国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

移民受け入れと死刑廃止という20世紀後半の欧州の愚かな政策

2011年04月25日 | 欧州
欧州諸国では移民問題が大問題になっている。選挙では移民反対政党が大躍進し続けているし、チュニジアやリビアからの移民がイタリアに溢れ、フランスとの国境で足止めを食らう事態になっている。移民は豊かな欧州諸国で暮らすことを目的とする経済移民であり、一度移民に成功すると家族を呼び寄せるし出生率は高いのでどんどん移民の人口が増え続ける。このままなら近未来に欧州はイスラム教の移民が多数派となり事実上滅亡してしまうことだろう。20世紀後半に安価な労働力を求めて移民を募った政策は極めて愚かな選択であったということだ。欧州が文明を維持する方法は移民排除しかない。その為には、EU以外からの新たな移民を原則として全員禁止すること、欧州居住者にはキリスト教への改宗を義務づけること、既に欧州に永住している移民を含めて欧州外からの全ての移民は、欧州にとって必要不可欠な人材以外は全員欧州から追放すること、追放に逆らう者は全員死刑にすることが必要である。これはヒトラーがユダヤ人に対して行った追放政策を繰り返すものである。死刑で脅迫しない限り欧州への移民の流入は止められないだろう。しかし、欧州諸国は人道主義の明目で死刑を既に廃止してしまった。これは致命的なミスであり、近い将来に死刑を復活させる必要が出てくるだろう。死刑を復活しなければ、欧州の移民はどんどん増え続け、欧州は確実に移民に乗っ取られて滅亡する。死刑を復活しても、現在欧州に居住している移民を追放するのはやはり難しい。欧州文明は今後困難な時代を過ごすことになるだろう。日本は欧州諸国と異なり移民も受け入れず、死刑廃止も行わなかった。これは極めて賢明な政策であった。中国から宦官と纏足を輸入しなかったように、日本は先進国の制度を一つ一つ分析・評価し、好ましいものだけを受け入れてきた。たとえ少子化になっても移民を受け入れなかった日本は、主要先進国のほぼ全てが移民問題で苦しむ中で、21世紀に移民問題から無関係となり繁栄を維持できるだろう。 . . . 本文を読む
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