~聴覚障害6級~

話せる。歌える。
聞こえているけど聞き取りにくい。
感音性難聴者が適当に呟きます。

耳鳴り

2009年11月22日 | 雑記
物心ついてから、24時間ずっと耳鳴りがしていました。
物心つく前から鳴っていたかどうかは記憶にありません。

気付いたら耳の奥からいつもキーーーーと、常に鳴っていました。
耳鳴りを耳鳴りだと知らず、
誰でもこういう音がいつも聴こえているのだと思っていました。


耳鳴りがしているのは普通のことだと思っていたけれど、
しない方が普通だとわかったのは、たぶん高校生くらい。

難聴を自覚し始めた時期と重なります。→こちらの記事参照


キーボードを打っている今も、
耳からなのか頭からなのか脳からなのか、
ずっとキーーーーーーと鳴り続けています。

難聴は治らなくても、耳鳴りがなくなったら、
もう少し聞こえがよくなるのではないかと思うくらいです。

私の耳鳴りは一生続くと思われるので、実際はわかりませんが、
難聴と耳鳴りはセットなのでしょうか。

慣れている音とは言え、意識していない時は良いとして、
意識し出すと、精神的に追い詰められそうな音です。


この音は一体どこから感じる音なのでしょうか。
わからないことがいっぱいです。

まぁ、わかってもどうすることもできないと思ってます。

漢方がいいとか、何か耳鳴りを抑える薬があるとか。
試したことはありません。

専門家が専門的なことを云々述べていても、
物心ついた時から難聴とセットになって耳鳴りがしている者じゃないと、
根本的にも感覚的にもわからないと思ってます。




健聴者の年齢別の平均聴力を。

年齢   1,000Hz      4,000Hz

    男性 女性    男性 女性

 25    8    7      8   6
 30    8    7      8   6
 35    9    8     10   6
 40    9    8     12   8
 45    10  10     14  10
 50    11  11     16  13
 55    12  13     22  15
 60    15  15     29  17
 65    16  19     34  25
 70    18  24     35  33
 75    22  23     37  32


これを見ると、私の年齢では10デジベルが健聴の聴力。

どんな聞こえなんだろうな。
体験したいものです。
補聴器をしてもほんの少し聞き取りやすくなる程度で、
聴力はさして補聴されていませんから。

私の聴力は、手帳によれば、右82.5で、左73.8なので、
世間的に多少耳の遠くなった75才よりも、
ずっと聞こえが悪いと言うことになります。

老いて耳が遠くなった方でも、
平均的には、今の私よりはずっと聞こえているのでしょう。



世界保健機関(WHO)による分類。

軽度→26~40dBHL
中等度→41~55dBHL
やや高度→56~70dBHL
高度→71~90dBHL
非常に高度→91dBHL以上


私は勝手に中度難聴者だと思っているけれど、
聴力の分類からすれば、高度難聴だったのですね。

よく考えれば、6級と言えども、手帳を取得できた時点で高度なのかも。

その上、対人スキルがことごとく低下する障害でもあります。
それによって、疎外感を味わったり、
自信や向上心を失くしたり、人間不信に陥ったり、
精神バランスを崩すことも多い障害だと思います。

それらを全てひっくるめたのが聴覚障害だと思ってます。

そんな試練を受け止めて、日々生きています。

でも不幸ではないと思ってます。
ただ、不便で生きにくいだけ。