今回ご紹介するのは、私が最も好きな会社RADIUS社のストーブです。
この会社は、ストーブの老舗プリムス社の労働争議が元で、
そこを飛び出た職人たちが結成したもの。
だから、社名の「RADIUS」もラテン語で光、
つまり解き放たれ激しく輝く希望をイメージさせるものなのでした。
そういうわけで、ストーブメーカーとしては後発にあたるため、
その中で生き残るために、
「今までにない独創的なものを、丁寧に作ろう」と心がけ、
また販路もプリムス、オプティマスなどの老舗大メーカーが力を持つ欧米・中東方面はもちろんですが、
まだ開拓の余地が多くあったアジア方面にも積極的に販路を拡大しました。
そして、その中でも特に日本において、いち早く知名度を上げたため、
この「RADIUS」という社名は、この手のストーブの一般名詞として定着してしまいました。
だから古い山屋さん(60代以上の登山愛好家)たちはいまでも、
灯油やガソリンストーブ全般をことを「ラジュース」、「ラディウス」などと呼ぶことがあり、
時には「プリムス製のラディウス」といったちゃんぽんな呼び方もします。
まあ、バイクで言うカブみたいなもんで、
私らも普段、メイトのことを「ヤマハのカブ」という感じと同じですね。
さて、前置きがずいぶん長くなっているのでお分かりの様に、
私はとにかくこのブランドが好きなのです。
ですので、手持ちのRADIUSストーブは全部ご紹介したい!
すでに以前にもう「№42」をご紹介済みなので、
今回はこちらをご紹介!
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RADIUS №46
(1950年代~60年代製造)
おなじみOPTIMUS 8Rによく似た小型の箱ストーブです。
見た目もサイズも似た感じなんだから、
8Rがあればもうそれでいいんでない?
そういうお声が聞こえてきそうですし、
実際、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました…
そう、
実際に、これを手にするまでは!
でも、違うのです!
似ていても、これは全くの別物!
その辺りの違いは言葉では何とも言い表せない。
だって、それが質と造り、つまり質感、操作感の違いだから。
でもそう言い切ってしまうと、ここでご紹介する意味が無いので…
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まずはふたをカパ~ン♪
一目で質の高さがわかる真鍮製のタンク。
(凹んでいるのは不幸な事故によるもので、普通は凹んでおりません。)
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バーナーヘッドやトッププレートをはじめ各所に施された刻印は、
一個一個の製品に対する責任と、プライドの表れでしょう。
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驚くほど重厚で手の込んだ造りのフィラーキャップの内部には、
これまたいやになるほど手のこんだ安全弁が内蔵されております。
(だからここのリペアは結構めんどくさい。)
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またコントロールのハンドルの取り付け部分も、よくある四角い断面ではなく、
円柱に溝を切った独特の凝った形状となっており、
抜け落ちにくいだけではなく、そののスムーズな操作感は感動もの!
ぜひ一度味わっていただきたいものです。
そしてまた、セットアップが独特。
ケースのふたを開けた後、
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このようにゴトクを浮かせ、タンクを支点にバーナー部を持ち上げて、
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バーナー部を半分ケース外に移動させ、ゴトクを下ろしセットするのです。
この一連の動作がまた、なんとも言えず気持よい!
(でも、この動きのせいで、バーナーとゴトクの中心がずれてしまうので、
大きいいお鍋だと鍋火中心から炎がずれるというのが難点といえば難点。)
こういう、操作がすべてかっちり気持ちよく、
おまけにスムーズに動くから、もう気持ちいいったらありゃしない!
だから操作がスムーズだと…
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炎まできめ細かでスムーズに思えるし、実際そう感じざるを得ないから不思議!
うん、本当に良い仕事だ♪
動画はこちら。
さて、そういうわけで、こいつは大のお気に入りなのですが、
それゆえ大切にしすぎ、凹ませたり、傷つけてしまうのが嫌で、
他のストーブの様に持ち歩いたりする機会が非常に少ないのです。
だから普段は、店番しながらお茶を沸かしたり、
ラーメンを作ったりするのに使っていましたが、
やはりそれではもったいないので、
今後は、これも表に持ち出しぜひ使おう!
となれば、あれだな…
まずは弱点克服!
というわけでこういうものをこしらえました。
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御覧の通り、アルミ板をカットし、穴をあけ曲げたもの。
で、これをこの様にセットして使用します。
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で、使用時はこんな感じ。
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(やはりゴトクの中心からずれるので、
炎をなべ底の中心にあてるにはこの直径が限度かな?)
もうお分かりですね?
そう、こしらえていたのは風防!
で、弱点とは横風なのでした。
実は同じような形の8Rも横風に弱く、
見た感じふた部分が風防になりそうなのに役に立たないから、
屋外では風防が必須アイテムなのです。
ですが私はよくそれを忘れて出かけるので、そのたび現地で悔しい思い!
だから以前8R用に内蔵式の風防を作っていたのです。
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これは知り合いにプレゼントしたりしていたら評判が良かったので、
その後量産して販売したりしてました。(ただいま完売御礼)
で、今回もそれを応用したというわけ♪
ちなみに収納時はこんな感じ。
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ぴったり収まり気持ちが良い!
これはこれでシンプルながら良い仕事でしょう?
これならまず忘れることが無いので、
これからはお気に入りの場所でこいつに火をつけよう!
この会社は、ストーブの老舗プリムス社の労働争議が元で、
そこを飛び出た職人たちが結成したもの。
だから、社名の「RADIUS」もラテン語で光、
つまり解き放たれ激しく輝く希望をイメージさせるものなのでした。
そういうわけで、ストーブメーカーとしては後発にあたるため、
その中で生き残るために、
「今までにない独創的なものを、丁寧に作ろう」と心がけ、
また販路もプリムス、オプティマスなどの老舗大メーカーが力を持つ欧米・中東方面はもちろんですが、
まだ開拓の余地が多くあったアジア方面にも積極的に販路を拡大しました。
そして、その中でも特に日本において、いち早く知名度を上げたため、
この「RADIUS」という社名は、この手のストーブの一般名詞として定着してしまいました。
だから古い山屋さん(60代以上の登山愛好家)たちはいまでも、
灯油やガソリンストーブ全般をことを「ラジュース」、「ラディウス」などと呼ぶことがあり、
時には「プリムス製のラディウス」といったちゃんぽんな呼び方もします。
まあ、バイクで言うカブみたいなもんで、
私らも普段、メイトのことを「ヤマハのカブ」という感じと同じですね。
さて、前置きがずいぶん長くなっているのでお分かりの様に、
私はとにかくこのブランドが好きなのです。
ですので、手持ちのRADIUSストーブは全部ご紹介したい!
すでに以前にもう「№42」をご紹介済みなので、
今回はこちらをご紹介!
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RADIUS №46
(1950年代~60年代製造)
おなじみOPTIMUS 8Rによく似た小型の箱ストーブです。
見た目もサイズも似た感じなんだから、
8Rがあればもうそれでいいんでない?
そういうお声が聞こえてきそうですし、
実際、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました…
そう、
実際に、これを手にするまでは!
でも、違うのです!
似ていても、これは全くの別物!
その辺りの違いは言葉では何とも言い表せない。
だって、それが質と造り、つまり質感、操作感の違いだから。
でもそう言い切ってしまうと、ここでご紹介する意味が無いので…
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まずはふたをカパ~ン♪
一目で質の高さがわかる真鍮製のタンク。
(凹んでいるのは不幸な事故によるもので、普通は凹んでおりません。)
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バーナーヘッドやトッププレートをはじめ各所に施された刻印は、
一個一個の製品に対する責任と、プライドの表れでしょう。
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驚くほど重厚で手の込んだ造りのフィラーキャップの内部には、
これまたいやになるほど手のこんだ安全弁が内蔵されております。
(だからここのリペアは結構めんどくさい。)
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またコントロールのハンドルの取り付け部分も、よくある四角い断面ではなく、
円柱に溝を切った独特の凝った形状となっており、
抜け落ちにくいだけではなく、そののスムーズな操作感は感動もの!
ぜひ一度味わっていただきたいものです。
そしてまた、セットアップが独特。
ケースのふたを開けた後、
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このようにゴトクを浮かせ、タンクを支点にバーナー部を持ち上げて、
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バーナー部を半分ケース外に移動させ、ゴトクを下ろしセットするのです。
この一連の動作がまた、なんとも言えず気持よい!
(でも、この動きのせいで、バーナーとゴトクの中心がずれてしまうので、
大きいいお鍋だと鍋火中心から炎がずれるというのが難点といえば難点。)
こういう、操作がすべてかっちり気持ちよく、
おまけにスムーズに動くから、もう気持ちいいったらありゃしない!
だから操作がスムーズだと…
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炎まできめ細かでスムーズに思えるし、実際そう感じざるを得ないから不思議!
うん、本当に良い仕事だ♪
動画はこちら。
さて、そういうわけで、こいつは大のお気に入りなのですが、
それゆえ大切にしすぎ、凹ませたり、傷つけてしまうのが嫌で、
他のストーブの様に持ち歩いたりする機会が非常に少ないのです。
だから普段は、店番しながらお茶を沸かしたり、
ラーメンを作ったりするのに使っていましたが、
やはりそれではもったいないので、
今後は、これも表に持ち出しぜひ使おう!
となれば、あれだな…
まずは弱点克服!
というわけでこういうものをこしらえました。
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御覧の通り、アルミ板をカットし、穴をあけ曲げたもの。
で、これをこの様にセットして使用します。
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で、使用時はこんな感じ。
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(やはりゴトクの中心からずれるので、
炎をなべ底の中心にあてるにはこの直径が限度かな?)
もうお分かりですね?
そう、こしらえていたのは風防!
で、弱点とは横風なのでした。
実は同じような形の8Rも横風に弱く、
見た感じふた部分が風防になりそうなのに役に立たないから、
屋外では風防が必須アイテムなのです。
ですが私はよくそれを忘れて出かけるので、そのたび現地で悔しい思い!
だから以前8R用に内蔵式の風防を作っていたのです。
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これは知り合いにプレゼントしたりしていたら評判が良かったので、
その後量産して販売したりしてました。(ただいま完売御礼)
で、今回もそれを応用したというわけ♪
ちなみに収納時はこんな感じ。
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ぴったり収まり気持ちが良い!
これはこれでシンプルながら良い仕事でしょう?
これならまず忘れることが無いので、
これからはお気に入りの場所でこいつに火をつけよう!