プロストワインハンデル公式ブログ「クライナー・プラッツ Kleiner・Platz」

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ドイツのカーニバルを楽しむ「Rosenmontag」

2017年03月02日 10時57分13秒 | ドイツの四季
ドイツのリューデスハイムでは、ようやく厳しい寒さも落ち着き、
過ごしやすい日々が続いています。
日も長くなり、閑散としていた街中は次第に活気を取り戻しつつあります。
 
そんな春の訪れが待ち遠しいドイツでは、毎年この季節になると
「Rosenmontag」(バラの月曜日)というお祭りが行われます。
 
このお祭りの起源は、年に一度、財政難や失業など人々が日ごろ政治に対して
不満に思っていることを衣装や出し物に込めて批判するというものでした。
現在では、カトリック教を信仰する人たちの断食前のお祭りとして親しまれています。
彼らにとってその2日後、水曜日から4月のイースターまで断食の時期となります。
 
実際にどんなお祭りかというと、ユニフォームを着た鼓笛隊や仮装をした人々が、
トラクターなどの荷台に乗って街中を練り歩くパレード形式です。
今回、わたしはドイツの三大カーニバルのひとつ、
マインツのパレードを見学してきましたので、その様子をご紹介します。
 
パレード開始からすでに3時間経過した午後14時過ぎ、
マインツの中央駅を出ると、既に仮装した人々がちらほら。
 
小さな子供からおじいちゃんおばあちゃんまで、
さまざまなコスチュームを身に着けています。
中でも子供たちは動物の着ぐるみ、アメコミのスーパーヒーローの衣装、
ディズニーのお姫様のようなドレスなどを着ていて、
個性豊かでとってもかわいかったです。
 
パレードが練り歩く大通りに近づくと見物人でごった返していました。
日本でいう山車(トラクターや軽トラなどを使用していました)に乗った人々が
「ヘーラウ!ヘーラウ!ヘーラウ!」という掛け後と共に
キャンディやグミなどのお菓子からサラミやパン、
文房具やおもちゃまでさまざまなものを群衆に向けてばら撒きます。

見物している人々は上からお菓子やらなんやらが降ってくる状況なので、
頭上に直撃するとなかならダメージがありますが、きっとそれも楽しみのひとつなのでしょう。
 
結局、カーニバルは私が帰った17時過ぎにも続いていました。
今回の戦利品はこんな感じです。
チューイングガムにキャンディ、グミにノートをゲット。
子供のころに戻った気分でゲットしたお菓子を爆食いしたらおなか壊しました……。
 
世代や人種を超えてさまざまな人がお祭りを楽しむのは、
日本もドイツも同じなんだな~と思いました。
 
くり
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