そういえば手持ちにDCコンバータがあったなという事で、探しだしました。
これなら小型なので、アルトイズ缶に入れるオペアンプ仕様のヘッドホンアンプにも簡単に利用できると思ったものの
やはり実験が必要なので、いつもの試作基板の上に付けてみました。
しかし・・・・何でしょう。このノイズは。
これまた聞いた事もないような音がアンプからしています。入力6Vで±12Vにして、入力側の電解コンデンサが足りないと
思ったもののそうでもありませんでした。
今までいくつか昇圧回路でのノイズに苦労したので、多少のノウハウがあるためいくつかテストしてみました。
といってもスペクトラムアナライザなど持っていないので、レトロ?な方法で確認してみました。
自作のオシレータからアンプに音声を入力して、出力側には液晶オシロ、イヤホンなどを繋ぎ音を聞きつつ確認してみました。
ほとんど無線のキャリブレーションよろしく、音にビブラートなりが掛かりだす所で元の周波数を確認すると、6KHzと13KHzあたりに
音のピークがあるようでした。
これはやっかいです。可聴範囲、それも下の方になると音に関係するので、下手な工作が出来ません。
百均の百円ではない商品、車のシガーライターから携帯を充電する基板から外した、容量も性能も怪しい220μHのコイルを
±12V側につけたり、はたまた、3端子レギュレータをわざと付けてせっかく12Vなのを8Vに落としたりしてみました。
3端子レギュレータは流石に効果あるようで、ほとんどノイズが聞き取れないレベルとなりましたが、これを実装するとなると
サイズの問題もあって無理なようでした。(据え置き型なら問題ないですが、そもそも昇圧させる必要がありません)
以外な所では部品の付け間違いから、コモン端子、つまり±12V出力のGND端子に上の適当なコイルをつけると、相当緩和されましたが、
今度は音がさっぱり。高域が全く伸びないという面白い現象も見受けられました。
解決するには、まだまだ時間がかかりそうなものでした。