さてさて、あれもやらねば!これもやらねば!あれもやりたい!これもやりたい!と思う気持ちと裏腹に
なんだかんだと雑用が増えて、目をやれば、片づけるつもりが散らかし放題のあちこちの部屋にかなり凹んでいる。
いや、雑用と言ってしまうと諸々の事柄に申し訳ない。
全てがその時々に応じて必要な事なのだから致し方ない。
なんてぇ事を冷静に考える暇もなく、またまたお尻に火がついて来た。
・・・けれど、以前のようにこの時点ではあまり焦る事もなくなってきたような気がする。
ただ、心ここに非ずの状態になる事がしばしばあり、うまく切り替えないと危ない。
ここ数日の間に、何度ポテっとこけた事だろう・・・ポテ・・・じゃなくてドテッ?いや、ドッカン
よくぞどこも怪我をしなかったものだと言うくらい、すっ転がる事数回。
その度に「あら、あたしゃまだ反射神経バリバリあるやんかぁ♪」と自画自賛している。
・・・こけた時点でもはや反射神経がなど無くしているのだと、どこかで微かには思ってはいる・・・
のよね
さて、この2か月の間にぺこちゃんを取り巻く環境が色々変わった。
まずは療育手帳の判定で(5年に一度あり今年で2度目の際判定)で、B1からAになった。
電車で1時間ばかり揺られた先にある判定の専門機関へは10年前、家にやって来た時に一度連れて行った事がある。
前回は特に変化なしと言う事で区役所内で済まされたのだけれど
今回は区分が3から4になった事もあってか、呼び出しがかかってしまった。
聞き取りや知能テストの結果、知的障害の度合いが中度から重度になってしまった。
おそらく、老化による衰えもあるだろうが、
これまで“出来る=解る”と思っていた事が実は“出来なかった=分からなかった”と言う事が改めて分かったって事かしらね。
説明を聞きながら何度も「なるほど!なぁんだそうだったのか!」と納得してしまった。
・・・もっと早く知りたかったかも・・・
で、ぺこちゃんは施設側の意向(事情)もあって、今月から“生活介護”から“就職を目的としない就労訓練”の場所に移った。
もちろん、すんなりと彼女が納得した訳じゃなく、そらぁ色々あったけど
それを思い出して書き始めると、ただでさえ長い文章がも~~~~~っと長くなるので、いつか機会があればお付き合いください。
とにかく、今は表面上は落ち着いているようには・・・見えてはいるような・・・気がする。
そこでの笑い?話。
新しいサービスの責任者は以前ショート先でお世話になっていた方でぺこちゃんからも何度も名前を聞いていた。
なので、デイサービスのスタッフさんから説明を受けた時も「お名前は何度も聞いてます。」と、面談に行ったのだが
「○○です!」と自己紹介されてビックリ。私よりもかなり若い殿方だったのだ。
「あら、○○さんって男の方だったんですね。お名前は何度もお聞きしていたのですが女の方だと思ってました~っ!」
そうなのだ・・・その名前の方を勝手に女性だと思い込んでいた私が悪かったのだ。うん。悪いのは私だ。
で、家でぺこちゃんに「○○さんって男の人やってんね。女の人やとず~っと思ってたわ。」と言うと
ぺこちゃんは大爆笑!・・・うん。まぁ、そこで笑うのは間違いじゃない。
それから数日後、ぺこちゃんが新しい場所での話を教えてくれたのだけれど
「○○さんがなぁ♪」・・・いつも通り、その日のスタッフさんの話に花が咲く。
そうそう、ぺこちゃんは普通に話す事は出来るのだけれどちょっと興奮すると聞き取れない事が多い。
なので、何度か聞き直す事があるのだけれど、その日も「え?なんて?誰が?」と聞き直した。
で、ぺこちゃんは答えた。
「○○さんやんかぁ!ほら、姉ちゃんが女みたいや言うてた○○さんっ。」・・・とまたここで大爆笑。
え?・・・えぇ~っ!?
私、「女の人かと思ってたわ。」とは確かに言ったけど「女みたいな人。」なんて言った覚えはないよ~
え?・・・えぇ~っ!?
家でこんなに爆笑してるという事は、あっちでは色んな人に言ってるな・・・
「ねえちゃんがな、○○さんが女みたいって言うとった。」
・・・・・・・・・・・・
・・・・
・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
なるほど・・・そうか・・・そういう事か・・・
これまでの数々のデイのスタッフさん達とのすれ違いや誤解はもしかしたら、もしかするよなぁ。
“喋る事が出来る”というのは“聞いた事を正しく理解できる”のとは違うのだ。
ぺこちゃんと暮らして10年。たったこれだけの事を今まで気付いていなかったのか・・・と
げらげら笑いながら思ったけれど、これって笑ってはいられない事なのかもしれない。
いや・・・いかんやろ~っ