「世紀の発見」と「恋愛の解体と北区の滅亡」

ワケがわからない小説二冊。磯崎憲一郎の「世紀の発見」と
前田司郎の「恋愛の解体と北区の滅亡」。
どちらも「文藝」だの、「群像」だのに掲載されているのだなぁ。
今の純文ってこんな感じなのね。
しかし表紙の女の子が持ってる黒いのって次世代排泄物らしいし。
ちょっとついていけない感が…。
でもはっきり言って、最近の「ライトノベル」というのより好きだ。
どうもぬるま湯につかったような、というか、はっきりものを言わない
近頃の小説は、読んでいて「またか！」だし。
すべての経験は母へ報告することを前提として起こっている、だの、
宇宙人による北区への報復攻撃だのの方が、脳を活性化してくれる。
ほとんどの人が支持しなくても。

巨大ガクアジサイ

裏庭にひっそり咲いているガクアジサイ。
八重で、すごく巨大。一輪の直径が３０センチくらいありそうだ。
切りつめてもちゃんとけなげに咲きます。遅かったけど。
あじさいといえば梅雨。昨日あたりからグッと湿度が上がったように感じる。
上京して初めての梅雨でぐったりしてると、「梅雨明けするとカラッとするよ」
と教えられたが、明けてさらに暑くなっただけで、湿度は変わったように思えなかった。
だまされた……。

ポヨヨ～ン（霊芝紋）

とってもユーモラスな古伊万里が届きました。六寸です。
このポヨーンとしたオバケみたいのが霊芝の模様です。
霊芝って、よく「ナントカに効く」みたいなうたい文句で耳にしますよね。
中国では昔から縁起のいいものらしく、それを江戸の人が真似たのでしょう。
古伊万里ではポピュラーです。
それにしても力が抜けていく～。

待ち伏せ中

仕事から帰ったら、玄関脇のラベンダーにカナちゃん発見！
ハンティング中らしい。
こうやってじっと獲物を待っているのです。
好物はクモやいもむしや緑色の羽虫などやわらかいもののようで、
ダンゴ虫やアリは食べないようだ。
無事、お食事できたかな？

「ｆ植物園の巣穴」

「ｆ植物園の巣穴」（梨木香歩）を読んだ（読んでいる）。
以前、「水辺にて」というエッセイを読んで、すごくウマいなぁ、と思った作家です。
童話は読んでないのでわからないけど、自然と人間が混然一体と
なった、ちょっと湿った畳を思わせる和風の不思議な味。
つかみどころがないけど引き込まれる世界です。
シュールなのが好きな人はどうぞ。
昨日、また六寸皿を落札。おもしろい柄なので、
到着したら載せますね。