『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

・・・ころりん、ころりんこ♪

2009年07月31日 02時39分17秒 | 日々の出来事
・・・・・・・・いや、多くを語るまい。
・・・・・・・・語れまい・・・・・・。

          察してくだされ・・・


察していただけない?

かぁちゃんのリズムが変化して夜中の“あんれまぁ”が無くなり
ほっとしたのも束の間。

うんっ!分かる分かる!!
この陽気、リハパンではさぞかし暑かろう、気も悪かろう。
なればシャワーが恋しかろう、嬉しかろう。
ほんと、分かる分かる、その開放感!!・・・けどさぁ・・・

慌ててトイレに誘導するけど勿論早くは歩けない。

さ~て、どうなるでしょうかぁ?・・・

まぁ、その何です。
最終的に、おそるおそるかぁちゃんの足の裏を覗きこんでチェック。
心から安心はした訳です。
んで、私は、這いつくばってフキフキ。
片手に消毒スプレー持ってフキフキ。
目を凝らしてあちこち確認フキフキ。
かぁちゃん、バスタオルにくるまれてトイレでウトウト。
んでもって、最後はシャワーでキレキレ~ッ

・・・・・・・・はぁぁぁぁ・・・・・

いや!出ないより出る事方がずっと素晴らしい!!
けど、3連チャンはさすがに凹む。


   
           



しかしながら、今日から月曜日まで、ダブルでショートステイ。
かぁちゃんの体調がちょっと心配だけど
日曜日はショート先の夏祭りに招待されたので様子を見に行ける。
ぽんが夏休みなので遠出は無理だけど、それでも私も夏休み。



うふっ・・・
今から朝まで眠れます
2ヶ月半ぶりです

嬉しくて目が冴えてるけど・・・・・・



 


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その時私は・・・

2009年07月27日 03時53分12秒 | どうでもいい話
夕刻から天神さんへ行くのを何ヶ月も前から楽しみにしていたのに、
前日からの雨はその日の昼を過ぎてもふり続け、ぽんはパニパニ。
『梅雨が明けると夏が来る
夏が来るとお日様ギラギラ花火の季節

という公式が彼の中には出来上がってしまっているのに、
天気予報はまだ“梅雨明け”を告げない。
海の日の夜に「なんで梅雨が明けない?」と落胆の叫び声を上げてから
ぽんの毎日は心配で押しつぶされそうになっていた。

その時、おばちゃんは・・・
「梅雨が明けるときゃ明ける!梅雨が明けても雨は降るときゃ降る!!」
と、優しくなだめ(ぽんに負けずに大声で叫ぶとも言う)
叫び疲れてゼイゼイハァハァ言いながら、家へ逃げ帰った時
その電話が鳴った。

着信音は例のメロディ「ん?何で今頃?」と思いつつ
当然いつもの「んあ?」って声のつもりで携帯を耳にすると
「おそれいりますが、そちら○○さんの携帯で間違いございませんでしょうか?」
と殿方の声がする。

その時母は・・・
一瞬固まった。そして、これはⅠが携帯をどこかに忘れたに違いない!!
と、勝手に思った。
電話口ではもう一度、同じフレーズを繰り返している。
しかし、○○さんって私じゃない。と言う事は・・・
これはⅠの身に何か起こったに違いない!携帯を悪用されてるに違いない!!
と、また勝手に思った。大阪湾にコンクリート詰めにされてたらどねんしよう・・・
「違いますが、どちら様でしょうか?」と冷静を装って応えたら
「あ、大変失礼しました。番号を間違えました。」と切ろうとする。

あかん、ここで切らしたらあかん!!
「あの、すみません。どちら様でしょうか?」と聞くと
「んあ?・・・」と相手がくちごもる。緊張が走る・・・。
「え?」
「え?って何よ!」って言いながら、ここで初めて気づく。

「おまえ、Ⅰか??」
「何でおかんやねん!?」
「何でもくそも、おまえがかけたんやろが!!」


「びっくりするわ。なんや声が似てるなぁ、おもたんや。
うわっ!何でおかんにかけとんねん。」・・・一人うろたえるⅠ
「うわっ!恥ずかしっ!!めっちゃ恥ずかしいやんけ!!」

・・・叫びながら電話は切れた・・・
・・・あの子、どこで電話かけてたんやろ・・・?

それにしても、以前“おれおれ詐欺”には引っかからないぞ!!って書いたけど
ちと危うい。我が子のよそ行きの声が分かりませなんだ
それにしても・・・めっちゃおもろいやんかぁ!!
その日の夜中に「んあっ?」「○○さんには無事に電話はつながりました。」
と、再び電話がかかってきたので、笑い倒してやった。


「今日は天神さんやったで。
夕方から雨はあがって、ぽんは嬉しそうに出かけたよ。良かったわぁ。
あんた、今年は祗園さんも天神さんも行かれへんかったなぁ。」


その時私は・・・
ちょっとだけ、おかんに戻った。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠雷

2009年07月20日 04時15分28秒 | ロデム参上
夕方から降り始めた雨は、時折激しく地面を叩き窓を洗い流していたが
先ほどから虫の音とかすかなサイレン音が聞こえ始めたところを見ると、
もうあがった頃だろうか・・・。

降り始めた頃から時折雲間から洩れていた閃光は、低い唸り声と共に闇を貫き
いつ果てるとも無く時に叫び、時に忍び泣いていたがようやく眠りについたようだ。


・・・・・・・・長い・・・・・・

バキバキと建物を震わせるような目の前の雷ではなかったにせよ
光り続け、鳴りつづけて数時間。
先程、かぁちゃんのトイレ誘導に隣へ行ったら、ぽんがまだ起きていた。

「おばちゃん、雷はぁ?落ちひん?避雷針あるから大丈夫?」
目をぎゅっと瞑り、布団に突っ伏しながら聞く。
「落ちひん、落ちひん・・・うあっ!まだ寝てやれへん~っ!!」とからかってたら
かぁちゃん、半分セーフ、半分アウト・・・夜中の運動量はそこそこだな


「おやすみ~。」と言いながら玄関を出ようとしたのだが、
・・・あり?ヤツがいない・・・。
いつもなら、私がかぁちゃんをベッドに連れて行く頃には決まって鈴の音が・・・

           
      玄関で止まる。        そして、しっぽでパタパタと催促する。

でもこちらも何かと忙しい。知らぬ顔でしばらく放っておくと


               
      「お供するから開けてくださ~い!!」と恩着せがましく言う。


しかも、ヤツは本気で話しているらしく
「にゃご・・・」とは鳴かない。「う・・・あ・あ・あ・あ」って小刻みに鳴くのだ。
勿論、甘えた声で「なぁぁぁごぉぉぉ」と擦り寄って来る時とは違う。

ペットが喋るってご自慢される方々を、どちらかと言えばシラッと聞き流してきた私が言うのだから間違いない。
間違いなく喋る!!お腹がすいたらちゃんと「ごぁ~ん」って言う!!


時には色っぽく 時には
                                何やらアニメチックに



「お~、よちよち、ロデム~、雷さん怖いのぉぉ?」・・・

人ならぬ物を愛でる気持ちが、近頃少しは分かり始めて来たようだ。


ロデムよ、雷は去った。そろそろ梅雨も明けようかの・・・
ロデムよ、ついに夏休みが始まったぞ!心せねばな・・・




ふむ。・・・天気予報によると、梅雨はまだ明けないらしい・・・





        
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の入り、堪え時

2009年07月17日 10時43分49秒 | かぁちゃんにまつわる話
ここ数年、夏の蒸し暑さが始まるとガタンとレベルダウンするかぁちゃん。
毎年、この夏無事に越せるかな・・・と本気で思ってしまうものの
つくつくほ~しの鳴く頃には復活を遂げて来た。

今年も突然足元がおぼつかなくなり、前傾・のけぞり・右傾きが大きく、
いつもならベッドの横っちょにちょこんと座って
サイドテーブルに肘をついて、しばらくは座っていられるのに、
その体勢がほとんど保てなくなり、横に、仰向けに倒れてしまう。
両の手を繋いで立たせても、姿勢を忘れてしまったように倒れかける。

でも、調子のよさげな日はエネルギーチャージの為に外へ連れ出す。
   
      ・・・紫陽花を・・・


               取ってパクリと・・・

したらあかん~っ 

いや、さすがに、紫陽花の花を捥ぐ事は出来なかったけど、
食べる気は満々・・・まだまだ十分いけそうだ。

けれど・・・水分の飲み込みがかなり難しくなり
いつもの様にコップでお茶を飲ませても、しばらく口に含んだ後で
だらだらだら・・・と口から出してしまう。

「ウケ狙っとんかい?」って思うくらい良い表情だけど

なので、ついに“とろみ剤”を使ってみた。がっ・・・
舌触りが馴染めないのか、しばらく口に含んだ後で
でろんでろんでろん・・・何かオカルトっぽいぞ!!
「あのなぁ、漫画と違うんやから!」って騒いだら笑ったような気が・・・怖いって

仕方が無いのでお洒落にお茶のクラッシュゼリー仕立にしてみた。
バッチリでございますことよ!!・・・がっ、ゼリーは常温では液体に戻る

なので、今度はお茶のユルユル寒天仕立に挑戦。
これはいいぞ!!
固形物の咀嚼、嚥下には今の所、ほぼ問題ないので、かぁちゃん寒天を噛んで食べる!!
これで、一日の水分量は十二分に確保できる

ほっと胸を撫で下ろしたのだけれど、寒天って食物繊維豊富な恵みの食べ物。
いや、そのせいかどうかも分からないけど、んこ様御到来が一日二回
しかも、規則正しく夜中の12時半と3時半のトイレタイム


          夜中に運動すると完全覚醒・・・私が・・・


そんな日々にも慣れ、夜中の運動が一回に落ち着いて来た昨日

        かぁちゃん、75歳になりました


ケーキを見ても表情を変えないので 
目の前で蝋燭に火を付けてやった!おお!刺激的~っ
(あ、動く方の右手は、ぴぃがしっかり押さえておりますので、念のため)

誤解を招く言い方をしてしまった・・・
蝋燭に火を灯して、かぁちゃんの目の前に置いた・・・の方がいいかな



かぁちゃん、誕生日おめでとう

えらかろうけど、まぁ、もうちょっとがんばりんさい



    


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お目汚し恐縮ですが、ぺこちゃんの反乱の話

2009年07月15日 03時36分51秒 | ぺこちゃんにまつわる話
ぺこちゃんの話題をここで書くのは随分と久しぶり。
相変わらずの毎日が当たり前に過ぎていく中で、
穏やかでない事がなかった訳じゃなく・・・
些細な事にひっかかり、同時に自分の許容量のなさにその都度気づかされて
改めて自己嫌悪に陥るので敢えて書かなかった。

ん~・・・書けなかった・・・ん~・・・書きたくなかった


何事もなければ、ぺこちゃんはTVという最大の友人相手にお喋りしたり
時には手を叩いて声高らかに笑ったりしながら、一日を過ごす。
休みの日には、11時までベッドでゴロゴロ過ごし、遅い朝食の後
姉ちゃんの「散歩行って来る?」のひと言に
「はぁぁぁい。」と、いささか不満げに応えて、集合住宅の敷地内を一人で二巡り。
(勿論何度か一緒に歩いてコースは確認している)
本当は私が一緒に出かけたり、買い物に連れて行けば良いのだけれど
彼女が休みの時は、かぁちゃんも休みなのでそういう訳にもいかない。
なので、ぺこちゃんはぺこちゃんなりに、出来る限り我慢をしているのだけれど
時折、その我慢が限界を超える事がある。

ぽんは不安材料を口にしながらパニパニするので、限界超えの時期がはっきり分かるのだが
ぺこちゃんの場合は予測できない事の方が多い。が、しかし・・・

ひとつだけ確実な事がある。
これまでの経験上、決して彼女の前で口にしてはいけない言葉がある。
直接じゃなくても、彼女の耳に入ってはいけない言葉があるのだ。

その恐怖のキーワードとは・・・

「遊びに行って来るね~っ!!」

なので、稀に彼女が在宅中に私が出かける時には
それがどんなに嬉しい時でも、楽しみにしている時でも
顔をにへら~ と緩めたりしてはいけない!!
ましてや、ウフフ~♪ と上機嫌で鼻歌を歌ったりしてはいけない!!
玄関を一歩出るまでは、あくまでもシビアに、あくまでも重々しく!!
「ねぇちゃん、ちょっと用事があるから出かけるね。」と
お弁当を彼女の部屋に運んで言わなければならない。
「ん。分かったぁ。」と少々不満げではあるけれど、そのひと言でちゃんと分かってくれる。

と・こ・ろ・が・・・だ。
それを未だに分かっていない人が約1名・・・
ぺこちゃんのお散歩からからのお帰りを出迎えに玄関まで出た時

「お~い、ぽ~。今日の夜はあんた遊びに行くんやなぁ?」・・・えっ?
「おいしいもん、よけ食べて来ぃやぁ!」・・・げっ?
お優しい背の君が部屋から出て来て、私に思いやりの言葉を叫ぶ。

・・・あほな・・・なんで今言うかぁ?間が悪すぎ・・・

ぺこちゃん、見る間に顔の表情が険しくなり、部屋のドアをぴしゃりと閉める。
しばらくして・・・お昼ご飯を持って行ったら
「いらない・・・頭が痛い。クラクラする。」とベッドの上でゴロゴロしてる。

あ~あ・・・ハンスト・・・

確認の為、熱を計らせる。勿論・・・ないっ。
「お腹がすいたらご飯持ってくるから言ってね。」と言っても「いらないっ!」
「アイスクリームなら食べられる?」って持って行くと、すぐさまぺろり。
仕方が無いので、少し早めに夕食のお弁当をいつもより多目に準備して
「お腹すいたら食べてね。」と寝たふりのぺこちゃんに声をかけた。
少しして、ポットのお茶を足しに部屋に行くと、既にお弁当にかぶりついてた。

・・・まぁね、食べないより、食べてくれた方が安心して出られるけど・・・
・・・今食べたら、夜またお腹がすくやん・・・

慌てて菓子パンを準備して出かける前に声をかけたけど・・・
夜遅く帰ると、ぺこちゃんはまだTVを観ていた。
菓子パンもおやつも彼女のお腹に入ったようだ。

まぁいっか・・・今回は吐かなかったし・・・

慣れたとは言え、時折、まだまだ気が重くなるのですよ。
悪意のない、ストレートな感情表現。
分かってるけど、しんどい時はやっぱり・・・しんどい。

ぽんが昨日から短縮授業。週末から夏休み。
ぺこちゃんの今回の夏期休暇は8月8日~16日。(年々長くなるの何故だ

私・・・持ち堪えられるだろうか・・・


幾分弱気の長ったらしい愚痴話。お目汚し失礼仕りました





コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜のデートとぺこちゃんの反乱

2009年07月14日 04時06分00秒 | 日々の出来事
只今の室温、30、1℃。
しかも今日は珍しく風がなく・・・ついにクーラーのスイッチオン。

一昨日、この暑い大阪へ越前から ・・・× がお出ましになり

私、いそいそとお邪魔虫に変身。
夜のデート現場へ「いらっしゃ~いっ!」と突撃して来た(発音は勿論三枝師匠調に)


  現場はこちら  ・・・微妙?

      では、これなら・・・ ・・・益々微妙?

このキングコングの後ろの暗闇をズンズン進んで行くと
恐竜達が生息するジャングルや、船に乗れば必ずジョーズに襲われる港町
ターミネーターが戦う未来都市や、スパイダーマンが飛び回るビル群・・・
などがある訳です・・・

しかし、それらは翌日していただくとして、
我々は急遽駆けつけてくれた、さっとんとも合流して、
和食レストランで  ビュッフェ
噂に名高いウルルさんの夫様もご一緒に食事をしたのでありました。

その後、お出かけ先から、さっとんの夫様も駆けつけてくださり
 と  と お邪魔虫の束の間のミラクル5人デート♪

あっと言う間の夢見心地の2時間半でありました


それにしても・・・ブログの一ヶ月のブランクは恐ろしきかな・・・
ど~して写真、これだけしか撮ってないんだろう・・・
せっかくのツーショット×2が・・・・・・あほやぁ・・・

でも、時間はあまりなかったけど、こんな風に出会えた事の幸せを
後からゆっくり噛み締めております。ありがとね~っ!!

でも、ちょっぴり不思議な気持ち。だって、これってかなり素敵



えっと・・・実は出かける前に、久々にぺこちゃんの反乱に会い
もやもや気分を引きずってたのだけど、そんな事もうどうでも良くなっちゃった。
うん。こういう素敵な不思議があるから、何とか軌道修正出来るのだわ。
それに、今回は原因は私にあったのだし・・・

せっかく良い気分なので、
ぺこちゃんの反乱の詳細はまた後日聞いてやってくださいな。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どきどきの復活なるか?

2009年07月10日 22時16分30秒 | どうでもいい話
近頃、ケンミンショーとか言うTV番組で(私は余り観てないけど)
大阪人がいかに素晴らしいか?・・・?・・・・・・?を
国民の皆様に知らしめているようでありますが、
「ん?」と思う事も多々あるのは事実。
いや、何でそれが珍しいのん?当たり前やんか!!という意味で

商店街の洋服さんの店先に可愛いチュニックがあったので
手にとって見ようとすると、明らかに私よりは年上の・・・一回りは違う筈
ご婦人が同じものを先に手にとられ「これ、Lサイズないのん?」と、
大きな声で(いや、普通の声で)店中に叫ばれた。
気の弱い私は、知らぬ顔を決め込み、そそくさとその場を去ろうとしたのだが、
ふとした拍子にそのご婦人と目があってしまった。
目が合ってしまったのなら、言葉を交わさねばなるまい。
「これ、可愛いですよねぇ。」と言ってその場を後にしたのだか、
ご婦人は後から追いかけるようにやって来て
「あれ、あんたやったらいけるで。私もLサイズあったら買おうと思ったんやけどな。
あんたやったら、まだまだいけるで、若いねんし。」とのたもうた。
おそらく、自分が先に手に取ってしまったので、私が買うのを諦めたとの気配り。

「いやぁ、大阪やわぁ!」

気持ちはほっこりしたのだけれど、おばちゃん!もう戻る元気ないってぇ
目的地が別にあった私は「ありがとう♪」って言って笑顔で別れた。
可愛い服をさっさと諦め、私がいそいそと向かったのは・・・

                            
        ついに老眼鏡ゲ~ット!!

やっと再び本が読めるようになる~っ
やっとジャケの文字が読めるようになる~っ(これちょっと言い訳
ウキウキドキドキで、ついでにCD7枚と文庫本5冊の大人買い
(・・・古本屋の閉店セール、これ全部で2050円・・・)
栗本薫の伊集院シリーズ、まだ持ってなかったのを発見。
北村薫の、これも未読のものを数点発見。

きゃぁどきどきが帰って来る~。
漫画だってしかめっ面しなくても思う存分読める~。
何より針に糸が一度で通るこの素晴らしさ

いろんなドキドキの復活の予感。
そんな時間があるのかどうか分からないけど、
とりあえず、私、今・・・ト・キ・メ・イ・テ・・・いま~すっ

           
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尋常でない日々の忘れ物;眉間の皺の場合

2009年07月04日 10時05分38秒 | 日々の出来事
私がやんちゃ過ぎたせいかもしれないが(・・・そんな筈はない
小さい頃、かぁちゃんにとにかく事有る毎によく叩かれたのをふと思い出した。

だから?って訳じゃないけど、怒られる事にとても敏感になってしまって
そら違うやろって今なら思うおかしな事もしてしまったような気がする。

例えば視力検査。
見えなかったと言うと怒られそうな気がして
小学校低学年の頃から既にあまり見えなかったにも関わらず、
検査待ちの時に検査表の文字を覚え込んで検査に臨んだ。

小さかったぽれぽれは頑張った

なので、私の視力は4年生までは左右共に健康優良児

けど、異変は起きた。
5年生になった時の視力検査の時だ。
指し棒がどこを指しているのかが見えなかったのだからお手上げである。
視力は一気に左右共に0,1しかも強烈な乱視付き。
私ではなく、かぁちゃんが眼医者から怒られた

眼鏡屋泣かせのこの視力。
・・・老眼にはならないと期待してたのに・・・世の中そう甘くはない。
ここ数年、手紙を書こうにも本を読もうにも字が見え辛い。
何より・・・針に糸が通りまへんのや~っ!!

尋常でない日々には眉間に皺を寄せまくって何とか見ようと努力はするものの
どにもこうにもなりもせず・・・
中でも一番困ったのはミシンがけ。針に糸が通らないのも難儀だが
同系色の糸で縫うと縫い目そのものが見えないもんだから、
眼鏡を外して思い切りミシンに顔を近づけて縫い進めていた。

そうして、足元のペダルをぐっと踏みしめた時である。
眉間に小さいけれど強烈なパンチを食らったのだ。
いってぇ!!じゃねえかぁ!!
と、額に手をやると、ちっちゃくちっちゃく凹んでる~♪

しかし、そんな事に構っている程暇じゃねぇ!!ってんで
そのままミシンに向かっていると、つつ~っと汗が・・・
首にかけたタオルで無造作に拭くと・・・あり?・・・赤い・・・

その時は「くそ!」と呟いて絆創膏をペタリとしておしまい。だったのだけど
会社から帰って来た背の君が
「うおおお!天下御免の向こう傷を作っとぉる!!」と叫んだ後で
「目、怪我せんで良かったな。」と言った。
「ほんまやぁ!無用之介にならんで良かったぁ。」と応えたけれど・・・

あぁ・・・頭の中を無用之介が刀を抜いて駆け回り、通り過ぎる・・・

困ったのは翌日からである・・・痛いのだ。
それに加えて、傷の周りが膨らんじゃってお外に行けな~い。
そして再び会社帰りの背の君が言ったのだ。
「わ!膨れてる!それ、目ん玉出てくるんちゃうか?」
「出てくるかもしれん~♪三つ目や!三つ目~♪」と応えたけれど

あぁ・・・頭の中を写楽君が絆創膏をバッテンに貼って駆け回り、通り過ぎる・・・

その後は前髪でひた隠し、他人様に『第三の眼』を悟られる事も無く時は過ぎ
痛みも腫れもとおの昔に無くなった。が、しかし・・・
年中寄せてる眉の間に出来た縦皺二本のその真ん中に、一際長い縦皺一本

あぁ・・・眉間に刻まれた傷は時の流れと共に薄くなり、通り過ぎ・・・
ないっ!!
しかも、斜めに入ってるし・・・

おかしな日々の忘れ物は誰も取りには来ない。
「これ、ずっと無くならへんのやろか・・・」と気弱に呟きながら
私、ぽれぽれは老眼鏡を買う事を固く決心したのであった。



コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする