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そろそろ、あった方が良いかな。

2009年09月21日 | 日常・身の回り

そろそろ、住所と名前のわかる名刺でも作って持っていたほうが良いかな。

先日、現役時代の名刺ファイル五冊ほどから、多量の名刺を引き出し破いては捨て、破いては捨てして十五、六年前の名刺交換の残影を葬り去りました。

ビジネスで、必要な名刺は肩書きもさまざまで代表取締役から、一営業マンまで、部長だ課長だと位も上から下まで名刺で仕事をして、会社も上場企業から中小企業、個人企業と肩書きがものを言う。

中には、肩書きがなくて表は名前だけ、俺のことを知らないのはもぐりだ。と言わんばかりの偉そうな威圧的な名刺、厚い用紙に凹版印刷で漆を流し込んだような文字が浮き上がっている。

そんな権力の権化のように見える人も、名刺の裏を反してみると沢山の法人や何かの理事だの、滑ったころんだのと肩書役職名が羅列している。その役職の仕事全部を、こなしているわけでなく、おそらくは天下りも含めて法人のお守りに使われているのだろう。

日本人ほど名刺の好きな国民はないと、何かで聞いた。名刺をもらって、「私、名刺を持っていません」と返す名刺がないでは通らない。

名前の売れた芸能人は、名刺は不要だが事務所のマネージャーか付き人がフォローしてくれる。

病院や薬局は健康保険証、金融機関は免許証など本人確認のできるものがあればよい。

いちいち、メモに新しい住所と電話番号を書いて手渡して二ヶ月がたった。

道で知人に会って新住所の名刺でもあった方がと思い立ち、昨日はパソコンソフトの名刺作成に取り組んだ。

名刺作成の、テンプレートには会社のロゴや、肩書き欄が用意されている。

もう丸腰の吉天には、所属する会社や事務所もない、もちろん肩書きもないので、シンプルに名前と住所電話番号があればよい。

肩書きが無くて、腰書きに年金生活者と入れる手もあるが、マアァそれはやめて手書き風の書体でしゃれてみた。あまり殺風景なので、手賀沼の水と空の水彩風のイラストをあしらって、自分的?にはまあ満足のいくものとなった。

しかし、考えてみれば世捨て人に近い今の吉天には、取り立ててこの名刺を渡す人のいないのが実状である。無駄なことに時間を費やしたものだと思っている。