりで認められた」というニュースで沸き立った時、あなたも、思わず拍手してその偉功を讃えているかな、と思いを巡らした。
どうしても、数学を極めたいと、学部の直結の大学院ではなくて、数理解析研究所に、と望んで、あなたにしては、真っ向勝負で難関に挑み、研究所に入ることが叶った。当然博士課程まで進むと思って、遠くから近くから健康と頑張りを見守っていたのが、修士課程の二年目で就活の意思表示。あれよあれよの間に思いもよらず、学究の道を断念して社会人としてスタートしたのがもう10年以上前の四月でした。直前の修士課程修了式にはじめて私たち夫婦そろって出てみると、婚約者だったお嫁ちゃんもいました。結婚を人並みに考えたら最後、数学なんて学問は無理、と就活に入ったことを目の当たりに思いだしたものでした。

18歳で親元を離れてからの時間の方が、それ以前の時間より長くなっていることをあらためて感慨深く感じます。
会社での仕事はいつも忙しく、それこそ便りのないのは何とやら、を地で行く生活のようですね。今年はこんな凶事が世界中にはびこっていますから、無力な親ですが、いつも亜子の無事は念じています。

あなたの中学への通学路に川べりの桜並木がありました。

世の中がこんなに不穏な空気に包まれていてもこの季節にちゃんと咲きほこらんでいます。
私があなたをこの世に送り出したあの朝も満開の桜が揃って祝福してくれているように思われました。結婚して7年後に授かった命、へその緒を3重にまきつけての難産でしたから、うぶ声もあげず、チアノーゼ状態で生まれてくれました。分娩台で正座してドクターたちにお礼を言った未熟な母のはじまりでした。
結婚以来、こどもの有無とは無関係に専業主婦だった私が、小学校に入学直前のあなたに「仕事をしない人は人間じゃないよ」と背中を押されてはじめて就いたのが教壇に立つ今の仕事でした。
あなたは、その時以来ずっと私の就業にとても理解がある、といいますか、ほめてくれる、大した教師でもない私を評価してくれる それが私のこれまでの支えでもありました。

今年度も老骨に鞭打って週に数時間の講師の仕事に就きます。当地は8日、始業式、入学式はどうやら何とかいきそうなので、今週のおわりには、私の授業も始まるはず。。。

一方、学ぶに遅いことはないだろう、と

準備は周到にしています。私のことですから、三日坊主で終わるでしょう。コロナ騒動でますます在宅時間が増える私のちょっとした背伸びです。

再開して8か月のバイオリンは、この騒動が少し下火になるまでレッスンはありませんが、なるべく一日一度はボーイングと音階練習はするようにもしています。
好きなお花はこうして性懲りもなく家中に生けて、私の楽しみの一つ。


あなたを育てた、というよりも、こうして私自身が育てられて、
それもこれも、あなたの誕生があったからこそ、と
あなたにもおめでとう、の代わりにありがとう、をキッパリと言いたい、そんな誕生日です。
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