・・・さて、竹ひご細工の飛行機を飛ばして遊んだお宮さんの階段を上まで登ると
お宮さんにもう一つの入り口があって、高台には別の街が広がっていた。
かぁちゃんに手をひかれ、何度も通ったあるお宅の玄関には薔薇のアーチがかかっていた。
うすくかすんだ記憶の中に、小さな薔薇の群集の赤い色だけが鮮やかに残っている。
かぁちゃんとオヤジさんの共通の友人のお宅で
ご夫妻は今も、かぁちゃんの名前もオヤジさんの名前も“ちゃん”付けで呼ばれる。
もちろん、奥様の事も、ちゃんと“○子”と名前で呼ばれる。
羨ましくなるくらい、いつも仲良しの夫妻だった。
特におじさまは、どうしたらいつもこんなに穏やかでいられるのだろうと思うほど
柔らかな笑顔で優しい言葉で語られる。
私達が故郷を離れて数年後にやはり故郷を離れられ、
当時の我が家からはそう遠くない場所に住まいを移された。
私の事も随分可愛がってくださり
初めて“宝塚ファミリーランド”に連れて行ってもらった時に、
鉄腕アトムのハンカチを買ってもらったのが嬉しくて、長い間大切にしていたっけ。
縁あって私達の仲人役をお願いした事も有り、背の君とも仲良くしていただいている。
数年前「○子が、あかちゃんみたいになっちゃってねぇ。かぁちゃんと同じだねぇ。」と、電話があり
「ぽれちゃん、大変だねぇ。がんばってよぉ。」いつもと同じ微笑を含んだ優しい声だった。
たしか、かぁちゃんより七つ程年上でいらしたので、老々介護生活だなぁ・・・
と、思いつつ、時折電話で声を聞くだけだったのだけれど
東から帰った翌日の昼下がり、おじ様から久しぶりに電話があった。
「○子が三日前に、とうとう特養に入りました。
頑張ったんだけど、ぼくがだんだんきつくなっちゃってねぇ。」
「みなさんにとてぇも親切にしていただいて、近頃はデイでも○子がよく笑うようになってね、
プロの方々に委ねてもいいかなぁって、やっと思えました。」
ほっとされていたけれど
50年以上、夫婦二人だけで寄り添って生きて来られたのだ。寂しくない訳がない。
「夜中に○子がいないのにお手洗いの時間に勝手に目が覚めちゃってね。」
って苦笑いしながら、そうして
「ほんとはね、ずっとぼくが看てやりたかったんだけどねぇ。」
・・・優しい声が涙でくもった。
来月にでもPCの事を教えて欲しいと仰るので、背の君がお宅へ伺う予定が決まった。
ここは、久しぶりに腕をふるって、お弁当こさえて持ってっても~らおっ♪
*************************************
へへへっ♪連日更新はかな~り久しぶり
読み返す手間を惜しんで書き殴った感もあり
雨降りばかりで拗ねていたら、梅雨入りしたとニュースが告げた。
つでに台風まで来ているそうだ。
気持ちが“なめなめくじくじ”にならないように気をつけねばと眉間に皺を寄せつつ
先程カレンダーを真面目に見たら、今年ももうすぐ折り返しの月が目の前ではないか!
なんて、文字にしたら本気で焦ってきてしまった。あ~っ!どうしよう!!
レディが随分力を入れているようで、秋公演のチラシ撮影が来月前半とか。
出された宿題が難問なので、また2週間ばかり異世界へ片足を突っ込みます
頭は既に半分以上は突っ込んでおりますから、
おそらく、しばらくは“食べる”事は忘れがちになる予定。
今回はⅡの手から少し離れているので、荷が重過ぎる気がするけれど・・・
なんて、ごちゃごちゃ言ってないで、急いで変身の準備だっ
気温差が激しい昨今。どうぞ皆様お身体にはお気をつけくださいませね~っ。
お宮さんにもう一つの入り口があって、高台には別の街が広がっていた。
かぁちゃんに手をひかれ、何度も通ったあるお宅の玄関には薔薇のアーチがかかっていた。
うすくかすんだ記憶の中に、小さな薔薇の群集の赤い色だけが鮮やかに残っている。
かぁちゃんとオヤジさんの共通の友人のお宅で
ご夫妻は今も、かぁちゃんの名前もオヤジさんの名前も“ちゃん”付けで呼ばれる。
もちろん、奥様の事も、ちゃんと“○子”と名前で呼ばれる。
羨ましくなるくらい、いつも仲良しの夫妻だった。
特におじさまは、どうしたらいつもこんなに穏やかでいられるのだろうと思うほど
柔らかな笑顔で優しい言葉で語られる。
私達が故郷を離れて数年後にやはり故郷を離れられ、
当時の我が家からはそう遠くない場所に住まいを移された。
私の事も随分可愛がってくださり
初めて“宝塚ファミリーランド”に連れて行ってもらった時に、
鉄腕アトムのハンカチを買ってもらったのが嬉しくて、長い間大切にしていたっけ。
縁あって私達の仲人役をお願いした事も有り、背の君とも仲良くしていただいている。
数年前「○子が、あかちゃんみたいになっちゃってねぇ。かぁちゃんと同じだねぇ。」と、電話があり
「ぽれちゃん、大変だねぇ。がんばってよぉ。」いつもと同じ微笑を含んだ優しい声だった。
たしか、かぁちゃんより七つ程年上でいらしたので、老々介護生活だなぁ・・・
と、思いつつ、時折電話で声を聞くだけだったのだけれど
東から帰った翌日の昼下がり、おじ様から久しぶりに電話があった。
「○子が三日前に、とうとう特養に入りました。
頑張ったんだけど、ぼくがだんだんきつくなっちゃってねぇ。」
「みなさんにとてぇも親切にしていただいて、近頃はデイでも○子がよく笑うようになってね、
プロの方々に委ねてもいいかなぁって、やっと思えました。」
ほっとされていたけれど
50年以上、夫婦二人だけで寄り添って生きて来られたのだ。寂しくない訳がない。
「夜中に○子がいないのにお手洗いの時間に勝手に目が覚めちゃってね。」
って苦笑いしながら、そうして
「ほんとはね、ずっとぼくが看てやりたかったんだけどねぇ。」
・・・優しい声が涙でくもった。
来月にでもPCの事を教えて欲しいと仰るので、背の君がお宅へ伺う予定が決まった。
ここは、久しぶりに腕をふるって、お弁当こさえて持ってっても~らおっ♪
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へへへっ♪連日更新はかな~り久しぶり
読み返す手間を惜しんで書き殴った感もあり
雨降りばかりで拗ねていたら、梅雨入りしたとニュースが告げた。
つでに台風まで来ているそうだ。
気持ちが“なめなめくじくじ”にならないように気をつけねばと眉間に皺を寄せつつ
先程カレンダーを真面目に見たら、今年ももうすぐ折り返しの月が目の前ではないか!
なんて、文字にしたら本気で焦ってきてしまった。あ~っ!どうしよう!!
レディが随分力を入れているようで、秋公演のチラシ撮影が来月前半とか。
出された宿題が難問なので、また2週間ばかり異世界へ片足を突っ込みます
頭は既に半分以上は突っ込んでおりますから、
おそらく、しばらくは“食べる”事は忘れがちになる予定。
今回はⅡの手から少し離れているので、荷が重過ぎる気がするけれど・・・
なんて、ごちゃごちゃ言ってないで、急いで変身の準備だっ
気温差が激しい昨今。どうぞ皆様お身体にはお気をつけくださいませね~っ。