ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

「ぬばたま」

2008-09-10 10:16:56 | 読みモノ
「ぬばたま」(あさのあつこ)を読んだ。
なるほど、ぬばたまって、黒や夜や夢にかかる枕詞だったのね。
遠い昔、古文で習ったような…

山が人を呼び、人を呑み込む、というような、四つのお話。
よく、山に慣れてるはずのお年寄りが山菜とりに山に入って
それっきり、みたいな話は聞く。
私もつい数か月前、住宅地を取り囲んでいる、山とも
いえないような、でも視界はきかないところへ一人で
散歩にいき、あたりをつけていたのと道がちょっと違った
だけで、パニックになりそうになったことがある。
すぐそこに住宅があるとわかっていながら、である。
幸い、犬の散歩にきたひとと出会って、(つまりそんな
なんでもない場所だった)落着きをとり戻したわけだけど、
すごくこわかった。

あと、行楽で山に行って、トイレを探したりして、ひとりで
歩いてるとき、なんか誰かにめっちゃ見られてる気がして
「なんなんだ、この感じ」って思ったことないですか。

たしかに山は怖い。