オペアンプを使用したヘッドホンアンプは様々な物がありますが、
海外では、一線を画した、とか評される物らしく、どういった音がするのか
以前から興味がありましたが、基板をeBayで購入しても、対応するコネクタが
廃品種で入手に非常に問題があるなどという点もあって、二の足を踏んでいました。
そして、ふと(いつもの?)「出来心で」 自力で作ろう、という事にしました。
なにせオリジナルの基板はホールの直径から位置まで指定されているという厳しさで製作されているものらしく
素人に毛の生えた(いや、抜けた???)程度のレベルのが作って、はたして鳴るのかさえも
判断つかない状況ながら、試作も何もなく、いきなり、自作基板のアートワークを作って
両面基板化してしまいました。
当然ながら、オリジナルは充電電池パック2個、オペアンプを使った電源ON/OFF機能付き±電源、
アンプ部分は指定オペアンプ、という事ですが、そこはそれ、手持ちと国内で簡単に入手できる部品で
作るのはいつもの事ですから、できたものは、いつもの?物ができてしまいました。
著作権の関係上、回路図はここです。
発振しないのかな、最初はこれが気にかかっていました。
そのため、ベタグランドで、いつもは気にする、ぐるっと一周取り囲み、いくつものポイントで表と裏パターンを繋ぎ、
入力端子の周りまでグランドパターンで囲むといった、ある意味、自分としては過度なパターンでしたが、
出てきた音は「ホワイトノイズも、他のノイズも無い素直な音」が聞こえました。
とりあえず手持ちのオペアンプで聞いた後、指定されたオペアンプに差し替えてみました。
なるほど、さらにいい音がしている。これが感想です。
ここまでですと、毎度の事ですが、今回は余計な事をしてしまいました。
とある掲示板で、好き勝手に自作基板化した(部品を付ける前)事をうっかり書いてしまった結果、賛否両論、うだうだぐだうだと
世界中それぞれの分野で、神と称される方がされた事に、そこらの馬の骨が好き勝手にしようものなら、こういう事になるのか
という、どこでも見られるような光景となってしまったので、静観するしかなかったのですが、久々にみると
天の声が書き込まれていて、それ以降、好意的な意見が支配されるようになったのも、意外といえば意外、
そしてどなたか存じませんが有難い評価までいただきました。
私にとっては難解な英語の中で「えくすぺりえんす」という単語だけが非常に気になりましたが、
違約?すると「すんばらしい」と(若干揶揄気味だと思うのですが)、何か新しい体験を得ようとする者に
頭ごなしに非難中傷したところで何も解決しない、自力で試して(作って?)聞いてみる事に意義があるのだ、
といったような事と理解できました。
ということで、好き勝手に作ったということで、このヘッドホンアンプは
「すんばらしい」(方言でしょうか???)
と呼ばせていただくことに、これまた好き勝手にしました。
まぁ、ぺるけ式、たかじん式など、無音状態では全くノイズが聞こえず、そして、定位がしっかりして、
かつ、広がる空間(音感?)をいくつも体験させてきていただいた身としましては、この「すんばらしい」ヘッドホンアンプも
1台残しておいて良いアンプのひとつになるという事を報告させていただきます。