図書館に行く、美術館に行く、散歩する、昼寝する、絵を描く、ときどきPC開く、家の周りの、草を取る、風呂を洗う、週三回のゴミ出しをする。
買い物に付き合う、ラジオやテレビの、語学のレッスンを聴く。
机の周りの整理をする。光熱費や、通信費の引き落としの、通帳記入とチェックをする。
次の年金支給日まで、余ることはないが、足りない事の方が多い。
読書の秋は、二、三の銀行や、郵便局の通帳を広げて読む。
一年前の、同月同日の、通帳をしんみりと味わって読んでみると、秋を感じる。
旅行に行った、外食をした、おしゃれのウエアを買った。こんな物語性のある出費があれば、通帳の読書も、思い出ポロポロ楽しい写真のアルバムを振り返るようだ。
だがしかし、暮らしのやりくりの跡が、通帳には残されて居て、あんなこと こんなこと、「おしん」のような、苦労のドラマ、これも人生。
切ない、読書の秋だ。
見ていろ、来年は倍返しだ。