ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

「告白」

2011-10-09 11:22:18 | 読みモノ
更新は久しぶり。別に忙しかったわけではないですが。

「告白」(湊かなえ)を読んだ。(遅い。)ようやく図書館に
置いてあるのを見つけたので、試しに借りてきた。
ベストセラーには失望させられることが多いので、あまり
期待してなかったが、割とおもしろかった。やりすぎ感は
ありますが。

「人を呪わば穴二つ」これが読後に浮かんだ言葉。
悪いことをするときはそれなりに覚悟しなきゃね。

中で、「H市母子殺害事件」のことが触れられていて、
事件当時少年だった男に死刑判決が出た(確定はしてなかった
ように思う)ことを思いだした。

遺族は被告が死刑になってそれで満足できるものなのかな、
というのが私の素朴な疑問。そういう目に遭っていないので
実感はできないけど、多分満足できないと思う。
結局は法の名のもとに殺人で報いたことになり、
相手と同等だということに気付くから。
最後は赦さないことには納得できないんだろうな。
というか、それでこそ相手より優位にたったことになり、
本当の意味での復讐になるのでは?

人間てなんて勝手なんだろう。この小説の登場人物たちの
なんとグロテスクなことか。

で、お口直しに、「お茶と探偵」(ローザ・チャイルズ)シリーズを
読んでます。第一作が、「ダージリンは死を招く」今読んでいるのが
「グリーン・ティーは裏切らない 」です。いい!実に能天気だ。



いいでしょう。これぞコージーミステリー。ティー・ショップを
経営しているセオドシアが事件をゆるーく解決していくんだなぁ。

なにしろいろんな種類の紅茶、お菓子が登場(ごていねいにレシピまで
付いてます)。舞台はアメリカのなかでも異色な古色蒼然としたチャールストン。
アンティークな街並みや家具、茶器。そして必ず登場人物の服装を細かに
描写していて、これはもう、女子が喜ぶ要素満載、実にたのしー!

読んでると不思議とすがすがしい気分になっていきます。
これは男には絶対わからない感覚。

女子の皆さん、ぜひ!おすすめです。

そうそう、読書といえばブックマーカー。(?)
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実は昨日ついにペルシャ絨毯買っちゃったのです。
その話は後日。