国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

中国の脅威に怯え、日本との連携を模索し始めた韓国

2011年04月20日 | 韓国・北朝鮮
一つ目の記事の中で重要なのは、「韓国と日本が一つになって世界平和のためにそびえ立つ日、中国は太平洋の新しい時代に立つ場所がなくなる」という一文である。キム・ドンギル延世大名誉教授は成長を続ける中国を大きな脅威と認識している。そして、米国が衰退しつつある以上、近い未来に米軍が撤退して中国の脅威に韓国が対抗できなくなることを恐れている。これに対する唯一の答えは日本と組むことなのだが、国力から考えて日本との同盟は事実上日本による併合になってしまう。これは、日本による統治を悪と教え込まれた韓国人には容認できない。従って、韓国が日本を併合し統治するという現実にはあり得ないシナリオしか描くことが出来ないのだ。このような空想的な主張が堂々と新聞に載ること自体、韓国の知識人の知能の低さの証明であると思われる。二つ目の記事「日本は韓国に対する「恩恵の意識」を持たねば普遍的文明国家への発展困難」も、抽象的な言葉を用いて難しそうに語っているが、要約すると、中国の脅威に対抗するために日本は韓国を支援しなければならないという身勝手な要求だ。この記事では韓国軍が侵略者として参加したベトナム戦争が恐らく意図的に無視されている。韓国はベトナム戦争の軍需で巨大な利益を得たことを反省せねばならないのに。明治維新以後の日本の外交政策で最大の失敗は韓国を併合したことであった。日本はロシアが韓国を占領するのを見ていれば良かったのだ。韓国を併合したことの軍事的費用、韓国を近代化させるための経済的負担は全くの無駄金であった。日本はこの失敗を繰り返してはならない。決して朝鮮半島に陸軍を送り込んではいけないのだ。このために日本が行うべきことは明らかだ。竹島問題や従軍慰安婦問題や歴史教科書問題を煽り続けて日本と韓国の対立を深めることだ。これにより、日本は韓国からの支援要請を拒否することが出来る。そして、最終的には竹島問題で日韓戦争に突入して韓国を海上封鎖し経済を破綻させ、その上で北朝鮮に頼んで南進して貰い半島を統一してもらうのが良い。 . . . 本文を読む
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