登山での炊飯はほとんどしない方だった 時間と燃料が結構かかるからだ
何が主食だったかといえばパスタや麺類、それも早ゆでのやつ
海外キャンプでは2週間くらい米を食べなくても平気だった
米炊くのが下手だからだろうって?とんでもない
北アルプスの某山小屋でバイトしていたときは飯炊き主任だった
3000メートル近い標高では普通に炊けず、3升炊きの圧力釜を使用
夏場のピーク時はそれを数個同時に使用して器用に炊いたものだった
この圧力釜が曲者で、かんかん叩いて周りのリングをはずしているうちに
強度が弱くなりそのうち屋根付き破って吹っ飛ぶのだ
と、前振りが長くなりましたが
「不思議なめし袋」で炊飯実験 メリットデメリット両面を調べてみたい
裏面には丁寧に説明書きがのってます
丁寧って卓球選手いたなーロンドンオリンピック見た ってこれ以上脱線しないように話を続けます
めし袋20枚、竹串20本、紙の計量カップもついてます
はい炊飯準備
いつものように残ガス処理を兼ねて
いつものよーに幕ーがあーき♪は ちあきなおみだったか 喝采 ってまた話それるし
普通の米をとがずに炊飯しても袋からぬかが流れ出すので大丈夫らしいが
やはり袋に入れて軽く水で流したほうがおいしいらしい
山で炊くときは無洗米がいいかも
ちなみに袋はかなり丈夫で水切れも抜群
沸騰したお湯に20分入れる 鍋のふたはしない
火加減水加減の必要なし
ここで気づいた方、正解は越後製菓
チタンクッカーでも焦げ付き無しで炊けるということです
ちなみにクッカーが900サイズだと100gの米量で1袋かなー、1400サイズだと2袋、
75gだとそれぞれ2袋と3袋といったところか
お湯からあげて10分ほど蒸らせばできあがり
米はすぽーんと袋から出てくる
残ったゆで汁は捨てずに副菜を作るのに使いましょう
これで無駄に水を使わずに済みます
メリットとしては
・チタンクッカーでも焦げ付き無しで炊飯ができる
・水は意外と使わない(茹で汁を他の料理に使う前提)
・火加減水加減がテキトーでもよいので誰でも失敗なし
・吹きこぼれないので雨のテント内でも安心
・食感は普通に炊飯したときとあまり変わらない
・高地でも芯が残らない(これは未確認、3000m以上では30分以上かけた方が良いという情報も)
デメリットとしては
・やっぱり燃料をたくさん使う 弱火でも20分(普通の炊飯並みですが私は米炊かない派なので)
・袋が1枚当たり50円位する
・湯にうまみが流れ出すから?米の甘みなどは感じない
総評としては、
山にしてはそこそこ?美味しいご飯が食べられる
米も計って袋に入れて行けるし、そのまま容器代わりになる
ランニングコストは米食べない人からすれば袋代と燃料代がかかるので高め
袋は東洋紡の「お袋のワザ」のOEMで、こちらは50枚入り1500円くらいらしい
再使用は衛生上の観点からご遠慮くださいとのこと
ということで次は使用燃料をできるだけ少なくする方法を考えます
袋も再使用したらどうなるか?さっそく朝ごはんに試してみよう 結果はまた後日
くじゅう、阿蘇のログハウスの宿 ポーランの笛はこちらからどうぞ♪
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