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「うい~、飲みすぎた~!」
と、飲んだくれのおっちゃんが通路に横たわっております。
というのも、昨晩は我が家では珍しくお肉の日であったから。
そのおすそ分けでお腹一杯!
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で、その理由はというと…
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昨日、2月の18日は
丁度娘の20回目の誕生日だったのです。
思い出せば20年前のこの日は大騒ぎでした。
前日夜に自宅で破水して、あわてて車で病院に向かったものの、
うろたえた私は普段乗らない高速の入り口から乗ってしまい、
気づけば反対方向で、自宅方向へ逆戻り!
(=^^=)ゞ
奥さんが立ち会い出産を希望したために、
私も一緒に病院にいたわけですが、
結局翌日の昼過ぎまでお産はかかり、
その間すごく眠たかったのですが、
苦痛に耐える奥さんの横で呑気に寝ているわけにも行かず、
必死に睡魔と戦っておりました。
そしていよいよ分娩室に入ってその時が来たわけですが…
病室にとどろく苦悶の声と、
看護婦さんお医者さんの怒号まじりの大声。
そこでただ、奥さんの手を握って
「大丈夫!大丈夫!」
とうろたえる、全然大丈夫でない私。
そして、迎えた出産の瞬間!
飛び散る血しぶき、
そして、一呼吸遅れて生まれてきた赤ちゃん。
しかしその姿は、全身血まみれで、真っ白!
「ああ、どうしよう~!うちの子真っ白や~!」
そううろたえていると、一呼吸おいた後、
「うえっ!うえっ!」
赤ん坊が泣き声をあげたかと思うと、見る見るうちに全身が真っ赤になって
「あ…、ほんまに文字通り赤ん坊なんや…」
と、ふと冷静に思ったり。
ほら、世間でよく言う感動のようなものはその時にはなく、
前半はほぼスプラッタ、後半は安堵で放心。
まるでジェットコースターで振り回されているような感じでした。
だから当然父親になったという実感もその時はなく。
「ああ、そうか…」
といった感じ。
でも本当に大変だったのは実はこのあとで、
生まれたばかりの赤ん坊があんなに大変だったとは…
夜泣きに、病気に、あれやこれや…
落ち着くまでの半年間、私たち夫婦は夜ろくに眠れず、
でも、お互い昼間は仕事があるので、昼寝もできず、
二人してゾンビのようになっておりました。
でもそういう経験を経て、徐々に赤ん坊はまぎれもないわが子になっていき、
自分自身も親としての実感、自覚が出てきたのです。
よく言うように、
「子供が生まれたらから親になるのではなく、
子供を育て上げていく過程で、親というものも形作られていく。」
のですね。
その頃ごろからかな?
前回書いた「幸せな王子」なことを思い始めたのは。
http://hisuaki.blog31.fc2.com/blog-entry-1700.html
さて、20歳になったとはいえ、まだまだお子様なうちの娘。
でも時折、こちらが「お?」と思うような発言をするので、
私の気づかないような大きな成長も多分あるんでしょう。
だから、まあとりあえず今日はめでたい!
だから晩ご飯は高野豆腐と切り干し大根でも炊こうかと思っていたけど、
何か別のあれのすきそうな物にしましょう。
(=^^=)ゞ
いや~。
でもね…
ほんと、あの時ばかりは自分が男でよかったと、
ほんま、出産をしない身であってよかったと、
心底思いました。
あんなこと、私には絶対出来ない!
だから今では、世のお母さん連中は本当にすごいなあと…
そう思っておるしだいです。
でも中にはすごく楽に産む人もおるよね。
うちの妹なんか
「楽勝♪楽勝♪ぽ~んと産んだよ♪」
って…
(=^^=)ゞ