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「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

熟成古酒こそ燗で呑む・・大正の鶴 純米大古酒1990BY

2022年08月14日 | 純米酒
熟成古酒こそ燗で呑む
「大正の鶴 純米大古酒1990BY」

30年大古酒の魅力をご堪能ください。


「大正の鶴 純米大古酒(白ラベル)1990BY 30年古酒」
備前朝日米で醸した純米原酒をタンクで20年間常温熟成させ、瓶詰して、さらに冷温(10度)にて10年間熟成させた古酒。
30年熟成古酒の割に、黒糖や栃餅のような熟成香は強くない。濃く、奥行きある旨味と、酸のキレのバランスが良く、凄く品のある熟成を辿っている。キレキレの酒質だ! 余韻の渋味にまだ熟成の余地を感じ、酒質の強さに仰天する。
燗につけて、旨味がより惹き立ち、キレ味を増す。濃い味の肉料理、ジビエ、フレンチ、チーズ料理などとも相性が良い。

 原材料: 米・米麹
 酒米: 備前朝日米
 精米歩合: 60%
 アルコール度: 18度

「大正の鶴 純米大古酒(赤ラベル)1990BY 30年古酒」
備前朝日米で醸した純米原酒をタンクで20年間常温熟成させ、瓶詰して、さらに蔵内常温にて10年間熟成させた古酒。
黒糖や栃餅のような熟成香がある。ふくよかな旨味が前面に出て、30年の歳月の重さを感じる複雑で豊かな味わいだ!その独特の世界感に「ふぅーっ」と思わず声がでてしまう。まだこれからの熟成で変化を繰り返し、別の次元に導いてくれそうだ。
燗につけて、旨味がより惹き立ち、キレ味を増す。濃い味の肉料理、ジビエ、フレンチ、チーズ料理などとも相性が良い。

 原材料: 米・米麹
 酒米: 備前朝日米
 精米歩合:60%
 アルコール度: 18度

長期熟成させた完全発酵純米酒の古酒は、大変魅惑的だ。時を駆けて熟成し、練れて凝縮された旨味に打ちのめされる。そんな魅惑の「純米古酒」を紹介しよう。

長期熟成酒(古酒)の特徴

①色合いは、非常に「濃い山吹色」をしている。

②「黒糖」「ナッツ」「醤油」「味噌」などに通じる独特の香りの「熟成香」がある。 これは個人的嗜好により好き嫌いがはっきり分かれる香りだ。 私にとっては食欲をそそる香りなのだが・・・生理的に受け付けない人がいるのも否めない。(笑)

③時を駆けて、熟成により「練れた旨味」が集積、凝縮しているのが古酒である。一般的な完全発酵の2回火入れの純米酒ならば、時間が経つほど、気温が高いほど熟成度合いが増していくことになる。
(熟成度合=積算温度×時間)

④「燗酒」でこそ凝縮した旨味が開き、本来持つポテンシャルを発揮する。

⑤「食中酒」として料理とともに呑んでこそ真価を発揮し、お互いを高めあう。 和食はもとより、濃い味わいの中華料理、ジビエ・肉料理、チーズ料理などとも相性が良い。

純米古酒(長期熟成酒)は、このように大変個性的であり、慣れてない方は嫌悪感さえ感じる可能性もある。紹興酒や梅酒に似た酒質を有するので、これらを呑みなれている方なら、比較的すんなりと受け入れることができるはずだ。

注意:古酒の名称にある「H10BY」とは、平成10酒造年度(平成10年7月~平成11年6月)に搾られた清酒を意味します。

お電話で取り置き予約もできます。
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大正の鶴 赤ラベル
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大正の鶴 白ラベル
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  赤松儀和
〒679-5523
兵庫県佐用郡佐用町上月1030-4
℡ 0790-86-1235
fax 0790-86-1236

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