「プロメテウスの涙」(乾ルカ)を読んだ。
正直、期待はずれ。
デビュー作「夏光」は、去年の大みそかのこのブログで「今年読んだ本」
の堂々ベスト1に輝いているのです(私が勝手に輝かせたのです)。
それにひきかえ、この作品は、…うーん…。
なんでこんなことになったのか、私なりに考えてみた。
① この作家は長編が向いていない。
実際、どうでもいい部分がおおく、中編で十分だ。
② 作家がこの作品に乗り気でなかった。
編集者に無理やりテーマを決められたとか。
③ この作品は一般的にはおもしろいのだが、私が期待をかけすぎた。
これはありうる。
とにかく、乾ルカがこれで終わるわけはなく、
当然、さらにハードルをあげつつ次回作を期待してしまう私。
がんばれ、乾ルカ!(ちなみに犬好きなので、「犬、いるか」をペンネーム
にしたらしい)