都立高校卒業後、短大の保育科に入学しました。
これまた難聴の自覚なしの身の程知らずな私は、
保母さんになりたかったのです。
今現在で言う保育士ですね。
怖いもの知らずと言うか、
若さゆえに自分の力を過信していたのかもしれません。
短大では、ピアノの授業以外の影響はほとんどなかったと思います。
高校までのように、席が決められていませんから、
いつも講義は一番前の席を陣取っていたからです。
ダンスの授業も、音は聴こえますからリズムは取れる。
ダンスは得意分野でした。
ピアノの授業では、個人でピアノを弾いている時に、
先生の「はい、そこまで。」と言う声がわからないことが多かったんですが、
これはピアノに集中していると誰でもよくあることでした。
短大2年の秋。
難聴の現実を思い知ったことがありました。
今でも思い出したくない場面です。
短大では担任などから選考されて、
3ヶ所にある付属幼稚園に就職できるシステムがありました。
その年度は、10人程が就職できると言うことで、
12人が選考され、私もその中に入ることができました。
選考は面接のみ。
面接の順番が来て、部屋に入ると、
がらんとした広い部屋に、面接官が10人ほど。
面接官と私との距離は5メートル以上ある。
一番遠い面接官とは10メートル位の距離。
広すぎる空間と、面接官と距離がありすぎることで、
これは質問が聞き取れないなと一瞬にして悟り、
一瞬にして絶望しました。
面接を甘く見ていた私に罰が当たったんだと思います。
面接内容はほとんど覚えていないのですが、
「聞き取れませんでしたので、もう一度お願いします。」を、
2回ほど言ったことと、
これ以上、聞き返すことはできないと思い、
質問を勘で憶測して答えてしまった記憶があります。
相当、感じ悪かったと思います。
今思えば、面接で聞き返すと言う行為は、
それだけでも不採用決定ですね。
人の話しを聞いていないと判断されてしまうのだから。
まして幼稚園教諭の採用面接だけに、
わざわざ難聴の者を雇うことはないでしょう。
難聴であることを、また言えませんでした。
結果は勿論、不採用でした。
同じクラスから受けた人は採用だったので、
その後、何となくお互い気まずい思いがありました。
でも、不採用で良かった。
採用されたとしても、付属幼稚園で勤まる自信はない。
こんな苦い経験をしたと言うのに、私はさらに身の程知らずだった。
若さゆえの馬鹿さと傲慢さだったのかもしれない。
これまた難聴の自覚なしの身の程知らずな私は、
保母さんになりたかったのです。
今現在で言う保育士ですね。
怖いもの知らずと言うか、
若さゆえに自分の力を過信していたのかもしれません。
短大では、ピアノの授業以外の影響はほとんどなかったと思います。
高校までのように、席が決められていませんから、
いつも講義は一番前の席を陣取っていたからです。
ダンスの授業も、音は聴こえますからリズムは取れる。
ダンスは得意分野でした。
ピアノの授業では、個人でピアノを弾いている時に、
先生の「はい、そこまで。」と言う声がわからないことが多かったんですが、
これはピアノに集中していると誰でもよくあることでした。
短大2年の秋。
難聴の現実を思い知ったことがありました。
今でも思い出したくない場面です。
短大では担任などから選考されて、
3ヶ所にある付属幼稚園に就職できるシステムがありました。
その年度は、10人程が就職できると言うことで、
12人が選考され、私もその中に入ることができました。
選考は面接のみ。
面接の順番が来て、部屋に入ると、
がらんとした広い部屋に、面接官が10人ほど。
面接官と私との距離は5メートル以上ある。
一番遠い面接官とは10メートル位の距離。
広すぎる空間と、面接官と距離がありすぎることで、
これは質問が聞き取れないなと一瞬にして悟り、
一瞬にして絶望しました。
面接を甘く見ていた私に罰が当たったんだと思います。
面接内容はほとんど覚えていないのですが、
「聞き取れませんでしたので、もう一度お願いします。」を、
2回ほど言ったことと、
これ以上、聞き返すことはできないと思い、
質問を勘で憶測して答えてしまった記憶があります。
相当、感じ悪かったと思います。
今思えば、面接で聞き返すと言う行為は、
それだけでも不採用決定ですね。
人の話しを聞いていないと判断されてしまうのだから。
まして幼稚園教諭の採用面接だけに、
わざわざ難聴の者を雇うことはないでしょう。
難聴であることを、また言えませんでした。
結果は勿論、不採用でした。
同じクラスから受けた人は採用だったので、
その後、何となくお互い気まずい思いがありました。
でも、不採用で良かった。
採用されたとしても、付属幼稚園で勤まる自信はない。
こんな苦い経験をしたと言うのに、私はさらに身の程知らずだった。
若さゆえの馬鹿さと傲慢さだったのかもしれない。