私は立派な〝ろす〟の真っ只中にいる!のである。
これまでにも幾度も経験したあらゆる〝ろす〟より遙かに勝るこの〝ろす〟を
どうしてくれると言うのだ。
そもそも私は何年も前から、
ばーちゃん見ないとあかんのに、孫の守りなんか絶対に出来ないよ。
一切するつもりはないから、そのつもりで!!
と、けっこんの〝け〟の字もない時代から愚息達にはそう言い放っていたし
心底本気でそう思っていた。
なのにどうよ。
様々な理由に加えて、コロナだかの影響で実家に里帰り出来なくなったお嫁ちゃんが
なんちゃら宣言が出るギリギリのところで家にやって来てから約3か月と3週間。
若い女の子が身近に居るという
くすぐったい様な奇妙な感情を秘めた日々を過ごす事になり
これまたコロナだかの影響で、殆ど外出出来ずに
どんどん大きくなるお腹を抱えて、不安も大きかっただろうに
いつも可愛い声でけらけら笑って頑張ってたお嫁ちゃんはもっと想定外だったろうし、
全く、かわいそうだった……としか言えないや
そうして、やがて産まれた新しい命を、囲んでの
慌ただしくも、幸せな日々は、
なるほど、世の中のじじ様ばば様が、孫程可愛いものはないとおっしゃるのを
悔しくも実感してしまったのだからどうしようもない。
コロナの第二波が囁かれ始めた7月下旬
悩みに悩んで、
予防接種が始まるまでには帰らねばと
ギリギリの所で決断して居るべき家へ送って行ったのだけれど
行きは手の中にあった重さが帰りにはない……と言う体感は
想像を超えた〝ろす〟感だった。
いやいや、半端ねぇって
家に帰っても、ただただ静かで……
全くねぇ、元に戻っただけなのに💦
……かぁちゃん、めっちゃ静かになってしもたなぁ……と
答えぬかぁちゃんにぶつぶつ言い続け
階段を降すのに、よっこらしょと抱え上げながら、
赤ちゃんに比べたらやっぱり重いなぁと
続けて喋り続け
ついには、かぁちゃんが哀れに思って??「あぁぁぁ」と度々声を出す始末
ようやく2週間ちょっと過ぎて、元の生活が日常になってきつつある所だ。
しっかし、振り返ってみると、お嫁ちゃんも頑張ったが
私も頑張った!!せめてここでは自画自賛
コロナだかなんだかのおかげで、かぁちゃんのデイサービスは自粛。
ショートステイは中止。
訪問歯科、リハ、往診も自粛。
加えて、予想外のあれやこれや。
皆様と同じ様にコロナに関係する事について
言いたい事は山ほどあるけれど
さっさと日常を取り戻すべく日々を過ごす所存。
尋常でない暑さが続いております。
どうぞ皆様ご自愛下さいませ。