3曲目は、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲作品43より、第18変奏です。
今年は、ラフマニノフの生誕150年で没後80年という記念イヤー。
ですが、ロシアの作曲家ということで、あまり大々的に記念する…というのもいかがなものかとは思いますが、過去の作曲家に罪はない…と思うのですけどね。
いい作品はいい作品です。
記念イヤーということで、ラフマニノフの曲をプログラムに入れてみました。
これは3年前にも弾いてますけど。
曲については、その時に記載したのをリンクしておきます。
前半で弾く最後の曲は、シューベルト(1797~1828)の即興曲作品90の2です。
シューベルトはオーストリアの作曲家で、歌曲の王と言われるくらいたくさんの歌曲を作りました。
歌曲の方に名曲が多いため、ピアノ曲としてはとかくおろそかにされがちですが、特に性格的小品とされる即興曲や楽興の時などは、親しみやすく演奏機会も多くなっています。
ソナタなどの、形式のはっきりした曲は苦手だったようですが、ピアノ・ソナタにもいい曲はありますね。
シューベルトの即興曲は、作品90の4曲と作品142の4曲と、合計8曲あります。
単独で演奏されることが多く、即興的な要素もありますが即興で作られたものではなく、自由な発想に基づく楽想をまとめたものです。
タイトルは、作品90を出版する時、出版社のハスリンガーに提案され、シューベルトも気に入ってそう名付けたようです。
第2曲変ホ長調は、第4曲と共にもっともよく演奏される曲です。
ABAコーダという形式で、流れ落ちるような細かい音の動きで構成されているAの部分、舞曲的なロ短調のBの部分から成り、最後はBの部分のモティーフによるコーダで締めくくります。
子供のころにピアノを専門にしている先生に習っていたわけではなく、学校の音楽の先生とかの個人レッスンで、この曲は高校生になってやっと弾きました。
当時は軽やかな指を持っていなかったので、いかに速く軽く弾くかということにかなり苦労した覚えがあります。
高校1年…だったと思う…の時、県内の高校生のピアノコンクールで弾くためでした。
今は昔…の話です。