練れた熟成古酒・・
「睡龍きもと純米H30BY」
純米燗金太郎です。
田舎へ帰省されていたお客様も
そろそろ帰られるかたが多く、
田舎の人口も元通りに・・。
また、日常生活が戻ってきます。
今晩は、落ち着いた古酒の燗酒で寛ぎますか。
「睡龍きもと純米H30BY」
(睡龍特有の古酒感は少ない!)
黒糖・ナッツにも似た熟成の香りがほどよくあり食欲をそそられる。
口に含むと、まろやかな旨味に、レモンのような酸がコラボして、落ち着きとキレがある酒質だ。
その旨味と酸のバランスが抜群だ。
余韻は渋味が強い。
燗につけたときの滋味深さと旨味の凝縮感は堪らんね。
「長期熟成古酒(火入酒)の特徴」
1.色合いは、非常に「濃い山吹色」をしている。
2.「黒糖」「ナッツ」「醤油」「味噌」などに通じる独特の香りの「熟成香」がある。 これは個人的嗜好により好き嫌いがはっきり分かれる香りだ。 私にとっては食欲をそそる香りなのだが・・・生理的に受け付けない人がいるのも否めない。(笑)
3.時を駆けて、熟成により「練れた旨味」が集積、凝縮しているのが古酒である。一般的な完全発酵の2回火入れの純米酒ならば、時間が経つほど、気温が高いほど熟成度合いが増していくことになる。
(熟成度合=積算温度×時間)
4.「燗酒」でこそ凝縮した旨味が開き、本来持つポテンシャルを発揮する。
5.「食中酒」として料理とともに呑んでこそ真価を発揮し、お互いを高めあう。 和食はもとより、濃い味わいの中華料理、ジビエ・肉料理、チーズ料理などとも相性が良い。
純米古酒(長期熟成酒)は、このように大変個性的であり、慣れてない方は嫌悪感さえ感じる可能性もある。紹興酒や梅酒に似た酒質を有するので、これらを呑みなれている方、女性や初心者には、比較的すんなりと受け入れることができると思う。
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