新年度の星となるべき純米燗
「竹泉 純米酒(香色)2017BY」
早瀬土人形の純米燗金太郎です。
桜を愛でるこの時期、花見や歓送迎会と称する宴会や、呑み会が徐々に増えて、飲食店様もだいぶ活気が戻ってきたように感じます。
本当にありがたいことです。
現状が、日常なのか非日常なのかさえ、解らなくなっていますが、酒屋も、この活況に乗り遅れないようにせねば・・・。
^_^
さて今日紹介するのは、スッキリ爽快な熟成古酒です。
「竹泉 純米酒(香色)2017BY」
「どんとこい米」の7割精米のヴィンテージ純米酒。
黒糖様の軽い熟成香を感じる。上品で複雑、繊細な旨味、甘味を感じていると、その上面を酸が滑るように通り抜けていき、スッキリ爽快な辛口へ誘われる。その後、渋味残りがあり、若さと固さを感じる部分がある。
70度程度の熱燗につけて、そこから冷ましていくと50度程度で固さがとれて米の旨味が際立つ。どんとこい米の特徴がでているのか、酸の立ち方が独特で面白い酒質となっている。
「酒米の精米歩合の意味」
酒米って粒が大きく、心白があって、蛋白分たんぱくぶんが少ないものが良いのです。
というのは、粗蛋白分が多いと雑味が強く、味の多い酒質になりやすいからです。
米の外側は特に蛋白分が多いので精白します(削る)。
だから精米歩合が少ないほど、雑味の少ないきれいな酒になりやすいのです。
ここで、基本的なおさらい・・・
精米歩合80%は、酒米の外側20%を削って、中心部の80%を残している状態です。
(精白歩合20%=精米歩合80%)
ただ、米の中心部の白い部分(心白)が丸い形をした球状心白だと、精米歩合は50%が限界となってしまいます。
それ以上精白すると心白まで達することになるからです。
心白が剥き出しになると、麹菌が剥き出しになった心白部分に片寄って付いたり、また心白は溶けやすいので、米割れの原因や、米が溶けすぎて糊精の多い鈍重な質のお酒になりやすいのです。
これが細長い線状心白だと、心白を剥き出しにせずとも、35%ぐらいまでの精米歩合にできます。言い換えれば65%の精白歩合です。
蔵によっては20%未満まで精米歩合を低めて、精米歩合で日本一を争うところもあるのですが、精米歩合が低ければ必ず美味しい酒ができるか?
と言えばそうとも言えません。
精米歩合を低めれば低めるほど、醸すのが難しくなり、杜氏さんの卓越した技術と勘が必要になってきます。
さて、このような線状心白をもった酒米は
「山田錦」
「雄町」
「強力」
の3種類しかありません。
しかし「山田錦」に関しては、山田穂と短稈渡船をかけあわせて作った人工的な酒米の品種なので、実際に純系分離された品種で線状心白をもつのは、
「雄町」と「強力」
しかないと言えます。
この2品種は、互いに超長稈品種(背が高い品種であるということ)であり、不思議な事に、共に鳥取の大山の麓に起源を持つ原生種です。
お酒を電話で取り置き予約もできます。
リンクから純米燗伝道師がお薦めする純米酒の詳細情報をご覧いただけます。
↓
当店webショップ3店舗の紹介
○純米酒のDON Yahoo店
○地酒のDON 本店
○地酒のDON BASE店
(3本以上お求めなら他店より配送料がお得。アマゾンペイの決済もOK)
#地酒のdon #純米燗 #佐用町 #純米酒 #日本酒 #SAKE #燗酒 #日本酒好きな人と繋がりたい #酒は純米燗ならなお良し #竹泉
・・・・・・・・
播州佐用の酒屋
赤松酒店(地酒のDON)
マスコット 純米燗金太郎
店主 純米燗伝道師 赤松儀和
〒679-5523
兵庫県佐用郡佐用町上月1030-4
℡ 0790-86-1235
fax 0790-86-1236
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます