予定していなかった。予想していなかった。
何年か前、犬の散歩で知り合った人がいる。
8匹の犬を飼っていて、毎月、全頭
ペットショップへトリミングに連れて行き、
旅行に出掛ける時はそこに預けて、
獣医さんにも毎月通っている。
「この子達は人間が守ってやらないと。」と
言っていた人。
その人が、病気と家庭の事情で
犬達を飼えなくなってしまった。
少々…思うところはあるのだけれど、
その子達には居場所がなくなった。
犬達に罪はない。
しかし、罪のない生き物が殺されない日なんてないのだし、
多少なりとも、そういったことに痛みを感じつつも
何かできるわけじゃない。
それと同じ態度をとって、何もできなくても
仕方ないじゃないか?…
そんなことを思ったりしながらも
断ることができなかった。
無理と言えば無理な話。
知り合いでなければ、断っていた。
実際、断った話もある。
「迷子の犬を見つけて、人に預かってもらっているけれど、
そんなに長くは預かってもらえない。
うちには、犬が3匹もいて、
これ以上飼えないから、引き取って。」という話や
「老犬を引き取って。大人しい、いい子だから。
うちは狭くて、もう、置いておけないから。
ところで、ティーカッププードルに仔犬を
産ませたいんだけど、教えて。」という話なんぞは、断った。
私の父の家にも犬がいる。父は80歳を過ぎた。
犬をうちに連れてこなければいけなくなる日がくることも
考えに入れておかなくてはいけない。
それと、我が家は、犬を連れて階段の上り下りをしなければ
ならないのだけれど、私の左足の感覚が少し鈍くなっていて、
時折踏み外しそうになることも
考えに入れておかなくてはいけない。
そして何より、一番古くからいる、プードルのプーの
老化が目立ってきた。
なるべく静かに過ごさせてやりたい。
プーより一つ年下のジョイやナナは、体力はありそうだけれど
やはり高齢だ。
プーの子供のポチとカリンも、8歳のシニアになった。
ピーコも元気だけれど、8歳。
チップも元気そうだけど、声帯の手術をされた影響なのか
時折、苦しそうにしていることがある。
もこが突然死んでしまって
もこに会いたくて、どこにもいる筈がないのは
判っていたけど、もこの面影を探して…そして、
3歳の目が見えない女の子をみつけた。
犬を引き取るのはその子で「最後にしよう」と
ボランティアさんに連絡をした。
すると、
「あるお爺さんが、その女の子の一時預かりをしていて、
本当は一緒に暮らしたいそうだけど、自分の年齢を考えて
悩んでいる。」という。
「それならば、今は、そのお爺さんと一緒に過ごしてもらって
いつか、そのお爺さんがその子の世話が出来なくなった時、
うちへ連れて来る、ということにさせてもらったら
どうでしょう?」と提案してみたところ、
「お爺さんが、とても喜んでおられます。」という返事だった。
そして…何日後だったか、そのボラさんから
以蔵の話があり、以蔵が来た。
目の見えない女の子の寿命が尽きるまで
お爺さんがお元気でいてくださるようにと願いつつ、
うちは、その子の予約が入っている状態だから、
他の子の話があっても、受けられない。
そう決めたばかりだった。
私には、今回の この子達のことを
予想することができなかった。
それが、「11匹いる!」になってしまった訳である。
*数えれば、いや、数えなくとも11匹のわんこ。
萩尾望都さんの「11人いる!」の懐かしいタイトルを
思い出しながら
毎日、ただ眠りたい。
あれやこれや思ったりしていたら
あまりに胃が痛くなって動けなくなったので病院へ。
タケプロンだとかいう薬を貰って
随分楽になりました。
サボり気味だった わんこのブラッシングも
やらなくちゃ~(右手も痛んでるけど やればできるから)
*
「11匹いる!」
【おまけ日記】
ミニミニ独立国家
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