『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

斑気(その2)

2006年05月30日 03時06分14秒 | どうでもいい話
昨日の続きの話です(^^;

私が満身の力を込めてジャムの瓶の蓋と格闘している時、背の君がいきなり吹き出したのである。・・・むっ?
失礼ではないか?依頼者は貴方。私は珍しく素直にすぐにとりかかったのに。

んで、一言「V3みたいな髪してるな。」
・・・ん?V3って赤いお目々の?みどりの?ブイスリャ~ッ??
・・・V3に髪の毛ないじゃん・・・風見さんって事?あれ程長くないし・・・。
・・・第一、背の君がV3を詳しく知っている訳など有り得ないし・・・。

しばし無言の私に背の君は続けて
「え?V3知らない?・・・仮面ライダーと違うよ。ビッグエックスの悪者。」

なに~っ?ビッグエックスだ~っ?
私の記憶回路は著しくその活動を活発にし・・・。
確かに記憶にはある。手塚さんの、耳の所が羽の、赤い・・・万年筆で変身したっけ?しかし、ほとんど覚えてないよ。調べようと思ったのだけど、今ショックを受けては立ち直れそうにないのでやめておこう。・・・だけど気になるV3。

背の君は至極真面目な一般人なので、そういう話題を口にする事はめずらしいのだが、え~っ?やっぱり髪型そんなに変なんだ~っ(涙)
気晴らしとか気分転換とかで突発的に行動するのはやはりいけないんだな(涙)


さて、今日は絶対にゆっくり昼寝してやる!と心に決めていたのに、背の君が休暇を取っていた・・・すっかり忘れていた。
彼は私があまり外出しないので、二人がデイサービスの日くらいはランチでも一緒にと気を配って、わざわざその日に合わせて休暇をとってくれているのだが(ん~、よく出来た夫のように聞えるなぁ・・・)
悪いけど、本当は私どこへも行きたくないの。寝たいの。ゆっくり眠りたいの!!
・・・なんて言ったら怒るだろうなぁ。

なので私は今日も元気を振り絞る。
彼は自転車をこぐ私を振り返ってまた笑いながら余計な一言。
「威風堂々と自転車に乗るのはやめなさい。」・・・悪かったな、逞しい嫁で!

お風呂に帰って来たついでにパソコンに向っているけれど、気になって何度かかぁちゃんの様子を見て来た。
・・・あぁ、今日も駄目だ~。布団を脱いでベッドの柵に摑まって起き上がろうとしている。柵で何とか体が支えられているけれど落っこちやしないだろうな?

では、今からまた行ってまいります・・・半端じゃなく眠い・・・。
あのね、元気そうには見えますが、私只今右の物を左にするのも億劫なの!!




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斑気(その1)

2006年05月28日 21時28分10秒 | どうでもいい話
近頃に始まった事ではないけれど、どうも気分に斑があっていけない。
感情の起伏が激しくて、それを持て余しているわけじゃない。
どちらかと言えば、非常に穏やかだ・・・笑うな背の君!

口から出る言葉、殊に「状態を表現する言葉」には個人によって、その意味する範囲に果てしなく幅があるものだよ・・・。
私にとっての「穏やかさ」と背の君にとっての「穏やかさ」は随分違うのよね。
笑おうがどうしようが、今の私はと~っても穏やかだわよ~っ。
・・・つか、怠惰とも言う。

体と心が動かないのですよ。
もちろん、いつもと同じようにかぁちゃんやぺこちゃんの相手をし、いつもと同じように家事もしているが、動きたいように動けなくてぼんやりしている。
そのぼんやりを打ち消すために、むやみにはしゃいでみたり、笑ってみたり、歌ってみたりするので、とってもご機嫌に見えるようだが、何か違う。
・・・眠いだけなのかな、体が重い。・・・いやいやそうじゃなくて、だるい。
時々落ち込むマイナス思考な心の谷間。

今やっている事って「私にも出来る」=「私じゃなくても誰にでも出来る」事なんですよね。それだけしか出来ていないままにずるずると日が過ぎて行く事にたまらなく苛つく。こういう状態に落ち込むとその「誰にでも出来る」事でさえ、億劫でできなくなり、それ以上に無意味な時間を使ってしまう。
けど、「私にしか出来ない事」なんてはなから無かったような・・・(苦笑)
あぁ、駄目だ。非生産的な生活だけになってしまっている。

そんな妻の狂おしい思い?など知る筈も無いのに、昼食の準備に家に帰ると背の君が一言。「頼む、君だけにしか出来ない事をしてくれ。」・・・あん?
差し出されたのは頂き物の手作りのジャムの瓶・・・蓋を開けてってさ・・・。
確かに、身近な連中が開ける事を断念した瓶の蓋は大抵開けては来たけれど、あのさぁ、「私にしか出来ない事」ってこれかよ~?

その、それが、結構本気になってしまったのである。
おそらく、ジャムが冷め切らないまま蓋をされたのだろう。息を詰めても蓋を湯煎してもビクともしない。眉間に皺を寄せて慢心の力をふりしぼり・・・?根性入れて真剣に格闘した結果、私の粘り勝ちですわよ~っ!ざまぁ見ろ、開けてやった。わはははは!・・・勝利の高笑い。

・・・こんなしょうもない事でも少しはマイナス思考の谷間からは這い上がる気力が出てきたような気がするから、情けないと言うか何と言うか。
おっし、ちょいと動かすかな心も体も。次の谷間に落ち込まないうちに・・・。
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だからいったじゃないの!

2006年05月26日 03時35分33秒 | どうでもいい話
あぁっ・・・。

確かに、顎のラインより短くしないでって言いましたよ。
けど、あたしゃ一番短いところでも!って言わなかったかい?
んで、後ろは括れるように残しておいてって言わなかったかい?
私は、ちゃんと言ったでしょうよ!・・・おいおいおい(涙)
いったい、何年の付き合いだと思ってるんだよぉ。
そりゃ近頃は一回行ったら一年は行かないけどさ。
ぺこちゃん連れて二ヶ月に一度は行ってるでしょうよ。

あなたが短い髪が好きなのは前々から気付いていたけれど、
髪が頬にかかると、私はそれだけで苛つくって言ったじゃないの!
毎月来る時間が取れないからショートには出来ないって言ったじゃないのっ!
だから、括れる長さは残しておいてって言ったじゃないの~っ!!

・・・何でまた、まるちゃんなんだよ~っ(涙・涙・涙)
思い起こせば二年前もやられたんだよね・・・。
あの時のショックがあればこそ、今回はこんこんと言ったんだよね。
なのに、何でまた、まるちゃんにしなければならないんだよ~っ(号泣)

・・・駄目・・・傷心の私。
かぁちゃん、ぺこちゃんの事なんて、これに比べれば・・・。

切るときに言わないのが悪いって?
私、極度の近視で眼鏡派。はずすと眼鏡を置いた場所すらはっきり見えません。
鏡を前に座っても、顔はみえまっせん!髪型なんて見える筈もありまっしぇん!
まさに、まな板の上の鯉。
「終わりました。」の声で眼鏡をかけて・・・・・・・・・ぐさっ!!

別に伸ばしていた髪に未練はかけらもないけれど、
でもやっぱり髪返せ~っ!!あと10センチ!!

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苦笑

2006年05月25日 03時09分50秒 | 日々の出来事
かぁちゃんがデイでお世話になっている所へ新人の看護士さんがやってきた。
診察の時に、側にずっと付いていてくれたのだが、私の顔を見るなり
「やっぱり似ていらっしゃいますね。口元が。」と、愛らしくにっこり。
・・・「どこが?」「・・・似たくない。」・・・いやいや(苦笑)
「え~っ?そうですかぁ?」と笑顔で応えたものの話題が続きそうだったのでつい
「妹は母に似てるんですけどねぇ、私は父親似なんですよ。」と余計な事を言ってしまった。あ~あ、だって無言の間って苦手なんだもん。
実際私の顔は親父に瓜二つだ。友人達に笑われる程似ている。若い頃はそれが嫌で鏡も見たくなかったくらいだ。
 
新米のはりきり看護士さん、尚も続けて
「そうなんですかぁ?見てみたいです~、ご主人~。」とまた笑顔(苦笑)
待つ時間を退屈させまいと、家族の話を聞いてくれる。
誰もが話題にするであろう単なる世間話である。
看護士さんは新しい職場に慣れようと、一生懸命話題を探してくれているのだ。
「頑張れ!ねぇちゃん!!」と心の中でエールを送る。

それで済む筈だったのだが、今回の診察は時間に余裕があったのか、先生がかぁちゃんにいつもより余計に喋ってくれた。
この先生、医者としての手腕は知らぬが、患者一人一人のこれまでの経過。しかも病状だけでなく身の上話まで記録に留めておいて、まるで親戚のおっちゃんのように話しかけてくれる。
・・・離婚して遠くへ行って、嫁いだ人がパーキンソン病だったって知らなかったから、苦労したんだよね~。よく頑張ったね。今は娘さんと一緒でいいねぇ・・・と言った具合にである。

かぁちゃんは、とても嬉しそうな笑顔でそれを聞いている。
「がんばったね。」と優しく言われる事は、ぼんやりした心には即効性の特効薬になるようで、いつもの「うふふふっ。」の笑顔も輝いている。
・・・かぁちゃん、優しくない娘ですまぬ。(苦笑)

先生は診察の終わりに新米看護士さんに「色んな人生があるんだよ。」と一言。
・・・あああぁ、お姉ちゃん、そんな顔しないでよ。(苦笑)
神妙な、不安げな表情に変わってしまった看護士さんに申し訳ないと思いつつ、かける言葉も見つからずに、笑顔で「ありがとうございました。」と別れたけど、気にしていなければいいな。

夜、髪をとかしながら鏡を見ていて、この二ヶ月近くメールをよこさない親父は元気にしているのだろうかと、ふと気にかかる。メールを入れておこうかな・・・。
めったに経験しない感情だ・・・(苦笑)


どうでもいいけど看護士さんって言わなきゃやっぱり駄目なのかなぁ。
看護婦さんって言った方が優しそうに感じるんだけど・・・慣れの問題かな?
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分かり合う事。

2006年05月23日 02時42分06秒 | どうでもいい話
相手の気持ちになって物事を考えると、人と人とは分かり合えるのかな。
相手の気持ちになるなんてそんなに簡単に出来るものじゃない。
そこに必要なのは、ほんの少しの想像力なのだと思う。
そこに必要なのは、一方通行ではないお互いの想像力だと思う。
それは相手を思う気持ちを前提とした想像力なのだけれど。

様々な病の中にある人や、その家族の思いを少しでも想像出来たら。
様々な悩みの中にある人や、その周りにいる人の思いを少しでも想像できたら。
人と人との触れ合いは柔らかなものになると思うのに。

その想像力に相手を疎んじる気持ちが前提となると
どんな些細な事でも、人との関係は破壊へと繋がってしまうようだ。
いたわりの言葉も言い訳にしか聞こえず、
優しい言葉もその場限りの言い逃れにしか聞えなくなる。
最初の小さなすれ違いは二度と修復できないものへとなってしまう。

一度自分の中でその思いを認識してしまうと
それまで互いに積み重ねてきた時間も共有してきた空間も
全てが空しく虚ろなものとなる。
それはあまりに悲しい・・・。
批判と悪口と言い訳で互いに互いを貶めあうのは辛すぎる。

けれど、もっと辛いのは、苦しい思いすらも共有できず
自分の傷が相手に全く分からない事だと思う。
相手にその理解能力がなければ、悪口すら相手の心に届かない。
傷ついた自分の思いだけがカラカラと音を立てて空回りし続ける。
相手にその思いをわずかでも想像する事が出来なければ、
自分を守る為に、口を閉ざしてしまうのは仕方がないじゃないか。
自分を守るための言葉しか出てこない相手の口も
閉じて欲しいと願うのは正常な感覚の範囲だと思う。

そのことすら分かってもらえないのなら・・・。

認知症がすすんだかぁちゃんとも
知的障害のあるぺこちゃんとも
分かり合うことはとてもじゃないけど無理だ。
けれど、気持ちの変化を想像する事はできる。
言葉では分かり合えなくとも、感情の部分ではまだまだ分かり合える。

なのに、不自由なく語ることができて
不自由なく感情を伝える事が出来る相手とは分かり合えない事がある。
「分かり合えない」と思った時から全てが崩れ去ってしまう。

私が今辛いのは、そういう感情も私が想像する事でしか理解できない事だ。
・・・ただ何があっても、たとえ他人様から非を暴かれようが、
陰口を叩かれようが君を守ることだけは厭わないつもりだ。

君よ、強くあれ。
強がりではなく、本当の意味で強くあれ。

・・・本当は私自身がもっと強くあらねばならないのに
様々な経験は私を徐々に徐々に弱くしてしまうようだ。
それは、私自身が甘えの許される中で生きている事の証明に他ならない。
君の叫びたいほどの思いを私はほんの少しの想像でしか分かる事は出来ない。

けれど、君が本当の笑顔でいられる事を誰よりも願ってやまない。
それだけは、想像ではなく紛れもない事実だ。

しか~し・・・・・。
ヘイ、ベイビー。
辛いなら辛い。悲しいなら悲しいと、はっきりした言葉と態度で示さないと
わかんない奴にはわかんないんだぜ。
嘘でも笑ってると、悩みなんてな~んにもないって思われるぜ。
強がりの激しい言葉は、揚げ足を取られる。気をつけなよ、ベイビー。





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反抗期・・・。

2006年05月21日 01時04分17秒 | かぁちゃんにまつわる話
再び文字を書き始めたかぁちゃん・・・。
それはそれで感動なのだけれど、再び夜寝ない。
単に寝ないだけではなく、久々の「よいしょっ!」で再三起き上がっては立ち尽くす。やはり頭が元気になると、意識も活性化されて言葉も多くなるし、身体能力も復活するのかもしれないなぁ・・・。
しかも、今回は「よいしょ」の後に「歩くわ!」と続けてとっても嬉しそう。
ん~、私も嬉しいよかぁちゃん!・・・な訳ないよ。頼むから昼間にして。お願い。夜中の三時を過ぎて繰り返すのはやめて~っ!!

「夜中に起きるんです。」と言えば「昼夜逆転してるんですね。」とよく言われるけれど、違います!夜中に覚醒する時はいつもより昼間の意識もしっかりしている。どちらかと言えば落ち着きがないといった表現の方が正しい。

そう・・・ここしばらく私は楽をし過ぎたのかもしれない。
夜中に目は覚ましていてもベッドの中にいる時間が多い日が続いていたので少し安心しすぎていたのかもしれない。
なので、お風呂に入って、一日の締めくくりにかぁちゃんの様子を見る為に暗い玄関のドアをそっと開けると・・・。
目の前にかぁちゃんが突っ立ってたあかつきにゃぁ、あなた・・・。
!!!!びっくりして叫び声をあげそうになったのを必死で思いとどまったけど
・・・これって心臓によくない!思わず「何やってるの!」と上ずった声で怒ってしまう。だって心臓バクバクだもの。押さえきれないもの~っ!
かぁちゃんに怒っているのではなく、びっくりした自分が腹立たしいのだけど。


おそらくそんな私をかぁちゃんは自分をいじめていると感じるようで、自分に出来るあらゆる方法で反抗する。
こぶしのままの左手を開こうとすると、顔を歪めて右手で思いっきり払いのけて爪をたてる。トイレに連れて行ってもゆっくり座らずにすぐ立ち上がる。
歯を磨いている途中に歯ブラシを思い切り噛んで、うがいの水は飲んでしまう。
「うりゃ!こりゃ!」と騒ぐ私を一瞥する(あはは!これは私の気のせい)

何より、用を足したのを確認してからリハパンを上げているのに・・・。
かぁちゃん、「うふふふっ」と笑いながら私の手の上にお小水をするのはやめてよ~っ!これは何度経験してもあまり気持ちの良いものじゃないのですよ。
数年前に初めて経験した時、当時はまだしっかり会話も出来ていたので、本気で腹が立ったし、そうじゃないと解っていても、「嫌がらせかよ~っ!!」とついなじってしまったけ。

今はさすがに怒りはしないけれど、「んが~~、なにすんの~~?」と笑えるまでに成長はしたけれど、やっぱり情けない気持ちは拭いきれない。
だって、かぁちゃんはと~っても嬉しそうに「うふふふっ」って笑うし・・・。
確かにリハパンを外すと開放感があるんだろうけど・・・。
ねぇ、もしかしたらわざと?いや~ん、反抗期!?

子供達が赤ちゃんの頃、おしめを替える時に発射~!!放水開始!!はよく経験したけれど、子供のは可愛いのに、かぁちゃんのは可愛くない・・・。
どなたから咎められようとも、可愛くないものは可愛くないのである。
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呪文?

2006年05月19日 02時57分19秒 | 日々の出来事
ららららららららりらりりりりりりりり・・・。
すすすすするるるるるるるるるるるるる・・・。
かかかかくかくかるるるるるるるるるる・・・。

かぁちゃん、大いに字を書く!

「お絵かき」に再度挑戦すべく紙とボールペンを準備した。
あいにく側に無地の紙が無かったので、縦線の入った便箋を渡した。
・・・便箋がわかってる!
・・・便箋には文字を書くのだとわかってる!
これって、凄くないでしょか?
「名前を書いて。」と、こちらが強制すると書けない・・・いや、書かないが
強制されないと、しっかり文字は書けるんだ!ん~、新しい発見!!

同じ文字の羅列は、まるで何かの呪文のようだ。
いや、本当に魔法の呪文かもしれない。
便箋一枚にぎっしりと、字を書いた後で何と意味のある言葉を書いたのだ。

「大根大根大根・・・・根元根元・・・大根すすすすすすす・・・。」

かぁちゃん!大根がどうしたんだ?「す」の次は何なんだ~っ!?
気になる。何で大根なのだ?根元って・・・大根の根元ってどっち?

まぁいいや。
かぁちゃんが大根と書いたので、今日のおかずは「大根のたいたん」
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ぽれぽれ?

2006年05月16日 03時24分20秒 | どうでもいい話
以前からよくお邪魔する某ブロクを読ませていただいて、私が「うふふふ」となってしまった事がある。

「呆け老人を抱える家族の会」の会報って「ぽ~れぽ~れ」って言うんだ~!!
わぁ、知ってたら申し訳なくってハンドルネーム変えたのに~。でも嬉しい。
でも、どうもごめんなさい・・・ここで謝っても仕方ないのだけど。

「polepole」・・・これほど日本で有名なスワヒリ語ってないんじゃないかなぁ。

私は大抵落ち着きがなく体型のわりにはちょこまかと動き回る。
正確にはバタバタと駆けずり回っている事が多いらしい。(自覚はない)
背の君に言わせると「ばっしゃか」なのだが・・・←日本語です(^^;

以前、異国で生活した時に私のそんな姿が余程おかしかったのか、近所の人に
「mama○○ polepole!」とよく笑われた。それが耳に馴染みすぎて離れがたく双方とも今はネット社会での私の名前(笑)
確かに、発音は「ぽれぽれ」より「ぽーれぽーれ」が正しい。
「ゆっくりと」を意味するこの言葉は頻繁に使われるが「ぽーれ」だけだと「可哀想に」とか「お気の毒に」の意味も含まれるし、くしゃみをした時にかる~く言われる事もある。相手を思いやる意味がある言葉には違いないのだろうと思う。

ブログを書くときは、たいてい半分寝ぼけ眼なのだが、最近頓に打ち間違いをする。「ぽーれぽーれ」って「polepole」なのでついキーをこう打ってしまうのだが
「porepore」にしなきゃいけないのね・・・「polepole」って打つと「ぽぇぽぇ」になっちゃうんですってば!!何回自分の名前を間違える事か・・・。

いっそ「ぽぇぽぇ」にしようかな~。ふむ、こっちのが私らしいかも~!
・・・どうでもいい話で恐縮です(^^;


遠方より友来る。
最も長く私を知ってくれている大切な友人が来てくれた。かぁちゃん、ぺこちゃん
がデイサービスに行っている間だけだったけれど、途切れる間なく喋り続けてしまった。「話が出来ること」に心底癒された時を持てたので今日の私はいつになく穏やかな気持ちで一日を終える事ができる。
ありがとう!!・・・こちらはどうでもよくないお話。



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母語る

2006年05月14日 02時57分04秒 | かぁちゃんにまつわる話
かぁちゃんは、やはり調子がよろしくない。
ショートステイから帰ると大抵しばらくはぼ~っとしているのだが、いつにも増して表情がない。
確かに家とでは生活のリズムが違うし、接する人も変るし、混乱するのはどうしようもないのだろうが、それを避ける為に利用しないという事は、かぁちゃんには悪いけれど今の私には無理だ。

今回は散髪までしてもらってすっきりと帰って来たのだけれど、ひっかっき傷の跡が水泡に・・・また天疱瘡の兆しか?・・・あ~っ。
加えて、風邪っけもあるのかお腹がゆるい・・・う~っ。

寝る前にも粗相をしたので、ちょっと心配をしてはいたのだが、朝行ってみると、ベッドの中で大人しくしていたものの起こしてみるとひえ~っ!!な状態だった。私が例によって、あわわ~っ!きえ~っ!!とバタバタしているのを見て、かぁちゃんは「うふふ・・・。」と笑っていたのだけど、ようやくトイレに座ったところで一言。

「早く来ないからよ。」・・・あん?・・・うそ~?喋った~!!

しかも言うに事欠いて、早く来ないからだぁ?・・・あら、まともじゃん。
おそらく半年ほど前ならば、私はまだ「うりゃぁ!なにを~!?」とつっかかっていたのだろうが、何だか妙に感動してしまった。
一日に意味のある言葉を言うのは一度か二度。それも
「ご飯食べる?」に対して「食べる。」(食べないと言った事はない)
孫達が来た時に「だ~れだ?」と聞くと名前をぽつりと言う程度になっている。

しかし、月に一度くらいは、全く普通に語る事がある。
先月はトイレに連れて行く時に両手を前から持って歌いながら大きく振ったのが痛かったのかどうなのか、座らせた途端に「あんたに、こんなにいじめられると思わなかったわ・・・うふふ・・・。」って、ちょっと、かぁちゃ~ん!

またしてもうっかり見過ごすところだった。
おそらく、私が思っている以上に、かぁちゃんはちゃんと解っているのだ。
言いたい事はあるけれど、頭の中で考えた事を実際に言葉として出すまでに、私の想像を遥かに超えて時間がかかるだけなのだ。かぁちゃんの時間の流れは随分緩やかになったとは言え、決して止まった訳ではなく、確実にかぁちゃんにだけ合わせた時間が存在するのだ。
表現する事が難しいだけで、私と同じように考え、感じる事がまだ出来るんだ。

「まだできる」って言う考え方を改めないといけないのかもしれない。
ずっとかぁちゃんはかぁちゃんのままなのに、行動で現せないから「出来ない。」と決め付けている事がそもそも間違いなのかもしれない。
赤ん坊の泣き声で要求を聞き分ける事が出来た時代の様に、かぁちゃんの「うふふ・・・。」の響で私自身が気付かねばならないのだろう。

うっそ~・・・私はそんなに器用じゃないですって~。
それに「喋る」=「頭が元気?」=「気持ちの覚醒」=「夜寝ない」という図式のようで久々に連続で夜寝ない。・・・眠いよ~。
私にだって私だけの時の流れがあるんだいっ!!・・・また愚痴ってしまった。
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芸術家?

2006年05月12日 02時45分56秒 | かぁちゃんにまつわる話
これな~んだ?           
                      太陽の塔か?はたまたどくろか?


かぁちゃんはお茶の時間のコーヒーを飲み干さずに、隣の空になった小さなお皿の上に残りをこぼして傍らにあったストローでそれをつついて遊んでいる。
そう言えば、しばらく字を書いていないよね。
「何か書く?」と聞くと、珍しくこくりとすぐに頷いたので、黒いボールペンと水色の便箋を渡した。
それをじっと見つめた後で、文庫本を側に置いて熱心に何やら書き出したので、それを横目に見ながら私は夕食の準備を始めた。

しばらくすると、ペンの音がカツンカツンとリズミカルになってきた。
「な~に書いてるの?」って見つけたのがこれ(^^;
「これ、なんだぁ?」と故郷の言葉で訪ねても、かぁちゃんは「うふふ・・・。」と笑うだけで教えてくれない。
気になって何度か聞くと、ご機嫌斜めになってボールペンをポイッと転がした。
・・・わわ、ごめん・・・。

翌日、同じようにペンを渡して謎が解けた。
最初はごく簡単な人の顔を描いている。それにどんどん影をつけて行くとこうなるようだ。けれど、元々絵を描くタイプの人じゃないのになぁ。
今になって芸術家へ転身?
文字が書けなくなってしまった代わり?

何だかおもしろくなってきたので、ご機嫌の良い時には続けてみよ~っと。
もしかしたら、忘れてしまった何かをを思い出すかもしれない・・・。
ねっ、かぁちゃん♪
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