ビンゴゲームで、番号を読み上げられると、穴が開いてゆく。
同級生や、年の近い人が、無くなると、手元のビンゴカードに、穴が開いてゆくような感じになる。
いつ自分の穴があくか分からない。
Aの6番などと、自分の番号が読み上げられると、寿命が尽きて、途中でお終いとなる。
なるべく、リーチか、ビンゴになるまで、生き延びたい。
縦横斜めにきれいに、並んでビンゴになるなら、それでよし。
とびとびでの中の穴では浮かばれない。
景品も貰えなくて、犠牲になるのは、叶わない。
高校の同級生、中学の同級生と、続いて訃報を貰って、はかない気持ちの昨今である。
もの哀しい秋だ。