大変な事故から、一年余。
電気代値上げのお願いのもとは、なんと言っても原発事故。
それなのに、電力が、まかなえないから、原発の再稼働。
大飯原発再稼働も、やむなしと。
万が一、事故があれば関西広域に放射能物質が振り撒くと、福島以上の脅威にさらされる。
それでも、背に腹変えられないと、限定的ちょっとだけよ。と言いつつ再稼働へ。
馬鹿じゃないの。
あんた、あほか。と言いたい。
ちなみに、吉天の住まいも、福島から離れているとは言え、かなりの放射性物質が草や木に降り注いで、生ゴミと草や落ち葉をクリーンセンターが回収焼却したら、かなりのセシュウムが焼却灰から出て、焼却灰の処置が出来ない。
そこで市は、可燃ゴミと草や落ち葉を分けて回収、せめて焼却灰を草木落ち葉、剪定した枝木に限って、焼却灰の量を減らすと言う。
本当は草取りも、ガーデニングも、手袋して、マスクして、靴についた土は洗い流すほどのレベルでは無いのか。
たださえ、ごみの分別が複雑だが、摘みとった草や、落ち葉、剪定の枝木など、仕分けして回収車に託す。
電力会社のいう、「大変ご迷惑」は、原発直近の福島に限らず、このように広い範囲に及んでいる。
完全な脱原発以外に、今更ながら日本全国の安全は無い。
我孫子市は、毎年の(昨年は自粛)花火大会も、学校、公園の放射性物質の除染の費用に回すため中止になった。
野田総理の出身地の船橋も、我々の市とそう遠くない同じ千葉県だ。
ドジョウだって、鮒だって、セシュウムまみれなのに、すぐに健康被害が現れないからと言って、どうして平気なのか。
水俣病も、サリン事件も、原発事故も、同じようなことが起きないようにする学びの心と行動がないと、日本は永遠に不幸のままになる。
お互いに今こそ目覚めるべきだ。
どれほどの危険を含んでいても、目先の停電も困ります。補助金は入らないし、給料も入らない、立場によって考えが異なるのも仕方ないことです。
まさかが起きないように起きたとしても無作為だけは避けなければです。日本人の命もですが外国からの信用もまるで駄目になってしまうでしょうから。
確かに、原発のお陰で日本の産業経済は発展し;有り余る電力で贅沢な暮らしを営んできました。
しかし原子力が、こんなに危険な物とは、気がつかなかったのは愚かでした。
広島、長崎と原爆を浴びた国ながら、原子力の平和利用と安全神話を信じて原発の推進をやってきて、地震と津波で脆くもメルトダウン。多くの被害や犠牲者を出しても、脱原発に踏み切れないのは、どうしてなんでしょう。
常識的には、諸般の事情を考えて再稼動容認が大方の流れになってゆくようですね。
絶対安全という保障がないまま、再び大事故が起きれば、もう誰も救ってくれません。
使用済み燃料棒ですら始末する術が確立していないのに、これから大きな地震や津波が発生するといわれているのに、再稼働なんてとんでもないと思います。
福島のあの苦しみを実態を野田総理はどのくらい心に刻んでいるのでしょうか。
日本列島はお先真っ暗な気持ちになります。
ここ千葉県の北西部の東葛地区は、公園も校庭も除染しなければなりません。
市の予算です。税金です。これが放射能の被害です。
再稼動すれば、決して安全と言えない原発は、いつまた事故を起こさないとも限りません。
それでも、日本は平和です。震災の直後こそ自粛、自粛と控えていましたが、復興も進まず瓦礫も片付かないままで、事故は遠くなって行きます。