奈良県明日香村の高松塚古墳の国宝壁画が対策不備で劣化が進んでいる、対応が後手になり「飛鳥美人」もカビでひどくなりつあるとのこと。
一方、同明日香村のキトラ古墳の石室からはぎとり、保存修理をおえた朱雀を含む四神壁画は、五月から特別公開されると言う。
古墳と言えば、ここ我孫子市の手賀沼周辺にも、古墳時代の古墳が数 分布している。
西大久保古墳や、この地域最大の前方後円墳の水神山古墳がある。
この水神山古墳の近くに、四月二十八日に「高野山桃山公園」ができて公開される。
手賀沼を眼下に見下ろす新しく出来た市の公園である。
古代の豪族も、風光明媚なこの台地に古墳を作たのであろう。
湿気が多いほど剥がれにくい、そしてカビとの戦いですね。
当時の権力者ですもの、好きな場所に墓を作れたはずです。財宝だって思いのままだったでしょうから。
密閉されていた石室は、発掘して開けたとたん空気にふれ、劣化が始ります。
開く前に保存の対策を考えておく周到さで、臨まないといけません。
永遠の眠りを願って埋葬された人の墓ですから。