本が届いてから2日ほどで一気に読んでしまいました。

文庫本をちょっと大きくしたくらいの本で、字も詰まっていなくて読みやすかったこともありますが、何より引き込まれたというのが大きいでしょうね。
先週東京に出たとき本屋さんで探したのですが、あまりメジャーな本でないので、見つかりませんでした。
わかっている本はやっぱりネットで探すのが一番です!
さっそくアマゾンで注文したら2日ほどで届いて、その日から一気に・・・。
本について以前紹介した時にも(
10/22金美齢さんの本「夫婦純愛」)書いたが、金さんは台湾のご出身、国として微妙な状況におかれている立場はなかなか理解しがたい部分もあるが、異国の地にあって、苦労しながらも助け合ってそれぞれの良さを最大限発揮できる結婚生活を送られたことは、夫婦のあり方としてある意味理想なのではないかと思う。
最近、自分のやりたいことを我慢するくらいなら、結婚しなくても・・・という人が多くなっているようだが、こういう男の人が増えれば、日本の少子化にも少しは歯止めがかかるのでは?と思わないでもない。
少々逸れてしまいましたが、この本の前半、ご主人の病気がわかってから亡くなるまでの様子を書いた部分は、涙なしには読めませんでした。

そして、エピローグにはこう書かれてあったのです。
私は自立して生きてきた女だ。
自由に生きてきた女だ。
ずっとそう自負し、誇りにしてきた。
だがそれは、周英明という夫に支えられて、夫の愛の中で生きてきたのだと、今、しみじみ思う。
それなのに、夫は死の床で、「ママ、悪いね」「ママ、迷惑をかけるね」と、私に詫び続けた。
その声が、よみがえってきて、男ってほんとに悲しいなと、私はいたたまれずに泣くのだ。
外で働き、一家を支える男が、どれだけ大変な思いをしているか。
それなのに家でも妻や家族に気をつかう。
自分が病床にいれば、迷惑をかけていると、後ろめたく感じて気にかける。
男って哀れだと思わないではいられない。 (以上、抜粋)
「
夫婦純愛
」クラシックなタイトルだが、老いも若きも是非読んでほしいと思う。
(参考までに、本の名前からのリンクで簡単に購入できます。何かもう一冊一緒に購入すると1500円以上で送料が無料になります。)