まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ 147

2014年06月23日 | Weblog

 さて困った事になっています。

 

ファインメットビーズを電源、それも、ショットキーダイオードのホット側に使用してみたのですが

思ったほどの効果を得られることができませんでした。

それならばと外してみる事にしましたが、なんと違いが分かりません。

 

耳がそろそろまずい事になってきたのかもしれません。

 

ということで、別の利用方法を試す事にしました。

HPA-12の基板は、実は自作基板が2種類あります。少しずつ仕様が違いますが、

根本的には同じものです。

 片面基板という事もあってパターンの取り回しに若干無理がある所があるのですが、

これが良いのか悪いのか判断付きません。

それならばと、ファインメットビーズを付けてみることにしました。

元からジャンパー線(単に抵抗の足の余った物)がついているので、そこに取り付けてみることに

しました。

 細い耐熱線に通して、付けてみました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・変化が感じられないのは何故でしょうか。

 

ということで、3日たっても同じなので我慢ならず、今度は0.65mm径のエナメル線を1ターン巻いて

みる事にしました。

これなら、何か違いが出るはずです。

 

違いが出ました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんと発振しました。あれれ?

ということは元のパターン配置が悪すぎたという事なのでしょうか。

 ケース内に基板を垂直に立てた状態で、基板裏側、パターン面に手を近づけると

微妙な音がします。

これでは、「次なるヘッドホンアンプ 146」のバスブーストを無理やり組み込んだ0dbHyCAAと

似た事になってしまいます。

 ふと、基板表に手を近づけると音が止まる点があります。

なんと、追加したエナメル線に触ると、逆に音が止まるとは。この程度の配線に触って

変化があるようでは、何か別の問題が潜んでいそうです。

 

 ということで、逆効果になり、パターンの取り回しに問題があるという重大な欠陥が分かったので

これはこれで別の解決方法を見出せば良いという、実験となってしまいましたが、肝心の

ファインメットビーズがどうも気になってなりません。

 

 手近にあった磁石を近づけると、ほとんどくっつきません。はて? 

購入当初は、磁石を間近まで近づけるとスっという感じでビーズが動いたと思っていたのですが、

いまやくっつけても引っ付くこともなく、持ち上げることもできません。

 これってどういうことでしょうか。という前に、これは本物なのでしょうか?

 

最初から疑っている部分はありました。

市場に物がないというのに、何故か個人で通販している人が若干いまして

その一人から購入しましたが、傷だらけというか、角が引っ込んでいる部分があるなど

非常に見栄えの悪いものでした。

 ネットなどをみると、磁石にくっつくというので試したのが上の状況でしたが、

いまや全く磁性を帯びない様子です。

 

とどのつまり「偽物」を掴まされていた、という事でしょうね。やはり。

これでは効果があるはずがありませんし、体感もできるわけがありません。

 

やれやれ、というお粗末な結果となりました。

コメント
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