オーニソガラム

今年もやや遅れて玄関先にオーニソガラムが咲きました。
白い花にもいろいろあるけど、この花はガラスのように透明感のある白。
「清楚」という言葉がぴったりの花です。天気が悪かったり、
夜には花は閉じてしまいます。

最近株が少なくなってきてさびしいので、買い足してあげようと思ってます

「疾走」

「疾走」（東直己）を読んだ。
衝撃の「ライダー定食」の後の長編。
スイスイ読める。最初、「この設定はどうかな」と感じるも、
どんどん話に引きこまれていく。
おそらく、平取の二風谷あたりが舞台なのだろうと思う。
あのあたりはアイヌの人が多いし、山のなかだし。
ちょっとなつかしかった。ＵＦＯ着陸跡地みたいのも
あったっけ。今はさすがにないか。

主人公の健三の超人ぶりがすごい。
エンターテインメントとして楽しく読みました。

「顔」

「顔」（山本昌代）を読んだ。初めて読む作家。
「雨月物語」へのオマージュらしい。それを知らないで読んでたので、
ワケわからなかった、最初。
異形のものたちが日常に出現するんだけど、さりげなく、あっけらかんと
出てくるので、怖い感じはない。
心が温かくなるような、でもちょっと油断できないような……

最後の「鶯」は、どこかで読んだ気がする。
なにかのアンソロジーだったかな。私の勘違いか。

紙パックだよ紙パック！

掃除機は、なぜかいつも忙しいときに突然壊れる。
今までだましだまし使ってきたサイクロン掃除機がついにこわれた。
サイクロンてダメだ。一回ゴミ捨てさぼると、明らかに吸引力落ちるし、
ゴミ捨てるとき汚ないし。

で、紙パック式復活。絶対最近こっちに替えた人多いって。
新しいせいか、ギュインギュインいってる。爽快。

一生ついていきます

「ブルー・ローズ」

「ブルー・ローズ」（馳星周）を読んだ。
最近男っぽい小説を読んでる。
馳星周の出身地は私の生まれた町のとなりまちといってもいい町
なので、いつか読んでみたいと思ってたんだけど、どうもなぜか
金城武の顔が浮かんでしまい、今まで敬遠してた。

図書館にあったのを適当に読んでみた。
最初は、ノワールってほどでも、だったけど、終盤、やっぱ
堕ちていきましたねぇ。ドロドロですわ。

男って自己破滅願望があるのかな、授業を担当してる男子学生も、
最初、「お、なかなか光るものもってるな」と思っても、だんだん
生活が自堕落になっていくというか、不まじめになっていき、
結局はモノにならなくなってしまう。もったいない。
女子は最初から小粒だし…
天性の才能があって、しかも努力するのはとっても難しいってことだ。
そうじゃなきゃ世の中、イチローだらけになっちゃうって。

そんな大げさな話ではなく、もう一作、二作読んでみよう