こんにちは、お久しぶりです。
と、久々に登場したオプティマス№45なのですが、
以前と少し変わっているのがお判りでしょうか?
実はその後少し進化して、
バルブ付きの純正サイレントヘッド!
おかげで、燃料を入れたまま季節をまたがり保管していても、
こんな風に燃料漏れを起こす心配がなくなりました。
それはとてもうれしいのですが、
実はこのヘッド、純正とはいえかなりの年期ものでして…
この様にゆがみがあるのです。
ですので、無造作に使用すると…
赤火になったり…
内燃現象を起こしたり…
というのも、先ほどのゆがみのせいで、
プレートとカップの間に微妙なすき間が生まれてしまうから。
しかしこのような場合でも、ゆがみが軽微なものであるならば、
カップの位置を少し調整してやると綺麗に安定して燃えてくれます。
こんな感じで。
具体的には、位置を若干ずらしたり、カップをいったん少し持ち上げ置きなおしたりします。
ちょいと言葉で表現しづらいと思い、動画撮影してみました。
赤火と内燃現象を起こさせ、それを改善している様子です。
どうかなお分かりいただけましたでしょうかな?
この様な感じですから、調整するにはつかみやすいらじをペンチや、
トング、氷つかみなどが適しております。
さてこのように軽微な歪みの場合は位置調整で何とかなるのですが、
ゆがみが大きかったり、最初からすき間があるものなどについてはそううまくはいきません。
例えばこのようにプレートとの間にすき間がある場合、
インナーのすき間からガスが漏れると、アウターとの間で内燃現象を起こします。
またアウターのすき間はそこからガスが漏れ赤火の原因となります。
このように位置を変えてもどうにもならない場合は、
それぞれの接合部をやすりなどで平らにならし、
プレートのすき間をなくすと改善されることがあります。
こちらはある方(SVEAのS氏)の例。
当初内燃現象を起こし全く炎が出ていない状態であったのを、
まずは、トップのカップをのすり合わせを行い、
ここまで改善。
しかしよく見ると、アウターのすき間から炎が漏れており、
そのせいで一番上の穴から炎が出ず、
また下のすき間から内側に炎が入り込みかけやや内燃気味になっております。
そこで再度アウターのすり合わせを行い、
ここまで見事に!
さらにその後プレートの方もすり御合わせを行いさらに改善されたとか。
実はこのヘッドは私がお譲りさせていただいたもので、
いわば不良品のようなものでした。
そこで、問題が発覚した時点で交換をお申し出させていただいたのですが、
S氏は自力で原因を突き止め、このように問題を解決されました。
その観察力と行動力には脱帽。
好きこそものの…とは申しますが、それはやはり本人のやる気次第。
この場をお借りして、お迷惑をおかけしたお詫びと、
さらにエピソードとお写真をお借りしたことのお礼を述べさていただきます。
(*^人^*)