さて困った事になっています。
ファインメットビーズを電源、それも、ショットキーダイオードのホット側に使用してみたのですが
思ったほどの効果を得られることができませんでした。
それならばと外してみる事にしましたが、なんと違いが分かりません。
耳がそろそろまずい事になってきたのかもしれません。
ということで、別の利用方法を試す事にしました。
HPA-12の基板は、実は自作基板が2種類あります。少しずつ仕様が違いますが、
根本的には同じものです。
片面基板という事もあってパターンの取り回しに若干無理がある所があるのですが、
これが良いのか悪いのか判断付きません。
それならばと、ファインメットビーズを付けてみることにしました。
元からジャンパー線(単に抵抗の足の余った物)がついているので、そこに取り付けてみることに
しました。
細い耐熱線に通して、付けてみました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・変化が感じられないのは何故でしょうか。
ということで、3日たっても同じなので我慢ならず、今度は0.65mm径のエナメル線を1ターン巻いて
みる事にしました。
これなら、何か違いが出るはずです。
違いが出ました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんと発振しました。あれれ?
ということは元のパターン配置が悪すぎたという事なのでしょうか。
ケース内に基板を垂直に立てた状態で、基板裏側、パターン面に手を近づけると
微妙な音がします。
これでは、「次なるヘッドホンアンプ 146」のバスブーストを無理やり組み込んだ0dbHyCAAと
似た事になってしまいます。
ふと、基板表に手を近づけると音が止まる点があります。
なんと、追加したエナメル線に触ると、逆に音が止まるとは。この程度の配線に触って
変化があるようでは、何か別の問題が潜んでいそうです。
ということで、逆効果になり、パターンの取り回しに問題があるという重大な欠陥が分かったので
これはこれで別の解決方法を見出せば良いという、実験となってしまいましたが、肝心の
ファインメットビーズがどうも気になってなりません。
手近にあった磁石を近づけると、ほとんどくっつきません。はて?
購入当初は、磁石を間近まで近づけるとスっという感じでビーズが動いたと思っていたのですが、
いまやくっつけても引っ付くこともなく、持ち上げることもできません。
これってどういうことでしょうか。という前に、これは本物なのでしょうか?
最初から疑っている部分はありました。
市場に物がないというのに、何故か個人で通販している人が若干いまして
その一人から購入しましたが、傷だらけというか、角が引っ込んでいる部分があるなど
非常に見栄えの悪いものでした。
ネットなどをみると、磁石にくっつくというので試したのが上の状況でしたが、
いまや全く磁性を帯びない様子です。
とどのつまり「偽物」を掴まされていた、という事でしょうね。やはり。
これでは効果があるはずがありませんし、体感もできるわけがありません。
やれやれ、というお粗末な結果となりました。