駅まで通う15分ほどの農道を、勝手に「哲学の道」と称して粋がっておりましたが、このほど「いつもの道」と言い改めることに致しました。
梨畑が続く中を縫って森や林の自然いっぱいの道ですが昨年、 道の中ほどに資材置き場が出来ました。
今年になって、野武士のように毎年咲いていた桜の樹七本が、3月末開花を前に伐り倒されました。
すっかり蕾をもって、すぐにも咲きそうな桜の樹が無残にも根元からチェンソーで伐られ、枝ごと丸太になって転がっていました。
もう、この道は「哲学の道」に擬える風情は無くなり、ただの抜け道となり果てました。
大きな開発から見れば、針の先のような小さなものでしょうが、このような無情な開発は全国各地で進み、日本の自然が蝕まれ地球温暖化が忍び寄り、結果として大きな自然災害が増えてゆくことにつながっているのでしょう。
まぁ~!そんな話を聞くと、胸が痛くなります。
そこまで大きくなるのにはどれだけたくさんの年月がかかったでしょう・・・
それを、いとも簡単に丸太にして転がしてしまう・・・
悲しすぎます・・・
>無情な開発は全国各地で進み・・・
私も、いつもそう思っています。
無くしてしまった樹木を戻すには、一朝一夕にはできません。
地球温暖化は、そんなところからも忍び寄ってきているのですよね。
手入れ不足の雑草園、思いっきり炭酸ガスを吸っています。目も当てられない状態、暑くても選定開始しないと日陰になったのが枯れてしまいます。(爆笑)
伐られた根元から、若い枝が噴出していますが、もう樹にはならないでしょう。
役所の年度末の仕事で、予算を使い切るために三月末に伐ったのではと推測しています。
桜の樹の所だけ道路を広げても、延長線上にかかる住宅も有り、ちゃんとした市道にはすぐにならないのに、どう言う都合かわかりません。
市も財政難の折から、無意味なところにお金をかけているとしか思えません。
仮に幅を広げた道路になっても、車の通り抜けでスピード出されたのでは、通学路でも有り危険が増すだけです。
現在の道幅で、遊歩道的にすれば観光にも役立つのにと、吉天は思うのです。
毎年、蕾から三分咲き、七分咲きと満開になるまで楽しませてくれた桜の樹です。駅への往復で観桜し、花見に出かけない吉天は手近で済ませておりました。
無粋な伐採になげいております。