国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

ロンドンシティ空港発ドイツ・デュッセルドルフ行きのBA3271便が3/25にスコットランドのエディンバラに着陸した謎

2019年03月27日 | 欧州
『ハード・ブレグジットを英国政府が急いでいるのは、今年施行されたEUの租税回避防止令(ATAD)がタックス・ヘイヴンに預けている投資に及ぶことを阻止するため』という2chの書き込みは真実ではないかと思われる。大英帝国=国際金融資本で最も重要な場所はロンドン金融街でもマンハッタンでも無く、英国領のタックスヘイブンだからだ。ここに欧州王族らの保有する膨大な財産が隠匿されていると思われる。ブレクジットの真の目的は反グローバリズムでは無く、反グローバリズム勢力の攻撃からタックスヘイブンを防衛すること。国際金融資本系のマクロン大統領が英国の合意ある離脱に厳しい姿勢を取っているのも説明できる。ロンドンで3月23日に開催されたブレクジット反対デモ行進にスコットランドのスタージョン第一首相が参加している。そして、翌24日にスタージョン第一首相は、スコットランド独立を巡る国民投票を再度行うつもりと述べている。ロンドン都市圏とスコットランドが連合王国から独立してEUに再加盟し、北アイルランドもそれに加わるというシナリオかと想像する。「着陸後、乗員が乗客に対し、デュッセルドルフへ行く人は手を挙げてくださいと呼びかけると、全員が手を挙げたという。」との報道は、今後ロンドン都市圏とスコットランドで(北アイルランドも?)行われるであろう投票で有権者の大部分がドイツを中心とするEUへの再加入に賛成するというシナリオであることを密かに知らせる目的かと想像する。今後分離独立を通じて大ブリテン島や北米大陸にベルリンの壁や南北キプロス国境の様な壁が建設されるだろう。ロンドン都市圏は今後、旧東ドイツ内部の西ベルリンの様なEUの飛び地になるかもしれない。スコットランドが西ドイツ、アルザスロレーヌが北アイルランドやジブラルタル、ロンドン都市圏以外のイングランドとウェールズが東ドイツに対応する。北アイルランドの英国系住民が実はスコットランド系であることを考えると、スコットランドが連合王国から離脱して北アイルランドと共にEUに再加盟するというシナリオが準備されていると想像する。これ以外にアイルランド紛争の再発を防止する方法はないだろう。 . . . 本文を読む
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