ものすご~くお久しぶりですが、ロデムは元気です
すっかり落ち着いて、もうそろそろ人間の年齢で言うと私と同世代。
「ふにゃ・・」「ん~?」と、時折おじさんとおばさんの会話を繰り広げて?いる。
彼は“ごはんをくれる人”と“甘えられる人”はよ~く分かっている。
朝ごはんは、おかあさん。
晩御飯は、おばちゃん。
甘えるのは、おねえさん。・・・なのだ。
トイレの掃除も晩ご飯もだいたいおばちゃんがしているのに、
朝ご飯もお風呂も、ほとんどおかあさんがしているのに
彼が「ふにゃぁ~ん。」と全てを委ねるのは、おねえさんだけ。
たま~に私の腕の中で「ごろごろごろ」と喉を鳴らせているので、調子にのってなでなでしていると
「あ、おねえさんじゃなかった!」とはたと気付いて、カリッとおばちゃんの手を齧って慌てて飛び逃げる。
・・・元々天涯孤独の身の上なので、甘えるという事をあまり知らないままの様だ。
で、彼は時間になると「ごは~ん♪」と、その時ばかりはくりっとした目でじ~っと見つめて最速する。
少し時間が遅れると、辛抱たまりません!と言った風に「ごはん!ごは~ん!ごは~ん!!」と
所定の場所へいざない「待って!」と言おうものなら「なんでやねん!?」と足元に絡みついてくる。
そんな食いしん坊の彼が近頃覚えた技がある。
おかあさんに朝ごはんをもらったのに、
私がかぁちゃんの朝ごはんを食べさせに隣に行くと
ぼくも!と、ごはーん
を催促するのだ。
横で、出勤準備中のおかあさんが「さっき、ご飯は食べました!」と言うと
やっぱりだめか・・・と、すごすご隣の部屋に隠れに行くので、期待はしても諦める事を知っているようだ。
で、その日の朝、いつものように私が玄関に入るなり「ごは~んっ!!」と言うので
「ロデム!朝ごはんはもう食べたでしょ!!」と冷たく放っておいたけれど。いつもようには諦めない。
かぁちゃんを送り出して、戸締りを確認していても、まだ「ごは~ん!!」と言い続け
しまいには「ごはん!」と言うのも忘れて、んにゃんにゃ鳴くので
まさかと思いつつ、ぴぃに「ロデム、ご飯食べたよな?」メールをしてみた。
しばらくすると、返信が入った。
「あ。。。。。」
ぴぃはその日、とても早出だったのだった。
すまねぇ、ロデム!!濡れ衣であったっ!!
慌てて朝ごはんの準備をする私の傍をぴた~っと離れず
チラリと上目づかいにこちらを一瞥して、
「ほら、ボクは正しかったでしょっ!!」い、いや・・・
「せやろ?わしが嘘つくかいな!!なんぎなこっちゃなぁ、あぁ腹減った。」・・・と、言った。
いや、言わないですけどね
ところで、“ぬ”で始まる言葉って結構多いのに、貧困な私の頭の中に浮かぶのは
「ぬあっ!」だの
「ぬおおおおおおおっ!!」だの
「ぬうぅぅ・・・」だの
吹き出しの中に太文字で書いてあるような言葉???ばかり
あ、そうそう大河で一躍有名になった「鵺」もあるか・・・
ま、さっきから頭を離れないのが「ぬりかべ~」なんですがね・・・